兵隊長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 04:14 UTC 版)
フラッタ 声 - 津久井教生 ハギャ(レオル)隊の師団長補佐。具現化系能力者。 トンボ型の蟻。空からの偵察を担当。ノヴに倒されて昏睡状態(レオルが謝債発行機で衛星蜻蛉を借りているため、この時点までは生存していた)になり、後に死亡した。遺体は「4次元マンション」に収容され、討伐隊に加わったイカルゴが寄生して使用した。宮殿突入の際にブロヴーダに偽物であることを見抜かれて攻撃され、イカルゴは脱出したがフラッタの遺体は四散した。 ジャンプ掲載時には「ムャンマ」とも呼ばれていたが単行本で修正され、呼び名は「フラッタ」で統一、「ムャンマ」は誤字扱いとなった。衛星蜻蛉(サテライトンボ) 具現化系の念能力。 念で創った無数のトンボを操る。トンボの目は能力者の目とリンクしており、能力者はトンボの目を通してものを見ることが可能。トンボは同時に複数創り出して使役できる。超複眼(スーパーアイ) フラッタの複眼を利用して、多数の「衛星蜻蛉(サテライトンボ)」の視界を同時に得ることができる。これにより標的をあらゆる角度から観察し、広範囲の偵察をすることが可能。 ヒリン / ヒナ 声 - 片岡あづさ ハギャ(レオル)隊の師団長補佐。系統不明の除念師。 ウサギ型の蟻(雌型)。人間の少女に近い外見をしているが胴体にウサギのような黄色の濃い体毛があり、ウサギのような尻尾が生えている。城壁の残骸を軽々と持ち上げる怪力を持つ。明るく活発だが現金で強かな性格。東ゴルトーへ行った後、「ヒナ」と改名した。美容に気を使っている。 ヂートゥにかけられたナックルの念を外す。討伐隊の宮殿突入後はレオルを始めとする上官がいずれも音信不通になったことにより自分も女王を目指すことを決意。その後、財宝目当てでビゼフを救い出しシェルターに向かう。終戦後は、ウェルフィンやビゼフと共に流星街に旅立った。除念能力 除念後、外した念能力の威力に比例してヒリン(ヒナ)の腹部が膨張する。対象者が死んだ場合、膨らんだ腹は元通りになる。 ゴミムシ 声 - 鈴木琢磨 ハギャ(レオル)隊所属、通称「レオル陸軍」の兵隊長。 ミイデラゴミムシ型の蟻。東ゴルトーの森林地帯でキルアを倒すべく、部下を率いて襲い掛かる。巨大なボール状の土塊を玉乗りの要領で操り、上から接近するものは尻から吹き出す高熱のガスで撃退する。キルアと交戦するが逃亡。 イカルゴ 声 - 堀内賢雄 ハギャ(レオル)隊の兵隊長で、後にキメラ=アント討伐隊に加わる。操作系能力者。 イカに生まれたかったタコ型の蟻。東ゴルトーでは蚤蓑を着せた人間の宿主に寄生し、狙撃主を担当していた。狙撃の腕は高いが、自身はもっぱらサポートに徹し、殺害は部下に任せている。仲間想いで人情に厚い性格だが、精神的に殺しのハードルを越えられない欠点を抱える。 東ゴルトーでキルアと戦うが、自分の事を認めてくれた事に感激し、オロソ兄妹との戦いで重傷を負ったキルアを助けた。その後はキルアと意気投合して彼の仲間になり、キメラ=アント討伐隊にも加勢している。宮殿突入当日、パームを救出するためにフラッタに寄生し地下倉庫に向かうが、フラッタの師団長であるハギャ(レオル)の改名を知らなかったためウェルフィンとブロヴーダに疑われる。ブロヴーダを侵入者対策の催眠ガスを利用して倒すも、とどめを刺せなかった。その後、ウェルフィンと交戦し、ミサイルマンを攻略して戦意喪失させ、勝利する。 生前のタコの記憶と人間の記憶を有しており、人間だった頃はNGLジャイロ一味の一員であり、ウェルフィンとは仲間であった(アニメ第二期では生前のイカルゴと思われる眉毛の太い男性が確認でき、カメ型の師団長を撃退するNGL軍の一隊を指揮したり、ザイカハルと共にジャイロの傍にいる姿が描かれている)。