イスラエルの地上部隊侵攻
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「ガザ侵攻 (2014年)」の記事における「イスラエルの地上部隊侵攻」の解説
7月17日(日本時間7月18日)、イスラエルのネタニヤフ首相は地上部隊侵攻を命令した。侵攻は武装勢力の「テロ目的のトンネル」破壊が目的と発表した。また記者会見で、「地上戦を大幅に拡大する可能性に備えるよう指示した」と述べた。同日、イスラエルは地上部隊侵攻を開始した。 7月18日までの一両日間にパレスチナ側は軍民あわせて34人、イスラエル側は兵士1人が死亡した。またイスラエル国防軍は、ハマースがイスラエルに侵入するために掘った地下トンネルを多数発見したと発表した。 ハマースのムシル・アリ・ムスリ報道官は地元メディアに「イスラエルは高い代償を払うことになるだろう。1メートルも進攻を許さない」と徹底抗戦の姿勢を示した。一方、カイロ訪問中のアッバース自治政府大統領は「さらなる流血をもたらし、過剰な攻撃を食い止める努力を難しくする」と話し、被害拡大に大きな懸念を示した。 7月19日、地上侵攻以来のパレスチナ側死者数は90人を超えた。ガザ侵攻開始後の死者は約330人、負傷者は約2400人以上。 7月20日、地上侵攻以来のパレスチナ側死者は180人を超えた。また、イスラエル国防軍は20日の戦闘で13人が戦死した。 同日、ハマースはイスラエル兵1人を拘束したと主張した。イスラエルのプロソール国連大使は「真実ではない」と反論した。 7月21日、ガザ侵攻開始後のパレスチナ側死者は約540人、負傷者は約3200人以上。大半は子供を含む非戦闘員であるという。また、ガザ政府当局者によると、病院を戦車で砲撃され4人、あるいは5人が殺害された。イスラエル側の死者は24人(民間人2人)。 7月22日、潘国連事務総長、ケリー米国務長官が相次いで中東入りした。潘はイスラエルのネタニヤフ首相と、ケリーはエジプトのシーシー大統領らと会談した。ケリーはエジプトの停戦案に改めて支持を表明し、ハマースに受諾を促した。 7月23日、イスラエル国防軍はガザ地区唯一の発電所であるヌーサイラート市にある火力発電所を攻撃した。 同日、国連人権理事会でアラブ諸国によりイスラエル非難決議案が提出された。決議は賛成29、反対1、棄権17の賛成多数で可決された。反対はアメリカのみで、日本は棄権した。また、パレスチナ解放機構(PLO)はハマースの停戦案に支持を表明した。 7月24日、ガザ侵攻開始後のパレスチナ側死者は710人を超えた。同日、ガザ住民の避難所となっている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校が戦車砲撃を受け、子供を含む16人が殺害された。イスラエル側死者は35人で、兵士32人、市民2人、タイ人労働者1人。 同日夜、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人ら約1万人が、パレスチナ自治区・ラマッラからエルサレムに向けてデモ行進した。カランディア検問所付近でデモ隊とイスラエル治安部隊が衝突し、治安部隊によってパレスチナ人2人が殺害された。 7月25日、イスラエルはケリー米国務長官の提示した1週間の停戦案を拒否した。イスラエルが侵攻の理由としている武装勢力側の地下トンネルに触れず、ハマースが要求するガザ地区封鎖緩和に配慮した内容なのに反発したからとされる。ケリー案は内々の提示だったが、イスラエル側が一方的にメディアに暴露した。イスラエル紙『ハアレツ』はケリー米国務長官の停戦案の内容をスクープし、強く非難する論説を載せた。 同日、ヨルダン川西岸地区でもパレスチナ人4人が殺害された。