風紀委員および生徒会の関係者
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「ねじまきカギュー」の記事における「風紀委員および生徒会の関係者」の解説
犬塚 紫乃(いぬづか しの) 3年1組女子1番。風紀委員長にしてかるた部部長。 子供っぽい容姿とは裏腹に、一切の感情を殺して、規律を乱すものを容赦なく処罰する。古風な鋭い口調を常とし、一人称は「ワシ」だが、元々は女の子らしい話し口調だった。犬塚グループの令嬢で、父から帝王学を徹底的に躾けられてきた過去を持ち、それが原因で「心因性成長障害」を引き起こし、体の成長が止まる。しかし相当の風格と実力を身につけており、「村雨」や「八重桜」、「白露」等の多彩な格闘術を習得している。 教師と生徒の不純異性交遊は学園の風紀を乱すとして、カギューにカモとの恋を諦めるよう迫った。実はカモの従妹で、彼に秘かな好意を抱いており、教師と生徒の異性交遊を厳しく禁じたのも、自らの恋心を抑えるためであった。カモに「カワイイ」と言われたり、口が滑ってカモに「好き」と言うと恥ずかしくなって赤面し、照れ隠しにカモを殴る一面を見せる。カギュー戦敗北後に年相応の体に成長するが、普段は敗北前の成長が止まった体で生活し、戦闘時は年相応の体に変わるので体格は自在に変えられるようになり、織筆と共に父から逃げず立ち向かうと誓う。 生徒会戦では、カモを守るためにうなとピリカと戦い新技「村雨燕返し」を放つも、うなの硬気功を前に無効化される。白露で硬気功を無効化し村雨でダメージを与えるも、うなとピリカが卑怯な手によって敗北する。その後は自ら汚名をかぶったカモの身を守るため、生徒会解散総選挙に立候補する。公開討論会で自身の考えを主張し出口調査の時よりも多くの支持率を得るが一回目のの投票で杏音に敗北する。違和感を感じ亜鳥からの電話により杏音が機械と見破り村雨で制裁、杏音には被選挙権は無くなり生徒全員の支持を得て生徒会長の座を勝ち取る。 山田 織筆(やまだ おるふぇ) 3年8組女子18番。フェンシング部部長。 長身で髪はツンツンに跳ねている。宝塚歌劇団のような凜々しい格好だが、柴乃の写真を見たり、追い詰められると少女漫画のキャラみたいに顔が一変する。 小学4年生の時から使用人として犬塚家で働いている。紫乃に友情とは別次元の深い愛情を抱き、「至高の愛とは果てしない自己犠牲の上に成り立つもの」と語り、紫乃への愛情を表に出すことなく、ひたすら彼女の幸せのために尽くそうとするが、カギューの行動によって間違った行いをしていることに気付き、紫乃と共に困難(紫乃の父)から逃げず立ち向かうと誓う。 マブルゥが再び襲ってきた時になんとか戦えるようにと富江、朱羽、エグ美に稽古をつけてもらうように頼まれ富江に稽古をつける。生徒会戦では、紫乃がうなとピリカに卑怯な手を使われ敗北した際、激しい怒りを覚え一人で生徒会全員と戦おうとしていた。うなとピリカの攻撃を受けフェンサーが折られ瀕死になるも、起死回生の聖巨人の十字星でうなを倒す。その後ピリカと戦うが手も足も出ず意識が遠のきかけた際、紫乃の幻覚を見て自我を失いかけながらもピリカに勝利する。完全に自我を失い多数のムームーを倒すも、衿沙に一撃で倒され、風力発電の風車の柱に吊られるもカギューによって救出される。生徒会解散総選挙では紫乃を生徒会長にするために尽力するが、学園新聞の内容を見て新聞部を潰そうとしたり、紫乃の最終演説で魂が抜けてしまい丸恵に呆れられている。その後は生徒会長になった紫乃の指名で生徒会副会長となる。 