念能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 03:49 UTC 版)
変化系能力者である。その特性を生かし、オーラを電気に変える能力を身に着けている。使用回数や威力はスタンガンなどによって自らの体内に充電した電気の量に応じて変化するという制約を持つ。普通ならば数年は電撃に耐える修行が必要なのだが、キルアは幼い頃から日常的に電流を浴びていた(拷問の訓練)ため、数日でこの能力を習得した。電気で筋肉を痺れさせるという原理であるため、相手が人間でもキメラアントでも誰であっても有効で、また電気耐性を持つキルアでなければとても使えない能力である。 この念能力を身に付けてからは、能力を生かすため、ストリングに鎖を用いた重量50kgになる特注の合金製ヨーヨー2個を、武器として携帯している。このヨーヨーは死角から周囲を探るための手鏡代わりとしても用いられる。キメラアント編にて、蟻パームの強化パンチで破壊されて失った。 円などのオーラを体から放す事を非常に苦手にしており、円の範囲は半径57cmである(正確には円とは呼べないレベル)。 雷掌(イズツシ) 近接攻撃技。両手からスタンガンのように高圧電流を発する。敵を感電させ、一時的に動きを封じる。 落雷(ナルカミ) 遠隔攻撃技。落雷のように高圧電流を敵の頭上に落とす。 神速(カンムル) 超スピードの補助技。脳から、体幹脊柱の神経を通さずに、体外に纏った電気オーラを通して、もっと速く手足に指令を送る。使用している間は髪が稲妻状に毛羽立つ。欠点は、大量の電気を必要とするためすぐに電池切れになってしまうこと。電光石火(でんこうせっか) 先の先を取る技。自身の肉体を操作することで、超高速の初動をすることができる。週刊少年ジャンプ掲載時には「雷光石火」と表記されていた。 疾風迅雷(しっぷうじんらい) 後の先を取る技。体外オーラで感知した瞬間、自動でカウンター攻撃を返す。脳で認識するよりも早く先手を取る。
※この「念能力」の解説は、「ゾルディック家」の解説の一部です。
「念能力」を含む「ゾルディック家」の記事については、「ゾルディック家」の概要を参照ください。
念能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:58 UTC 版)
「HUNTER×HUNTER」の記事における「念能力」の解説
作中に登場する特殊能力。 自らの肉体の「精孔(しょうこう)」という部分からあふれ出る、「オーラ」とよばれる生命エネルギーを操る能力のこと。念を使う者を「念能力者」と呼ぶ。念能力によって自身や他者に様々な影響を与える事ができる。 一般人の間では念能力の存在自体が知られていないことも多く、無意識に念を習得した者が、霊能力者・超能力者と呼ばれたり、芸術などの専門分野で業績を上げていることもあるという。 作中では戦闘に使用する能力が代表的だが、必ずしも戦いのための能力に限らない。ハンターは仕事柄、未知の領域に踏み込むことが多く、念が使えないと(念を扱うほどの実力がないと)一人前のハンターとして認めてもらえないばかりか、命を危険に晒しかねない。誰でも身につけることができるが、公的には隠された技能であり、習熟度も才能による差が大きい。ウイング師範代の言によると、ズシの才能は10万人に1人、ゴンとキルアは1000万人に1人だという。 念能力による影響は、本人が解除すれば消える。消耗やダメージで能力を維持できなくなっても消える。もちろん能力者本人が死ねば消える。ただし能力者本人が死んだ場合の解除については、能力者が強い未練や恨みなどの感情を抱いていた場合、能力だけが残って作動し続けるケースがある(作中では『死後強まる念』と呼称されることが多い)。能力によっては解除条件を設定しておらず、能力者自身にも解除できないとしている能力もあるが、その場合でも本人が意識を失う等の要因により解除される事はあるし、本人が戦意を喪失した結果能力が解除される事もある(ウェルフィンなど)。 他人がかけた念を、能力者が設定した解除条件に従わずに強制的に取り除くことができる者もいるが、きわめて稀少(後述の除念師)。『死後強まる念』に対しても除念できる能力者に至っては世界に10人もいないとされる。 修得には時間がかかる。未習得の人間が念使いのオーラ攻撃を受けると念に目覚めることがあるが、それはもし生き残ればということであり、仮に覚醒しても身体を壊され後遺症を負っていることも珍しくない。まともな指導者ならばやらないが、悪の念能力者が一般人を蹂躙するような例はしばしばある。邪な念により、より邪悪な念が生まれるという。 キメラアントにも念の素質がある。それどころか、身体強度が人間とは比較にならないほど高く、修得も速い。ただし、個性が強すぎることと、技能的に洗練されていないことが欠点。カキン帝国のベンジャミン王子私設兵隊長も、自分達の念のノウハウはハンターに及ばないと認める。 オーラは数量化され、強者ほど多くのオーラ量を湛える。1オーラ=臨戦態勢で何もしていない1秒間での消費量。個人の「最大容量をMOP(マックス)」「顕在オーラ量をAOP」「潜在オーラ量をPOP(ポテンシャル)」と呼称し、実際に念を用いる際にはオーラを配分して使用する。参考までに、ゴンは推定21500=プロハンターの中堅クラス、モラウは約7万、モントゥトゥユピーは推定70万以上。