ナブルス郊外ではユダヤ人入植者によってパレスチナ人が殺害され、さらに抗議者がイスラエル国防軍に殺害された。また、医療関係者によると、ヘブロンの北方にあるイスラエル軍検問所でも2人が殺害された。 7月26日、ガザ侵攻開始後のパレスチナ側死者は1000人以上、負傷者は6000人以上に達した。また、午前8時より両者は12時間の停戦に入り、イスラエル政府は国連の要請に応じる形でさらに4時間延長した。人道目的の一時停戦で、この間に多くの遺体が発見された。ハマースは停戦延長を拒否した。 また、ヨルダン川西岸地区で、引き続きパレスチナ人デモ隊とイスラエル治安部隊の衝突があった。パレスチナ人は前日とあわせ8人が殺害された。 7月27日午前、ガザ地区からのロケット弾攻撃を受け、イスラエル国防軍はガザ地区への攻撃を再開した。 ケリー米国務長官の停戦案について、イスラエルのリブニ法相は「地域の過激派を強化させる」とケリーに主張し、パレスチナ自治政府(主流派ファタハ)政府関係者も「エジプトの仲介を破棄した」とケリーを非難した。米国のコラムニスト、チャールズ・クラウトハマーは「ケリー氏はハマスの戦争犯罪を正当化したことになる」と主張し、強く非難した 7月28日、ガザ市の難民キャンプで爆発があり、子供8人を含む10人が殺害された。ガザの病院当局者はイスラエル軍による空襲と述べたが、フランス公共ラジオは、イスラエル国防軍見解として、ハマースのロケット弾が誤ってキャンプと病院を直撃したと伝えた。イスラエル国防軍のラーナー報道官は、「パレスチナ武装団体のロケット砲弾が飛んで行ったもの」と主張した。また、イスラエルの病院当局者によると、ガザから発射された迫撃砲弾により4人が殺害された。イスラエル南部スデロットの広報担当、ノーム・ベデインは、ガザ地区武装勢力の攻撃を「避難サイレンが鳴ると15秒以内にシェルターに駆け込まないといけない。毎晩、片目を開けて寝ているような状態です」と非難した。同市住民の約半数はイスラエル北部に避難している。 イスラエルのネタニヤフ首相は、国民向けのテレビ演説で作戦は「(ハマースの)地下トンネルを破壊するまで終わらない」と述べ、停戦調停でも譲歩しないことを表明した。その上で国民には「軍事作戦の長期化」に対する覚悟を求めた。ネタニヤフ首相、ヤアロン国防相はトンネル破壊完了をもって作戦終了を主張したが、リーベルマン外相などは地上戦の拡大・継続を主張しているという。またネタニヤフ首相は、根本的解決にはガザの「非武装化」が必要と主張した。 ハマースのマシャアル政治局長は、カタールでアメリカ・PBSのインタビューに応じ、この日放映された。マシャアルは「私はキリスト教徒、アラビア人、非アラビア人、ユダヤ人と共存する準備はできている。しかし、私は占領者とは共存できない」と述べた。その上で、イスラエルによるガザ地区封鎖の解除と、ガザ地区およびヨルダン川西岸地区からの完全撤退が必要と主張した。また、「ハマースは力で西岸とガザ地区からイスラエル人を追放できると確信している」と述べた。 同日、国連安保理は即時かつ無条件の人道停戦を呼び掛ける議長声明を発表した。 国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、イスラエル国防軍はガザ地区のイスラエル国境側3kmを「緩衝地帯」に宣言して退避勧告している。「緩衝地帯」残留者は攻撃されるリスクがあると主張している。「緩衝地帯」の面積はガザ地区の44%を占める。 7月29日、イスラエル国防軍はガザ地区を激しく攻撃し、この日だけでパレスチナ側の死者は100人を超えた。ガザ侵攻からの累計で死者1300人超、負傷者7000人以上になった。イスラエル側の死者は、侵攻からの累計で56人。 