SUS
ステンレス鋼。Cr(クロム)を添加して、強靭で耐食性を高めた鋼のこと。全面腐食には強いが、局部腐食や引張り応力下での応力腐食にはやや弱い。対策としては不純物S(硫黄)を低減すること。一般的にCrが多いほど錆びにくい。普通鋼より熱伝導度が低く、変形抵抗が大のため、鋼板の圧延条件は厳しい。錆びにくいので美観用のモール、耐熱性が高いので排気系部品、日常では台所の流しやバスタブに使われる。
ステンレス鋼
耐食性を向上させる目的で、クロムまたはクロムとニッケルを含有させた合金鋼で、一般にはクロム含有量が約12%以上の鋼をステンレス鋼という。クロムを含有したステンレス鋼では、表面にクロムの酸化物皮膜が形成され、腐食反応が抑制される効果がある。その組織によって、マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系、オーステナイト・フェライト系および析出硬化系の5つに分類される。自動車へのおもな用途は、排気ガス系のモールやマフラーなどに耐熱、耐食ステンレス鋼が使用される。
ステンレス鋼
(stainless steel から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 13:10 UTC 版)
ステンレス鋼(ステンレスこう、英: stainless steel)とは、鉄に一定量以上のクロムを含ませた腐食に対する耐性を持つ合金鋼である。規格などでは、クロム含有量が 10.5 %(質量パーセント濃度)以上、炭素含有量が 1.2 % 以下の鋼と定義される。単にステンレスとも呼ばれ、かつては不銹鋼(ふしゅうこう)と呼ばれていた。1910年代前半ごろに発明・実用化された。
- 1 ステンレス鋼とは
- 2 ステンレス鋼の概要
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