牙々 丸恵(がが まるえ) 2年12組女子6番。相撲部横綱。 かつてはマチルダと共に学園の風紀を乱す無法者だったが、1年前に紫乃との「御前死合」に敗れ風紀委員に入った。かなり大柄な体格で螺旋巻発条拳を無傷で耐えたほど。性格も豪快そのもので「ガハハ」と笑い、台詞によく「おぃ」を交える。戦闘時には鬼のような形相になる上、鬼大砲を放つ際は完全に鬼人と化し、額からツノが生える。根はリアリストで非現実的なことは認めていない。 カギューに風紀委員がカモへ警告文を送ったことを明かして鬼大砲を放つが、耐えられたうえカギューの怒りを買い敗北。マブルゥ襲撃後、エグ美に稽古をつけ「覚悟が足りない」と指摘する。生徒会戦ではエグ美と共にムームーと戦い圧倒的なパワーを前に苦戦するも、エグ美のバイクめがけ鬼大砲を放つコンビ技でムームーの頭を吹っ飛ばす。エグ美のバイクと合体したムームーに攻撃された際、目を負傷し視界を失うも、自らエグ美のバイクの代わりとなり鬼大砲で突進。エグ美の協力によりムームーに突っ込み破壊するも、その後に現れたムームーの群れに襲われ敗北。エグ美と共に風力発電の風車の柱に吊られるもカギューによって救出される。その後は生徒会長になった紫乃の指名で生徒会総務第一席となる。 巻末の書き下ろし漫画ではエグ美、マチルダ、うな、ピリカで表紙に出られないことに苦悩する。 東郷・マチルダ・竜子(とうごう・マチルダ・りゅうこ) 2年5組女子9番。サバイバルゲーム部部長。 通称「無言暗殺者(サイレントキリング)」。普段は無口で、話すときメールで顔文字を使いながら会話する。紫乃から与えられた任務を忠実に遂行するが戦闘時はサバイバルナイフ、モデルガン、関節技を用いて戦う。窮地に追い込まれた時は凶暴な犬に近い風貌になり、その際に口数が増える。巨乳で、いつも迷彩服を着ており、首にはドッグタグをかけている。 カモが提出した辞表を守る任務で辞表を奪いに来た富江と朱羽の戦闘に挑むも、辞表を破られ失敗した上、二人が逃げるのを追いかける時にエグ美にバイクで突っ込まれてしまう。マブルゥ襲撃後、朱羽に稽古をつけ「自分に自信がありすぎる」と指摘する。生徒会戦の際は戦場に出ることなく、病室で柴乃の護衛を務める等、裏で行動しており実際には戦闘していないが、カモ達が風車の柱に吊られた際には狙撃しようとしている。生徒会戦後は生徒会長になった紫乃の指名で生徒会総務第二席となる。 巻末の書き下ろし漫画では丸江が買ってきた犬耳を付けられ、そのままパトロールに出て鏡で自分の姿を見たときに赤面し自害しようとしている。さらには丸江が表紙に出られない理由を「ビジュアルが全て」だと言った時も犬耳が付いている状態で自害しようとしている。 二千恵 衿沙(にちえ えりざ) 生徒会会長にして二千恵理事長の娘。父と同じく強欲な上に派手好きで、歪んだ思考を持つが、本来は愛情あふれる少女。一人称はボク。 父子家庭で育ち、生活は非常に裕福だったが、幼少時から父のネグレクトを受けながら暮らしていた。父からの愛情を得るため努力するも、どんなに頑張っても父が全く表情を出さなかった上に興味を示さなかったので、父とは険悪な親子関係になっている。ヒーローになることを目的にし、過酷な努力の末に文武両道の優等生となっており、変幻自在に自分の個性(キャラ)を変える能力「個性百面相(キャライリュージョン) 」と、幻覚を発生し洗脳させる特質な声「暗示声(ヒプノボイス)」を持つ。 「生徒は家族」と公言し、生徒を守る「盾」として君臨し、策略により解体した風紀委員を兼任し生徒を罰する「矛」も手に入れ、「反絶対個性主義(アンチキャライズム)」を掲げ暗躍する。