イスラエル国防軍は、ガザ地区唯一の火力発電所を完全に破壊し、ハマース幹部であるハニーヤの自宅、ガザ政府財務省、ハマース放送局のアルアクサTVとアルアクサ・ラジオ本部など、70箇所以上を空襲した。また国連パレスチナ難民救済事業機関が避難所として開放している学校が攻撃され、少なくとも19人が殺害された。 UNICEFによると、同日現在で国連パレスチナ難民救済事業機関の学校に避難している人は、20万337名(85カ所)にのぼる。イスラエル国防軍の攻撃により、「ガザ地区の水と衛生施設に壊滅的な影響。ガザ地区の全住民が電力、水と衛生サービスがほぼ使えない」。7月27日に上下水道復旧の技術者1名がイスラエル国防軍の攻撃で殺害、1名が負傷したことについて、復旧への妨害であるとして非難した。また、多くの井戸はイスラエル側が設けた「3kmに及ぶ立ち入り禁止地区内にあり、事前の調整なしにアクセスができない状況」であると指摘している。 イスラエル首相府のレゲブ報道官は、NHKのインタビューに応え「ハマスは受け入れにあたってあまりにも多くの前提条件を出してきており、これでは合意は不可能だ」と主張した。また、ハマースの要求する経済制裁の解除について、「ガザからの攻撃がなければもちろん解除できる」と述べ、実現のためにはガザ地区の非武装化が必要だという考えを示した。 7月30日、共同通信によると、イスラエル高官の発言として、ガザからイスラエルにつながる地下トンネルを全て破壊するまで「あと数日だ」と報じた。またガザ政府保健省によると、避難所になっている国連運営のアブ・フセイン学校がイスラエル国防軍の攻撃に遭い、20人が殺害された。 国境なき医師団(MSF)は、7月28日のガザ地区シファ病院へのイスラエル国防軍の攻撃に「強く非難する」声明を出した。また、「約2000人が身を寄せる病院へ爆撃があったことは、ガザ地区の民間人には安全な場所はなく、緊急援助の提供も難しいという現実を示している」と指摘した。また、ガザ地区には15の保健医療施設があるが、業務を継続しているのは4ヵ所だけだという。 7月31日、ガザ侵攻以来のパレスチナ側死者は1430人を超え、負傷者は8000人に達した。この時点で、イスラエルとハマースなどの紛争としては、過去最大だった2008年 - 2009年のガザ侵攻での死者数(1419人)を上回った。 イスラエルのネタニヤフ首相は、「イスラエル軍が重要任務を完了できないような提案には同意しない」と停戦拒否を表明した。また、トンネルの破壊はガザの非武装化の第一歩だとして、「停戦しようがしまいが、任務を完了する」と主張した。イスラエル国防軍は、追加で1万6千人の予備役を召集することを決めた。 同日、ケリー米国務長官と国連の潘基文事務総長によると、イスラエルとハマースは72時間の「人道的停戦」で合意した。8月1日午前8時より発効する。イスラエル国防軍はガザ地区駐留を続ける見込み。またケリーによると、エジプトの外相がカイロで「真剣な」交渉を実施するため当事者を招き、米国側からも協議に代表団を派遣する計画であるという。 8月1日、72時間の停戦が発効した。 しかし午前10時頃にガザ南部ラファ近郊でイスラエル軍と武装勢力の戦闘があり、武装勢力側5人が戦死した。また、ガザ地区の病院関係者によると、この攻撃で約40人が殺害された。停戦は約2時間で崩壊し、ガザ侵攻以来のパレスチナ側死者は1600人に達した。また、イスラエル国防軍は兵士2人が戦死、1人が誘拐された可能性があると発表した。 イスラエルとハマースは、互いに相手の違約を主張して非難しあった。アメリカは「(ハマースの)野蛮な攻撃」、潘国連事務総長は「ハマスの停戦違反を最も強い言葉で非難する」と声明を出し、いずれもイスラエルの主張を支持し、ハマースを強く非難した。 