空気銃(エアガン) 能力もしくは肉体的特性。8本の足のうち1本を銃の形に変形でき、頭部に空気を溜め、空気圧で弾丸を発射できる。空撃ちすれば空気噴射による移動も可能。 蚤弾(フリーダム) 空気銃で弾丸大の特製の蚤を込めて狙撃する。空気圧と蚤のジャンプ力の相乗効果で射程距離が伸び、かなり遠くからの狙撃が可能。攻撃を受けた相手は、蚤の口から出る血の凝固を妨げる唾液によって血が止まらなくなり、最悪の場合失血死する。イカルゴ本人の能力であるが、使用にはあらかじめ人間の死体に寄生して蚤蓑を着せ、その血を媒介に蚤を育てておく必要があるため、キルアに敗北して以降は使用していない。 死体と遊ぶな子供達(リビングデッドドールズ) 操作系の念能力。 遺体に寄生し、その体を操作する。その遺体の持つ肉体的特性や念能力も使用できる。ただし、寄生していられるのは遺体が腐るまでの間で、損傷の激しい死体には寄生できない。 フラッタの遺体に寄生した際には衛星蜻蛉や超複眼を使用できた。 オロソ兄妹 声 - 相沢まさき(兄)、大本眞基子(妹) ハギャ(レオル)隊の兵隊長。 半魚人のような蟻の兄妹。兄はダーツを得意とする。キルアを瀕死に追いやるも、饒舌から能力の詳細を見抜かれ返り討ちに遭う。生命力が強く、キルアに首を刎ねられても暫く生きていた。「自分たちは世界一強い信頼関係で結ばれている」と発言していたが、敗北した後お互いを罵倒しあっていた。死亡遊戯(ダツDEダーツ) 敵の体を兄が念で創ったダーツゲームとリンクさせ、念魚(ダツ)で攻撃する能力。ゲームのルールはゼロワンの501。 ゲームを始めると、対象者の体にダーツの的の柄が浮かび上がり、的にダーツを当てると、対応した肉体の部位に念魚が出現し、突き刺さる。ゲーム中は、対象者の様子を視認することはできないが、頭に直接話しかけることができる。 妹が念で創ったバッジを敵の体に付着させることで発動し、ゲームが終わるまではオロソ兄妹にさえ解除することができない。 念魚は敵の体に触れるまで実在しないので、発動してしまうと回避も防御も不可能(ただし念魚が具現化されてから深く刺さるまでの間に受け止めることは可能)な無敵の能力だが、最後の一投をバースト(ミス)すると今まで敵に与えた分のダメージが全て兄妹二人にはね返る。 ラモット 声 - 浜添伸也 コルト隊の兵隊長。強化系能力者。 コルト隊に所属する、モズとウサギの合成型の蟻。キレやすく執念深い性格で、師団長のコルトとは仲が悪い。ゴン達の攻撃が洗礼となって念に目覚め、キメラ=アントに念を与える媒介役となる。念を使える優越感から一時は自分が王になることを企てたが、初めて会ったネフェルピトーに絶対的な格の違いを覚え忠誠を誓う。 その後キルアと再戦しイルミの暗示で全力が出せないキルアを追いつめるが、自分で洗脳を解いたキルアに頭部をもぎ取られ、死亡した。 パイク 声 - 山中真尋 ザザン隊の兵隊長。正式に念能力を獲得する以前から念のオーラを視認できた。 ザザンに心酔するクモ型の蟻。頭部は中年男性の様な形態で、訛った喋り方をする。頭はあまり良くなく、捕らえた人間は反射的に捕食してしまう癖がある。 ポックルらの討伐隊を襲撃しバルダーを殺害。女王死亡後はザザンに従い移った先の流星街で幻影旅団のシズクと交戦。デメちゃんに血を吸い尽くされ死亡した。愛の放射線(ラブシャワー) 粘着糸を広範囲に発射し、標的を捕らえる技。肛門にかなりの負担がかかる。発射直前に肛門が二度動く癖があるが、本人は気付いていない。 ホロウ 声 - 不明 メレオロン隊のキメラアント(階級は不明。兵隊長もしくは戦闘兵)。念能力の有無は不明だが、オーラの視認は可能。 