楚良、ハセヲとは? わかりやすく解説

楚良、ハセヲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:23 UTC 版)

.hackシリーズの登場人物」の記事における「楚良、ハセヲ」の解説

声:家中宏楚良)、櫻井孝宏ハセヲ登場作品.hack//SIGN.hack//ZERO.hack//Roots.hack//CELL、.hack//G.U.、.hack//Link 黄昏の騎士団.hack//Link.hack//Versus、ギルティドラゴン プレイヤー 三崎 亮(みさき りょう)。東京都在住の、2000年生まれ男性。親は大手企業勤務しており、不自由ない生活を送っている。 幼い頃から『The World』をプレイする古株プレイヤー1人。『The World』では、小学生当時から年齢相応とは思えない洞察力微妙な駆け引きなどを見せていたが、時折言動見られる幼稚さや奇行年齢物語っていた。好奇心旺盛で、2010年ごろに頻発していた異常現象独自に調査していたが、それが原因未帰還者となってしまった。黄昏事件の解決まで意識取り戻すことはなく、意識取り戻した後には『The Worldに関する全ての記憶失っていた。 両親から意識不明となっていたことについて知らされないまま育ち、何か満たされない日常退屈していた。高校生となったころに友人から『The World R:2』を勧められ、何ともいえない懐かしさ感じてプレイするようになる小説版G.U.』では、『The World』に没頭するあまり成績降下一途辿り学校ではジャンキーあだ名笑いものにされているような、リアルなげうった向こう見ずな少年として描かれている。性格も非常に攻撃的かつ厭世的になっており、未帰還者救おうとする苦痛旅路を誰ともわかちあえない孤独感溺れ他者寄せ付けないとげとげしさ溢れている。なお、この小説版では楚良としての記憶取り戻している。 The World R:1 双剣士楚良(そら)。名前は松尾芭蕉弟子で「奥の細道」の旅の従者河合曾良から取ったものらしい。キャラクターレベルが非常に高く当時の『The World』では屈指の有力プレイヤーである。「だみょん」や「ばみょん」などが口癖好きなエリアワードは「裏切り」と「虚無」。 “面白いことが行原理であり、管理者追われる正規存在である司や、司に深く関連する思われ伝説アイテムKey of The Twilight”に興味示していた。その過程銀漢紅衣騎士団BTとも関わりを持つが、友好的とは言いがたく、多くは後に敵対している。司を追う過程で幼いアウラ出会いアウラが“Key of The Twilight”であると直感しモルガナ協力するうになるが、高圧的な態度から信用できなくなり司を逃がすために裏切っている。それによりモルガナ逆鱗触れスケィスデータドレイン受けて未帰還者となっている。 データドレインPCプレイヤー意識が『The World』に閉じ込められ普段通常のPC同様に行動しており自我保ってはいるが、実際スケィス呪縛にその心を支配されている。『ZERO』ではカールアウラ思い巡らせた時や接近した時などに、スケィス意思と力が楚良身体媒介現出する。 第1期ゲーム.hack』では、他の『SIGNキャラクター同様思念体として登場するが、プレイヤー意識は『The World』内に閉じ込められたままであるスケィス倒されたことで呪縛解け「Λにじり寄る 裏切り虚無」でカイト出会い八相と戦うカイトに自らの双剣託している。事件解決後に仲間加えることが可能になるが、このPC三崎自身操作しているのではなく放浪AIである。 その後日談となる『Unison』ではルートタウンを騒がしているPKとして登場ミストラル執拗にメンバーアドレスの交換求めるが、割り込んだクリムによって退けられている。その後ネットスラムでの祭を物寂しげ覗いていたが、その様子に気付いた司が楚良歩み寄るThe World R:2 錬装士ハセヲ。名前は松尾芭蕉(はせを)に由来するアニメRoots』とゲーム版G.U.』の主人公で、第一相「死の恐怖」の碑文使いPC。『Roots』の物語開始同時にプレイ始めた初心者で、「何でもできそうで、かっこよさそう」という理由で錬装士を選択している。黒装の錬装士で、ログイン直後扱える武器双剣のみ。1度目のジョブエクステンドで2ndフォームとなり大剣が、2度目のジョブエクステンドで3rdフォームとなり大鎌使用可能となっている。通常ならばエクステンド最大2度であるが、ゲーム版G.U.』ではによる改造仕様外の3度目エクステンド後述が行われXthフォームとなり、仕様外の武器「双銃」が使用可能となる。 