エンボス‐かこう【エンボス加工】
読み方:えんぼすかこう
⇒エンボス
シボ加工
別名:エンボス加工
【英】emboss processing
シボ加工とは、金属やプラスチックなどの素材の表面に細かい凹凸の模様(パターン)を付けて質感を表現する加工法のことである。
シボ加工に用いられるパターンは他種多様であり、砂をまぶしたような微細なざらつきの他、皮革や木目などを再現した模様もあれば、無機的で幾何学的なパターンなどもシボ加工に含まれる。いわゆる「梨地」や、細かく擦った跡のような筋目を入れる「ヘアライン加工」なども、シボ加工の一種である。
シボ加工を施すことにより、つや消し、滑り止め、高級感の演出、などの要素を加えることができる。手に持って扱う道具やモバイル端末にも滑り止めの効果のあるシボ加工が多々採用されている。
ちなみに「シボ」は外来語ではなく日本語に由来する語である。シボに該当する英語としては「(型押しによって)凹凸をつける」という意味のある「エンボス」(emboss)が最も妥当といえる。
エンボス加工
薄い板状の素材を凹凸のある上型と、逆形状の凹凸をもった下型の間にはさんで、素材に型押し加工を施し、表面に浮出し文字や模様を成形するもの。比較的浅い凹凸をつけるのに適した加工法で、素材の板厚にほとんど変化は生じない。製品例としては自動車のナンバープレート、銘板、ボタンなどがある。
エンボス
(エンボス加工 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:33 UTC 版)
エンボス(Emboss)は、金属板、樹脂板、紙などに凹凸を付けて文字や絵柄などを浮き彫りにする加工。特に凸面を付ける加工をエンボス加工、凹面を付ける加工をデボス加工ということもある。
- ^ 山口克彦「金属材料の塑性加工におけるゴム工具の利用」『日本ゴム協会誌』第63巻第2号、日本ゴム協会、1990年、 83-89頁、 doi:10.2324/gomu.63.83、 ISSN 0029022X。
- ^ 製本加工編集委員会『製本加工ハンドブック 技術概論編』日本印刷技術協会、2006年、24頁
- ^ “トキワ印刷通信2020年3月号”. 2022年3月15日閲覧。
「エンボス加工」の例文・使い方・用例・文例
エンボス加工と同じ種類の言葉
- エンボス加工のページへのリンク