フクロウ(ミミズク)型の蟻。メレオロンがゴンの実力を確かめる為にけしかけた。一人称は「小生」。「3329」と書かれた服を着ている。 フクロウの特性をそのまま受け継いでおり、羽音無く飛ぶことができ、聴力に優れる。 コウモリとコンビを組み、羽の弾丸による遠距離サポート攻撃を仕掛ける。さらに地上戦に対応した姿(ゴリラモード)に変形して近接戦闘を仕掛けるが、コンビーネーションの動きを逆手に取られ敗れる。人間に対する虐殺行為を楽しんでいたため、メレオロンからは見限られていた。ゴリラモード 自身の肉体をゴリラのような姿に変形させる能力。白兵戦に優れるが飛行はできなくなる。念能力なのか身体的特性なのかは明言されていないため不明。 コウモリ 声 - 根谷美智子 メレオロン隊のキメラアント(階級は不明。兵隊長もしくは戦闘兵)。念能力の有無は不明だが、オーラの視認は可能。 コウモリ型の蟻(雌型)。メレオロンがゴンの実力を確かめる為にけしかけた。 コウモリの特性をそのまま受け継いでおり、超音波を発し、エコロケーションにより相手の位置や攻撃のタイミングを正確に把握できる。 ホロウとコンビを組んだ闇夜の空中殺法を得意とするが、コンビネーションの動きを逆手に取られ敗れる。人間に対する虐殺行為を楽しんでいたため、メレオロンからは見限られていた。 雑誌掲載時と単行本では全く容姿が異なり、前者はコウモリの怪物のような姿で、後者は両腕(翼)や耳にコウモリの要素を持つ女性の姿。超不協輪怨(シークレットノイズ) 殺人的な超音波を放つ。念能力なのか身体的特性なのかは明言されていないため不明。 ユンジュ 声 - 村上裕哉 兵隊長。念能力なし。 ケンタウロスに似た姿をした馬型の蟻。人間を全裸の「奴隷犬」にし、飽きると躊躇無く殺す残忍な性格。蟻にとっては未知の武器であった銃器を扱う人間に興味を示し、独断で部下を率いてNGLジャイロ一派の麻薬工場を襲撃し、拠点とした。殺した人間達の死体はあまさず女王に差し出しており、蟻となったジャイロ・ウェルフィン・イカルゴは生前その被害者の一人であった。 キメラ=アントを討伐しに来たカイトと交戦し、頭を破壊されて死亡する。 バロ 声 - 津久井教生 カエル型(もしくはハギャ)隊の兵隊長。念能力なし。くじの番号は6番。 アルマジロ型の蟻。体を回転させてのタックル攻撃を得意とし、尻尾を使って自由に軌道を変えられる。ゴンと一対一で戦うが、人間をいたぶることを快楽とする下劣な趣味を吐露した事でゴンの怒りを買い、倒された。 サイ型 声 - 永野広一 カエル型(もしくはハギャ)隊の兵隊長。念能力なし。くじの番号は3番。 二本角の生えたサイ型の蟻。硬質な皮膚で覆われている。死亡したバロをゴミ呼ばわりし、彼の10倍の強さを自称する。キルアと一対一で戦い、なす術もなく倒された。 小甲虫 声 - うえだゆうじ ザザン隊の兵隊長。操作系能力者。 小柄なハエのような蟻(デザインがウルトラマンのそれに似る)。一人称は「ボキ」。同胞のペルをリモコンで操っていた。ペルの身体を使って幻影旅団のシャルナークを捕まえるも、奥の手である自動操作モードを使われ、倒された。 コアラ型 声 - 堀内賢雄 メレオロン隊の兵隊長。念能力は見せておらず不明。 スーツを着たコアラ型の蟻。「救えねェ」が口癖。口に含んだ水に圧力をかけ、高速で発射することができる。 王誕生後は隊を抜けて女王派として巣に残り、人間側に降伏。後にカイト(蟻)の仲間となった。 生前の記憶があり、人間だった頃は殺し屋をしていたと語っている。
※この「兵隊長」の解説は、「キメラ=アント」の解説の一部です。
「兵隊長」を含む「キメラ=アント」の記事については、「キメラ=アント」の概要を参照ください。
- 兵隊長のページへのリンク