アメリカ合衆国政府と関係者
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「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「アメリカ合衆国政府と関係者」の解説
グラハム大統領 (president Graham) 声:日本語吹き替え:井上和彦 アシュリー・グラハムの父親で、2004年当時の大統領。『4』で娘のアシュリーをレオン・S・ケネディに救助されて以降は彼に絶大な信頼を置くようになる。『ID』にも登場する。 ロン・デイビス (Ron Davis) 年齢:56歳(2005年当時) 声:マイケル・ソリッチ、日本語吹き替え:広瀬正志 『DG』に登場する、ハーバードヴィル出身の上院議員。ラクーンシティの「滅菌作戦」の実行に関わった人間の一人。ウィルファーマ社の株主で、同社の研究所を地元ハーバードヴィルに誘致した。空港を訪れた際にバイオテロに巻き込まれ、クレアらと共に空港の一室に立てこもることになった。 傲慢かつ自己中心的な性格で、空港から脱出する際に他の生存者たちを置き去りにし、自分だけ先に助かろうとした。また、その際に(意図的にではないが)ラーニーをゾンビの群れの前に突き落とし、彼女を危険に晒した。その上で脱出後に「子供はすぐ泣くから嫌いだ」などと言い放ったため、クレアから強烈な平手打ちを浴びせられている。 「繁栄は犠牲の上に成立する」との考えの持ち主で、ラクーンシティの一件やインドでのウィルファーマ社の臨床実験も「必要悪」とみなしている。その臨床実験の死亡事故に対する抗議デモの矛先をかわすため、全米医薬品会議の開催のために尽力している。 物語終盤には議員を辞職するが、自室とうかがえる部屋で何者かに暗殺される。また、自身のパソコンに入っていたウィルファーマ社関連の全データを削除されたような描写がある。 イングリッド・ハニガン (Ingrid Hannigan) 年齢:24歳(2004年当時)→25歳(2005年当時)→31歳(2011年当時)→33歳(2013年当時) 声:Salli Saffioti、杉本ゆう(『6』『DG』『DM』日本語吹き替え) ゲームの『4』と『6』、CG映画の『DG』と『DM』に登場した、合衆国政府機関に所属する眼鏡を掛けた黒人系の女性。 『4』では、レオン・S・ケネディのサポート役を務めており、通信にてレオンに色々なアドバイスをするが、中盤で回線がオズムンド・サドラーにジャックされてしまったことで一時は音信不通となる。エンディング後は無線会話で回線が復旧し、眼鏡を外した状態で再登場した。また、レオンの状況を弁えない強引なサポートや質問が目立っているなど、やや、至らない一面がある。 『6』にて再びゲームに登場し、合衆国エージェントのサポート機関「FOS」(Field Operations Support)に所属しており、2011年では新たに設立された組織「DSO」(Division of Security Operations)のエージェントとしてバイオテロの発生した現地へ出向中のレオンのサポートを務め、レオンの「大統領を射殺した」という一言を聞いて驚きながらも「何があったの?」と冷静にレオンの話に聞く耳を持ったり、レオンが大統領補佐官のディレック・C・シモンズに大統領殺害とバイオテロの容疑をかけられた際もそれを決して鵜呑みにせずにサポートし続けるなど、彼の行動と考えに全幅の信頼を寄せるほどの間柄になっている。また、それだけに止まらず、経験を積んだためか『4』の頃とは違い、大統領を射殺したことに絡んだ理由でレオンから、自らと相棒のヘレナ・ハーパーを死亡したように偽装工作を依頼された際には即座に手を貸したり、二人の乗る飛行機が墜落の危機に晒された時には操作方法を教えたり、行き先やその場所の状況などの的確な説明や案内を行ったりするなど、大きく成長を遂げた様子を見せている。 『DG』や『DM』にも登場し、通信を介してレオンのサポートを務める。 マイク (Mike) 『4』に登場するレオン・S・ケネディの応援としてアメリカ合衆国から派遣されたヘリコプターのパイロット。搭乗するUH-1ヘリにはバルカン砲やミサイルが搭載されており、敵の至近距離に接近しても気付かれないように操縦することが可能なほどの腕前を持っている。レオンをサポートしながらガナードたちを全滅させるという活躍を見せるが、一瞬で油断した際に敵が放ったロケットランチャーによって撃墜され死亡する。 アンジェラ・ミラー (Angela Miller) 年齢:29歳(2005年当時) 声:ローラ・ベイリー、日本語吹き替え:安藤麻吹 『DG』に登場。ハーバードヴィルでSRTの隊員を務める女性で、カーティス・ミラーの妹。