※この「念能力」の解説は、「HUNTER×HUNTER」の解説の一部です。
「念能力」を含む「HUNTER×HUNTER」の記事については、「HUNTER×HUNTER」の概要を参照ください。
念能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:05 UTC 版)
強化系の念能力者。隣接系統の放出系・変化系では放出系寄りとされ、変化系はやや苦手とする。 ナックルからは「根っからの強化系」と分析される。ナックルの見立てでは、念の絶対量はおよそ21500オーラ(ナックルとの対戦時点)、プロハンターの中堅クラスにも引けを取らないという。年齢的には破格の実力を備えている。 ジャジャン拳 「最初はグー」の掛け声で構えを作りオーラを高めた後、じゃんけんに見立てた強化系・変化系・放出系の技を、状況に応じて選択し右手から放つ。 ジャジャン拳という名前は、ナックルに技名を聞かれた際、「ジャ…ジャン拳」とつっかえて言ってしまったのを、ナックルがじゃんけんと「必殺技をジャジャーンと出す!!」という効果音とかけていると誤解してしまったことが始まりである。 ゴンが未熟なため、欠点だらけの技。構えが明らさまで隙が大きく、相手から技のタイミングを計られやすい。ゴンはそれを逆手に取ってフェイントに使ったり、「あいこで」の掛け声で連続して技を繰り出したりする。通常以上に消耗が早いが、とにかく敵を倒してしまえばよい。グー主力であるが、ゴンの成長に伴い、チョキ・パーでキメラアントを倒せるほどにパワーアップしている。グー 強化系の技。オーラを込めた右ストレートパンチを放つ。ゴンが強化系能力者ということもあり、3種類の中では圧倒的に威力が高い。直撃すれば、格上の相手にも致命傷を与える絶大な破壊力を誇る。硬でガードをしていたナックルを一撃で倒している。 チー 変化系の技。手先でオーラを刃状に変化させ、対象を切断する。 パー 放出系の技。掌からオーラの塊を飛ばす。 強制的成長 「もうこれで終わってもいい」という決意と覚悟で、自身の命を圧縮し、ネフェルピトーを倒せる年齢(レベル)まで強制的に肉体を成長させた現象。キメラ=アント編終盤、カイトの蘇生が不可能であると判明したことで、彼を殺したネフェルピトーへの怒りと殺意が爆発して発動した。 その外観は筋骨隆々とした成人の姿に進化し、強烈なオーラが立ち上る。頭髪はその姿に至るまでの年月分と思しき相当の長さにまで伸び、天を突くほどに逆立つ。キルアはこの姿を、本来なら何十年にも渡って絶え間なく修練を重ねてようやく辿り着ける姿と推測している。 この状態は、その強烈なインパクトの風貌からインターネットや読者の間では、とても呼び捨てには出来ないと畏怖をこめて「ゴンさん」と渾名されるほどの衝撃を読者に与えた。 その戦闘力は絶対的で、キメラ=アントの中でも王(メルエム)に次ぐレベルの実力を持つネフェルピトーをも徒手空拳のみで瞬殺した。ネフェルピトーによれば、ゴンの非常に稀有な才能と資質を全て投げ打ち、将来に渡って二度と念能力を使えなくなってもいいというほどの覚悟がなければ、到底到達できない力と分析しており、王(メルエム)にすら届き得るその絶対的な力に畏怖した。それ故、ネフェルピトーはこの危険な力の矛先が、王(メルエム)でなく「ボクで良かった」と語っている。 この力に伴う代償も絶大なもので、ネフェルピトーとの戦闘後、ゴンは除念師ですら全く手に負えないほどの危篤状態に陥る。キルアがゴンの病室にアルカを連れてきた時には片腕がミイラのように痩せ細っていた。 原理や詳細は謎に包まれているが、念能力のハイリスクハイリターンの究極形といえる。ハンター協会唯一の除念師の診察結果は、自分ではとても背負いきれないほどの絶大な負荷というものだった。
※この「念能力」の解説は、「ゴン=フリークス」の解説の一部です。
「念能力」を含む「ゴン=フリークス」の記事については、「ゴン=フリークス」の概要を参照ください。
- 念能力のページへのリンク