8月2日、イスラエル国防軍は地下トンネルの破壊がほぼ完了したとして、ガザ地区住民に帰還を呼びかけた。一方で行方不明とされる兵士捜索を本格化させた。 イスラエル主要メディアは、政府高官の話として、イスラエル政府は停戦交渉の代表団をカイロに派遣しないと一斉に報じた。 8月3日、ロイター通信によると、国連パレスチナ難民救済事業機関が運営する学校付近が攻撃を受け、少なくとも10人が殺害された。土井敏邦によると、無人戦闘機による砲撃で、子供8人、国連パレスチナ難民救済事業機関スタッフ2人が殺害された。潘国連事務総長はこの攻撃を「犯罪行為だ」と強く非難し、国際人道法に違反した者が責任を負う必要があると述べた。 イスラエルメディアによると、イスラエル国防軍は地上部隊の大部分をガザとイスラエルの境界付近まで撤退させた。地上作戦の主要目的だった地下トンネルの破壊がほぼ完了したためという。一方で、ロイター通信によるとイスラエル国防軍報道官は撤退を否定している。 同日、イスラエル国防軍報道官は、8月1日に誘拐された、あるいは行方不明としていた兵士はガザの戦闘で死亡していたと発表した。 8月4日、イスラエル国防軍は、午前10時より7時間の人道目的の停戦に入ったと発表した。これはイスラエルの一方的な停戦である。しかし南部ラファ地域は除くとした。その数分後、ガザ市のパレスチナ難民キャンプを空襲し、子供1人を殺害、30人あまりを負傷させた。イスラエル国防軍は、この空襲について「調査中」とした。ハマースのアブズフリ報道官は同日、「(休戦は)虐殺から注目をそらさせるためだ」として、無視する考えを示した。 その後、エジプトの仲介で、イスラエルとハマースは、改めて5日午前8時より72時間の停戦に入ることで合意した。 同日、携帯電話(スマートフォン)向けに、イスラエル国防軍によるガザ空襲をゲーム化したアプリに抗議が殺到し、Google Playから削除された。Google Playには、他にもガザ侵攻を題材にしたアプリが複数公開されているという。 8月5日、8時から72時間の停戦が発効した。ハマース幹部のハニーヤは「敵はガザから撤退を余儀なくされた」との声明を発表。イスラエルのネタニヤフ首相も「ハマスに打撃を与えた」と述べ、双方が「勝利宣言」をした。イスラエル国防軍報道官は、地上部隊を全て撤退させ、ハマースの地下トンネルを全て破壊したと述べた。 ハマースらはガザ地区への経済制裁の解除を要求しているが、イスラエルはガザ地区側の武装解除を要求しており、かえって要求を強めている。イスラエルはハマースとの直接交渉に応じていないため、エジプトの仲介で間接的に交渉が行われている(パレスチナ側はファタハ、ハマース、イスラーム聖戦などの統一代表団)。パレスチナ側はガザの封鎖解除、ガザ空港と港の再開など従前通り10項目を要求しているが、エジプト政府系紙アハラム(電子版)によると、イスラエルは、空港と港の再開など3項目を拒否したという。 国連人道問題調整事務所は声明で、「ガザ地区での紛争は過去最悪に拡大している」「7月29日の(イスラエルによる)発電所破壊以来、停電は1日最長22時間に達している。これは水と衛生、健康に壊滅的影響を与えている」「イスラエルの地上作戦開始後、民間人の犠牲者、とりわけ女性と子供が深刻な事態に陥っている」などとガザ地区の危機を指摘した。 8月6日、ガザ侵攻以来のパレスチナ側死者は1875人、負傷者は9567人に達した。また、イスラエル軍は召集していた予備役約8万人のうち、約3万人の任務を解除した。 8月7日、ハマースはガザ境界封鎖解除などの条件が認められない場合、攻撃を再開すると宣言した。またカイロで交渉中のパレスチナ交渉団関係者は、交渉は難航しており「停戦延長は拒否されそうだ」と見通しを示した。イスラエルはガザ地区の武装勢力側の武装解除を強硬に要求している。