出身地であるハーバードヴィルの治安を守る仕事には誇りを持っている。ハーバードヴィル空港で起きたバイオテロ事件を受けて出動し、レオン・S・ケネディへの協力を命じられる。その後は初めて目にするt-ウィルスの脅威や同僚のグレッグの死を乗り越え、空港から生存者たちを救出する。その直後にカーティスが今回のテロの犯人として浮上し、彼の無実を信じてレオンと共にカーティスの自宅を訪れる。その後、ウィルファーマ社の研究所でカーティスと再会するが、彼は自身にG-ウィルスを投与した後であったため、すぐにクリーチャー「G-カーティス」と化す。カーティスとの交戦中に一度は死を覚悟するが、レオンに救助されて生還し、テロの黒幕であるフレデリック・ダウニングを逮捕する。 『DM』では、直接登場していないが、特典映像のギャグシーンでレオンのネタとして触れられている。 仕事上は着飾らないこともあり、分かりにくいが、本来はブロンドのロングヘアーと抜群のスタイルを持つ美女であり、ラストで容姿を確認できる。 グレッグ・グレン (Greg Glenn) 年齢:28歳(2005年当時) 声:スティーヴン・ブルーム、日本語吹き替え:竹田雅則 『DG』に登場するアンジェラ・ミラーと同じくSRTの隊員。最初は突然現れて自分に指示を出すことになったレオン・S・ケネディを毛嫌いし、彼の「ゾンビの頭を撃て」という忠告を全く聞かずにアサルトライフルを乱射していたが、弾切れの隙に襲われたところをレオンに助けられて反省する。その後は生存者を救助しながら空港からの脱出を目指す途中でゾンビに噛まれてt-ウィルスに感染。ワクチンの投与が叶わない状況から自身の運命を悟り、他の生存者らを先に行かせて自分はその場に残って皆の脱出の時間を稼ぐ。その後、脱出寸前のアンジェラにゾンビ化した姿を目撃された後は突入した海兵隊によって射殺された。 ジャック・ハミルトン (Jack Hamilton) 『2』のファイルに名前のみ登場するアメリカ合衆国連邦警察局内務調査室の課長。クリス・レッドフィールドからG-ウィルスについてやブライアン・アイアンズの過去についての調査依頼を受けてG-ウィルスについては確証を得られなかったが、ブライアンについてはアンブレラとの癒着の可能性や二度の婦女暴行などの経歴を突き止めることに成功する。その後、調査結果をファックスでS.T.A.R.S.オフィスへ送信する(また、その内容はレオン・S・ケネディやクレア・レッドフィールドが受け取ることになる)。 ハンナ (Hannah) 『DC』の音声ファイルに声のみ登場する女性オペレーター。「オペレーション・ハヴィエ」でクラウザーがレオン・S・ケネディと合流するまでのサポート役を務める。 案山子 (Scarecrow) 『DM』に登場するCIAが送り込んだ諜報員で、今作の潜入作戦『プロジェクト・オズ』でレオンが合流する予定だった。暗号名は『オズの魔法使い』の「案山子」に因む。 合流時にはすでに重症を負っており、言葉を発することさえも困難な状態だったが、それでもレオンに「養蜂家(ビーキーパー)」というメッセージを伝えた直後に、突然襲撃してきたリッカーに首をはねられて死亡する。また、彼が生前アメリカにもたらした情報が序盤のアメリカの撤退並びに終盤のアメリカとロシアの侵攻のきっかけとなった。 アダム・ベンフォード (Adam Benford) 声:佐々木勝彦(日本語吹き替え) 『6』の2013年時点でのアメリカ合衆国大統領。軍人から政治の道を志しており、「正義感で国は動かない」という政治の現実も理解している。ラクーン事件後は生き残りであるレオン・S・ケネディを合衆国エージェントに引き入れる。その後、アメリカ合衆国の国益に反するという反対意見を押し切って「B.O.W.は全世界の脅威であり、その一因は我々にある。情報を公開し、世界の国々と共にこれを根絶する」という自らの信念に従い、トールオークスにてラクーン事件の真相についての講演を行うことを画策するが、その当日に会場の大学にて発生した大規模なバイオテロでゾンビと化してしまい、最後はUSSSに出向していたヘレナ・ハーパーへ襲いかかろうとしたため、レオンに射殺される。 ディレック・C・シモンズ (Derek C.Simmons) 年齢:46歳(2013年当時) 声:菅生隆之(日本語吹き替え) 『6』に登場する大統領補佐官で、2013年当時の大統領だったアダム・ベンフォードとは30年来の盟友の関係であり、シェリー・バーキンの後見人かつ上司だが、実は世界の裏側で暗躍して国や歴史を操作し続けている巨大組織(ファミリー)の長で、今作の事件の黒幕である。残忍な性格で、どんな時でも手段を選ばない。また、完璧主義で、「自身が気に入った者は自身に従うべき」という歪んだ考えを持っている。