大公開式理事長御前死合でノーシーボ効果を自在に使い、マブルゥの足の骨を蹴り合いで折ったり、カギューと互角に殴り合ったりする。カギューと戦っている際に体力が尽きかけた時、カギューの耳元で歌を歌い精神崩壊させかけ追い込むが敗北。カギューの一撃でタワーから落ちるが、カギュー達によって助けられる。二千恵理事長が今までの事を謝って認めたように見えたが、その直後に彼の裏切りでタワーから落とされる。貞鳥と亜鳥に助けられるが心が壊れ、昏睡状態から覚めた後、幼児退行と高所恐怖症を患う。しかし、赤ヶ島に訪れた後、カモの行動やモアヴとの戦いで回復の兆しを見せており、母との再会を果たしてからは完全に復活している。 後上 貞鳥(ごがみ てとり) 生徒会副会長の双子の少女。黒いメイド服を着ている。鎖を武器に使う。 その正体は二千恵理事長の娘である衿沙のクローン。衿沙と亜鳥とは誕生以降ずっと一緒に暮らしており、父に自分たちの事を見てくれるように衿沙と亜鳥と一緒に頑張るが、父が表情を出すことがなかったために全く意味が無く、どんな顔をすれば良いのか分からなくなり、亜鳥と同じく極度のストレスによる顔面神経麻痺により常に厳しい表情をしている。また、心身ともに追い詰められると無機質な表情になる。 衿沙と亜鳥と共に大公開式理事長御前死合でカギュー達を追い詰めようとするが失敗に終わった。衿沙がカギューに敗北した後は生徒会の席を外し、生徒会解散総選挙ではカギューの説得で紫乃の推薦状に署名し、杏音の声が衿沙の暗示声のコピーであることを電話で教える。 後上 亜鳥(ごがみ あとり) 生徒会副会長の双子の少女。白いメイド服を着ている。鎖を武器に使う。 その正体は二千恵理事長の娘である衿沙のクローン。衿沙と貞鳥とは誕生以降ずっと一緒に暮らしており、父に自分たちの事を見てくれるように衿沙と貞鳥と一緒に頑張るが、父が表情を出すことがなかったために全く意味がなく、どんな顔をすれば良いのか分からなくなり、貞鳥と同じく極度のストレスによる顔面神経麻痺により常に笑みを浮かべている。また、心身ともに追い詰められると無機質な表情になる。 衿沙と貞鳥と共に大公開式理事長御前死合でカギュー達を追い詰めようとするが失敗に終わった。衿沙がカギューに敗北した後は生徒会の席を外し、生徒会解散総選挙ではカギューの説得で紫乃の推薦状に署名する。 安吉良 うな(あんぎら うな) 生徒会総務第一席。3年10組。筋骨隆々の辮髪の乙女ですぐに赤くなる。硬気功の使い手。 生徒会戦では、ピリカと共に紫乃を卑怯な手段を以て倒すが、自我が崩壊しかけた織筆に攻撃を耐えられ起死回生の一撃に敗北。直後にピリカから制裁される。衿沙がカギューに敗北した後は生徒会の席を外し、生徒会解散総選挙ではカギューの説得で紫乃の推薦状に署名する。 巻末の書き下ろし漫画では衿沙に人気店のマカロンをプレゼントしようとしたり、表紙になれない理由は「あざとさが足りない」と言った。 ラム・ピリカ 生徒会総務第二席。3年4組。野干のエピタムに乗る小柄な少女で様々な動物を従えている。 生徒会戦では、うなと共に紫乃を卑怯な手段を以て倒す。うなが負け激しい失意を抱き野生本能を剥き出しにして織筆に襲いかかり一気に追い込むが、柴乃の幻覚を見て自我が崩壊しかけた織筆に敗北する。衿沙がカギューに敗北した後は生徒会の席を外し、生徒会解散総選挙ではカギューの説得で紫乃の推薦状に署名する。 巻末の書き下ろし漫画では衿沙にエピタムの毛で作った手編みのマフラーをプレゼントしようとしたり、努力しても表紙になれないと思ったのかを「猿猴捉月」と言い切る。 