また、イスラエルのシュタイニッツ情報相は、「真剣な」話し合いが行われているとしながらも、ハマースがロケット弾などでの攻撃を再開すれば、イスラエル側も作戦を再開すると付け加えた。同情報相は「今回はわれわれはガザ全体の占領を検討せざるを得なくなるだろう」と述べた。 8月8日、停戦の期限が来たが、交渉はまとまらなかった。イスラエル国防軍によると、期限切れ3時間前にガザ地区から2発のロケット弾攻撃があり、同日中に少なくとも57発の攻撃があった。一方、ハマースの報道官はエジプトで交渉を続けると発表した。また、ハマースはロケット弾発射を否定した。イスラエルも攻撃を再開し、ネタニヤフ首相は「強力な反撃」を軍に指示した。。ガザへの攻撃は50ヵ所に上ったという。 この日の攻撃で、パレスチナ側の死者は5人。また、ヨルダン川西岸地区のイスラエル占領地でも、イスラエル治安部隊とパレスチナ人のデモ隊とが衝突し、パレスチナ人1人が殺害された。[要出典] 8月11日、0時1分より再び72時間の停戦に入った。[要出典] 8月13日、イスラエルとハマースなどパレスチナ側は、停戦の5日間延長に合意した。しかし同日夜、パレスチナ武装勢力側のロケット弾と、イスラエル国防軍による空襲の応酬があった。 8月18日、イスラエルとハマースなどパレスチナ側は、停戦の24時間延長に同意した。 8月19日、イスラエル国防軍のラーナー報道官によると、ガザ地区からロケット弾攻撃があったと発表した。ネタニヤフ首相は報復を指示し、また空襲が再開された。さらに、ネタニヤフ首相はエジプトから交渉団の引き上げを指示した。この日のイスラエル国防軍による攻撃で、子供を含む2人が殺害された。カッサーム旅団トップのムハンマド・ディーフの自宅を攻撃し、妻子が殺害されたという。一方、パレスチナの武装勢力側は、テルアビブ方面などをロケット弾で攻撃した。 8月20日、パレスチナの交渉団長は、協議は失敗したと述べた。 8月21日、イスラエル国防軍は、ハマース軍事部門のカッサーム旅団幹部3人を殺害したと発表した。 8月22日、イスラエル側で初めて子供1人が殺害された。 ハマースは、イスラエル内通の被疑で18人を処刑した。 8月23日、パレスチナ自治政府のアッバース大統領はエジプトのシーシー大統領と会談し、イスラエルとハマースの双方を再びエジプトに招き、交渉を後押しする方針を確認した。アッバースは記者会見で、「(ハマースとイスラエルは)速やかに停戦交渉を再開するべきだ」と述べた。 8月24日、この日の攻撃で、パレスチナ側は少なくとも16人(子供3人とその母含む)が殺害された。イスラエル国防軍は、標的はハマースの金融取引を統括していた人物で、「命中を確認した」と発表した。ガザ地区では、19日に停戦が破られて以来の死者は92人に達し、侵攻開始からの死者は2100人を超えた。この日、イスラエル側は民間人4人が負傷した。 8月26日、イスラエルとハマース他パレスチナ側は、無期限停戦で合意した。また、エジプト外務省は、イスラエルがガザへの人道支援物資や復興資材の搬入を認めたと声明を出した。 合意の主な内容は、 双方の攻撃停止 人道支援のためのイスラエル・ガザ境界の開放(従来のケレム・シャロームとエレツの2検問所に加え、3ヵ所での出入りを認める) ガザの漁業領域を海岸から6カイリ(約11キロ)まで復活する、など。 他の問題については、1カ月以内にイスラエルとパレスチナの交渉団が改めて間接交渉を始めるという。また、イスラエルは暗殺の停止にも合意したという。
※この「イスラエルの地上部隊侵攻」の解説は、「ガザ侵攻 (2014年)」の解説の一部です。
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