自分と同じ天才性を持つエイダ・ウォンを「自分と唯一肩を並べる存在」として執着していたが、ラクーンシティの「滅菌作戦」の実行に自身が関わっていたことを知ったエイダには危険視をされ、去られてしまう。その後はエイダを「作り出す」という常軌を逸した決意に至り、自らの腹心として自身に心酔するカーラ・ラダメスを騙すことで実験に参加させてC-ウィルスと調教により心身共に「エイダ」として生まれ変わらせる(しかし、その「エイダ」にはカーラの意思が僅かに残ってしまう)。その後、ファミリーが作り上げた「変化のない安定した世界」を維持した上でラクーン事件の真相の公表による「変化」を防ぐためにバイオテロを画策し、その過程でヘレナ・ハーパーの妹であるデボラ・ハーパーを拉致することでヘレナに協力させたバイオテロを起こしてアダムを殺害する。事件後は間接的にデボラを死に追いやったうえに自らが起こしたバイオテロやアダム殺害の罪をレオン・S・ケネディとヘレナに着せようと目論むが、後にカーラに復讐として強化型C-ウィルスを注入されて全身がひび割れ、焼け爛れたような容姿に変化してしまい、苦しみながら変異し続けた。結果としてその「変化し続ける」醜悪な姿を目の当たりにしたファミリーから見放されてしまい、その怒りをレオンたちにぶつける形で恐竜や大型肉食獣を模した様々な姿に変異しながら、執拗に幾度も戦うこととなる。その後はレオンやヘレナ、エイダ本人と合計4回にわたる戦闘の末にレオンとヘレナに敗れてタワーの屋上から転落。下階にあるオベリスクに串刺しとなり、自身の血を以て世界を大きく変化させたアンブレラの紋章を表現する皮肉を晒して死亡する。 『DM』ではスタッフロール直前においてエイダと通信しており、BSAA職員を偽って東スラブ共和国に潜入したエイダの国際指名手配の取り下げを行う。 クリスピン・ジェッティンガム / ディーアイ (Crispin Jettingham / Dee-Ay) 年齢:36歳(1998年当時) 声:Robin Atkin Downes、日本語吹き替え:喜山茂雄 『OR』に登場する「エコー6」の突撃兵で、同性愛者である。冷静沈着で率先的に任務を遂行する兵士の鑑のような人物。戦って生きる事しか知らないため、米国政府からも最優先候補でSPEC OPSに勧誘され、エコー6のリーダーに選ばれた。 エレズ・モリス / ハーレー (Erez Morris / Harley) 年齢:42歳(1998年当時) 声:Gregg Berger、日本語吹き替え:楠見尚己 『OR』に登場する「エコー6」の衛生兵で、髭面にスキンヘッド、両腕に入れ墨がある男性。オートバイが身近な環境に生まれ、アメリカ軍に入る事で投獄を避け、軍医官を治療して命を救った事で看護兵としての道を進んで来た。 シエナ・ファウラー / パーティガール (Sienna Fowler / Party Girl) 年齢:23歳(1998年当時) 声:Catherine Taber、日本語吹き替え:慶長佑香 『OR』に登場する「エコー6」の通信兵で、サウスカロライナ州出身。サラリーマンや中・上級公務員をパーティで集め、その情報で金を得ていたので「パーティガール」のコードネームが付いた。政府の監視員を騙した情報収集技術を買われ入隊。「エコー6」でも素性を100%知る者はいない。 マリッサ・ロンソン / ツイード (Marissa Ronson / Tweed) 年齢:32歳(1998年当時) 声:Tess Masters、日本語吹き替え:宇乃音亜季 『OR』に登場する「エコー6」の工作兵で、短気で気の強い赤毛の女性。火薬・爆薬などの扱いに関する技能が合衆国政府に買われ、SPEC OPSに入隊する。 ローレンス・キンバラ / ショーナ (Lawrence Kimbala / Shona) 年齢:39歳(1998年当時) 声:Imari Williams、日本語吹き替え:船木真人 『OR』に登場する「エコー6」BC兵で、ジンバブエ出身の黒人男性。父親が治す事が難しい伝染病を研究する学者で、一緒に多くの細菌やウイルスを研究し、アメリカに渡ってハーバード大学医学部卒業後は軍医になる。 キャロライン・フロイド / ウィロー (Caroline Floyd / Willow) 年齢:31歳(1998年当時) 声:Rebecca Riedy、日本語吹き替え:小池亜希子 『OR』に登場する「エコー6」の偵察兵で、モンタナ州のインディアン自治区で身寄りのない貧しい生活を送ってきた女性。クリーとして死霊の存在を信じ、完璧を自他に求める。喋り方が男勝りなのは、実力を示し続けやっと現在のポジションを手に入れたためである。
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