アカウント作成して間もなく初心者狩り専門とするIyotenとアスタPKされるが、オーヴァンによって救い出されるオーヴァン不思議な雰囲気魅かれるハセヲは、オーヴァンマスター務めギルド黄昏の旅団」への所属決意する志乃タビーギルドメンバーとともにレアアイテムキー・オブ・ザ・トワイライト”を探索する過程において、志乃と過ごす時間中に自分居場所見出していくが、オーヴァンが行不明となり、志乃も三爪痕PKされプレイヤー自身未帰還者となったことでハセヲ精神加速的に暴走していく。 志乃救い出すため三爪痕探してThe World』を奔走するハセヲであったが、手がかり得られ周り諌める声も全て切り捨て次第手段を選ばなくなっていった。レベル上げ過程参加した痛み」と呼ばれるイベントで謎の意識的存在ハロルド”と接触したハセヲPCボディは、禍々しいディテール3rdフォームだが仕様外なジョブエクステンド)へと変貌していく。 PKを追うことで三爪痕の手がかりを追おうと手当たり次第PK狩り始めたハセヲは、PKKPKキラー)として恐れられ、“死の恐怖”の通り名知られることとなる。その過程で三爪痕遭遇したという碧の噂を聞き戦い挑み情報聞き出そうとするが、碧自身も三爪痕が何なのか良く分かっていなかったため収穫無かった。しかしその後は碧に対して協力的な態度示しており、失踪した碧の情報アダマス与えたり、碧をボルドーから救ったりしている。 最終的にはグリーマ・レーヴ大聖堂で三爪痕遭遇したが、三爪痕データドレインを受けキャラデータやメンバーアドレス、メールなどのPCデータ全て初期化されてしまう。直後オーヴァンからのメール受け取ったハセヲはそれでも尚、再びこの世界踏み込むことを決意し再度ログインする。 新たな出会いありながら改めて三爪痕情報集めていくうちに、八咫率いギルドレイヴン」の存在と『黄昏の碑文』や「憑神」についての情報を知ることとなる。そして三爪痕情報引き換えレイヴンへの協力約束したハセヲは、アトリシラバスガスパーらを初めとする様々な人物との関わり揺光たち仲間未帰還者化などを通じてThe World』という存在考えるようになっていく。 八咫から自らが碑文使いであることを知らされハセヲだったが、しばらくは開眼至らず、紅魔宮トーナメント1回戦対戦中においてボルドー圧倒されそのとき極限状態スケィス開眼するきっかけとなる。しかし、以後新たな力を得て自惚れ生じ相手倒して認めさせる」という感情高ぶりトーナメント3回戦では碑文の力の発露抑えられず、トーナメント決勝ではスケィス暴走するにまで陥ってしまったが、その際クーン決死説得受けて冷静さ取り戻す。それ以降スケィス暴走するともなく周囲からも徐々に碑文使いとして、皆の中心として頼りにされるようになっていった。竜賢宮トーナメント決勝戦では太白AIDA飲み込まれるも、増幅され感情支配されることなくそれを押さえ付けAIDA感染跳ね除けハセヲ精神強さ成長見せつけている。なお、スケィスの姿はハセヲのジョブエクステンドに応じて変化する特徴がある。 スケィスデータドレインにより全ての碑文(全ての碑文使いデータ)を宿したことで、AIDA除去する再誕」のスイッチとなる。オーヴァンによって「再誕」が発動され爆心地にいたハセヲボディ著し損傷負ってしまうが、によって修復されるとともにXthフォームへと変貌遂げている。これまでの戦いにより全ての碑文(=モルガナ因子)を宿すハセヲは神であるAura顕現化させるための鍵でもあるが、同時にモルガナ因子の反存在であるクビア生み出してしまう。その後意識取り戻した仲間たち協力しクビア撃退することに成功するギルド前述の「黄昏の旅団」と「レイヴン」のほかに、「カナード」のギルドマスター務めている。データ初期化されたころにシラバス出会いギルドマスター託されている。なお、アリーナは紅魔宮・碧聖宮・竜賢宮の全て制覇している(小説版G.U.』では紅魔宮のみ)。 小説版G.U.』では、望の手伝いで「カナード」に所属している。志乃失ったことによるショックを、ボルドー達とのアリーナ戦における窮地オーヴァンによって揺さぶられ開眼し黒き月魄の巫器「憑神鎌(スケィス)」を手にした。2ndフォーム登場せず、Xthフォームゲーム版とは異なっている。 物語序盤でおきたグリーマ・レーヴ大聖堂における蒼炎カイトデータドレインハセヲ背後にいたオーヴァン狙ったものであり、オーヴァン番匠屋淳によって掛けられ碑文使いPCプロテクト消して碑文の力を開眼させるためにハセヲを陥れた。ということ明かされている。 『TRILOGY』では、碑文使いとして開眼するのは蒼炎守護神と戦う時(そこに至るまでの経緯細部ゲーム異なる)。