五十嵐 走(いがらし らん) 生徒会総務第三席。2年15組。ハチマキを付けたスポーツ少女。一本気で声が大きい。いわゆるジョックで、体育会系らしい熱血ぶりと、敵対した人物を見下す冷酷さを併せ持つ。極度の感動屋。小鹿と喧嘩することがあるが互いに認め合う好敵手で、時として彼女に親友以上の愛情を向けることがある。 生徒会戦では、富江と朱羽のタッグを小鹿と共に戦い、富江が自身のスピードに追いつき互角になるが、衿沙と多数のムームーが乱入し救出される。捕縛された仲間を助けに来たカギューを小鹿と組んで戦うが、自身が得意とするスタートダッシュを封じ込まれたうえ一撃で吹っ飛ばされ敗北した。衿沙がカギューに敗北した後は生徒会の席を外し、生徒会解散総選挙ではカギューの説得で紫乃の推薦状に署名する。衿沙を守るため、カモの行動に協力する。 巻末の書き下ろし漫画では衿沙にプロテインを渡そうとする。 果心 小鹿(かしん こじか) 生徒会総務第四席。2年6組。忍者のような格好をした少女で忍者具を用いて戦う。口が悪く、柴乃戦で負傷したうなを影で悪口を言う程。衿沙に忠誠を誓う際、自身の唇にくないを刺し、口に傷跡を作ることで感情を出さないようにしており、普段は口元をマスクで隠している。走と喧嘩することがあるが互いに認め合う好敵手で、時として彼女に親友以上の愛情を向けることがある。 生徒会戦では、富江と朱羽のタッグを走と共に戦う。弱点を克服した朱羽と互角に戦い「自分に嘘をついている」と指摘され追い込まれかけるが、衿沙と多数のムームーが乱入し救出される。カギュー相手に走と共に戦うが、カギューによって吹っ飛ばされた走に巻き込まれ敗北した。衿沙がカギューに敗北した後は生徒会の席を外し、生徒会解散総選挙ではカギューの説得で紫乃の推薦状に署名する。衿沙を守るため、カモの行動に協力する。 巻末の書き下ろし漫画では衿沙に鎖帷子を渡そうとする。 鬼塚 ムームー(おにづか ムームー) 生徒会総務第五席。1年9組。仮面をつけた少女だが、正体はリアが開発したパンツァードール(人型ロボット)。仮面は着脱可能で取ると可愛らしい顔が出る。個体が多く存在する。 生徒会戦では、圧倒的なパワーを持ちエグ美と丸恵二人を追い込むが、エグ美と丸恵の合体技により破壊されかける。だがエグ美のバイクを取り込み自身を強化して襲いかかるも、新たなる合体技により顔以外は完全に破壊される。その後、リアが分身である大量のパンツァードールを送り込んだことでエグ美と丸恵を完膚無きまでに叩きのめすが、途中参戦したカギューにすべて破壊される。 巻末の書き下ろし漫画では衿沙に仮面のスペアをプレゼントとして渡そうとしている。 宇木辺 リア(うきべ リア) 生徒会書記。2年14組。普段は控えめな性格をした長身のメガネ女子だが、姉を含む他者を見下す冷淡な本性を持つ。個性狩りの対象者を選ぶ「報連相システム」を立ち上げた張本人。愛莉州の実妹。 他の生徒会のメンバーとは違い、生徒会戦では戦闘に参加せず、開発したパンツァードールのムームーを操作している。衿沙がカギューに敗北した後、生徒会の席を外し、メガネを外して本性を現すようになり、新たに制作したボーカロイドの富楽杏音を生徒会解散総選挙に差し向ける。が、何故か紫乃の推薦状に署名している。。 巻末の書き下ろし漫画では衿沙に違法改造済みの次世代ゲーム機をプレゼントしようとする。
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