浮出し
エンボス
【英】emboss
エンボスとは、紙や金板に凹凸のある版を押しつけ(型押しによって)図形や模様を表現する加工法のことである。IT用語としては、特にこの技法を模したような表示にできる画像処理の効果を指すことが多い。
エンボスは、たとえば百科事典などの書籍の装丁の技法としてよく用いられる。陰影によって模様が表現されるため、特に着色しなくても豪華な装飾にできる。着色すれば一層豪華さが際立つ装飾にできる。インクが剥げ落ちても凹凸が残れば図形が判別できる、視覚によらず触覚で凹凸を認識できる、といった点もエンボスの特徴といえる。
画像処理の分野におけるエンボスは、画像の色を除き、輪郭に陰影を加えて、型押しで画像を再現したような風合いにする効果がある。フォトレタッチソフトをはじめとする多くの画像編集ソフトウェアに視覚効果のひとつとして用意されている。
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