戦闘後AIDA感染したアトリを救うために彼女とPCデータリンクし意識共有して心の闇囚われアトリを救うも、その直後オーヴァン現れ左腕のトライエッジを開放しハセヲを襲う。ハセヲを庇ったアトリ目の前でバラバラPKされ、さらにトライエッジがオーヴァンだったという事実によって憎しみ怒り囚われてしまい、碑文歪んだ融合果たし仕様外のエクステンドB-stビーストフォームに姿を変えオーヴァンを追う。創造主部屋仕様逸脱した激闘繰り広げるオーヴァンAIDA圧倒的な力に敗北しかけるが、精神を『The World』に取り込まれアトリとの対話によって心の抜け出し再びエクステンド仕様外のXthフォームへとエクステンド果たしアトリとの対話によって思い出したオーヴァン助ける」志乃との約束遂げるために再びオーヴァン立ち向かう憑神での激戦繰り広げ最期ハセヲ勝利終結するオーヴァンはついにハセヲ全て明かし再誕発動させて消えていった。 ハセヲオーヴァンを救うためにアトリ碑文の力を借り、『The World』の深淵消えてゆくオーヴァン救い出す。 『Last Recode』で追加された「Vol.4」では、一連の事件からしばらく経った後に『The World』を引退しCC社辞めてNABに入った佐伯令子パイ)の元で『The World』に囚われたままのオーヴァン精神捜索専念していた事が語られた(本人曰く2018年の頭頃から)。また、アトリには頭が上がらなくなっている。『The World R:2』のサービス終了直前至ってようやく発見したオーヴァン救おうしたものの、碑文封印したハセヲでは力が及ばず同時に襲撃した陰なる災厄ベガルタ」との戦い巻き込まれるその中で、「クサビラ」という姿を得たTriedge<トライエッジ>の協力碑文取り戻し5thフォームへの進化を果たす。遂にオーヴァン救い出した後、彼との共闘で「災厄の海モラルタ」を撃破サービス終了日には『The World最後の日仲間達と共に楽しんだ。 『TRILOGY』『Last Recode』のパロディモードでも出番多く女たらし言動スケベさが描かれたりなど全編渡って暴走する一方アトリ痛めつけられたりオーヴァン偏愛向けられるなど自身もかなり酷い目遭っている。また、あるエピソードでは楚良時代思い出して自らネタにしている。 The World R:X 漫画版Link』では、リヴィジョン異なるが『R:2』時代類似したハセヲとして活動している。カイトとともに黄昏の騎士団として活動していたが、シックザールによって過去記憶改竄され、PKK死の恐怖」として恐れられた頃へと戻ってしまっている。 ルミナ・クロスでPKされそうになっていたトキオ救出して興味を示すが、シックザールのポザオネの介入で「志乃PKしたトライエッジはトキオ」という記憶植えつけられ、さらに強化チート施されるアリーナチャンピオンとなった揺光挑戦揺光一蹴しチャンピオンの座に就いたその後もポザオネの洗脳強化されていき、トキオとのアリーナ戦では理性失いB-stフォームとなって司を戦闘不能追い込むが、トキオによって洗脳解かれ協力してポザオネを撃破トキオへの協力約束している。 ゲーム版Link』では『Roots時代にてトキオ出会い、「黄昏の旅団」に加わった彼と行動共にするが、ふとしたすれ違いによって、トキオのことを「志乃見殺しにした奴」とみなしてしまい、反目したまま一時別れることになる。 その後G.U.時代にて再会した後、三爪痕との戦い臨み敗北するが、PC初期化されず「レイヴン」にも加入することなく1人スケィス成長させるためにアリーナへと臨み多くPCキルていったその後クーン対立した際に、彼がAIDA感染していたことが判明暴走するハセヲ反乱起こした月の樹」の@HOME乗り込みアトリイニス撃破する。しかし彼女にとどめを刺そうとした瞬間志乃面影見出し思い留まる。そしてそこへやって来たトキオ敗れ、ようやく正気取り戻したのだったその後オーヴァン交戦し再誕」を発動させることになるが、その後消息不明のままトキオクロノコア入手。『R:X』時代のマク・アヌへ戻った時に石化から復活することで、ようやく再会することになる。 楚良だった頃の記憶戻っていないが、ゲーム版では司に既視感覚えるような様子見られるVERSUS:The WorldVERSUS:The World」でプレイできるキャラクター1人として登場イクシードは「Xthフォーム」。Xthフォームエクステンドし、武装が双銃に変化する。アルティメットスキルは「死の恐怖スケィス」。 The World :Armed conflict B-stフォームをさらに禍々しくした死神のような姿“漆黒の恐怖”として登場

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