兵隊アリとは? わかりやすく解説

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へいたい‐あり【兵隊×蟻】

読み方:へいたいあり

兵蟻(へいあり)」に同じ。

「兵隊蟻」に似た言葉

兵隊アリ(大型働きアリ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 17:56 UTC 版)

オオズアリ」の記事における「兵隊アリ(大型働きアリ)」の解説

オオズアリは、働きアリ一部大柄な兵隊アリ(兵アリ)となるのが特徴である。ただし、基本的に肉食であることもあって通常の働きアリ獲物狩りや巣の防衛活躍しており、いわゆる兵隊アリは必ずしも攻撃防衛主体となると言い切れない。よって今日では通常の働きアリ小型働きアリ マイナーワーカー(minor worker) 、いわゆる兵隊アリを大型働きアリ メジャーワーカー(major worker) と呼ぶことが多くなっている。 オオズアリ小型働きアリは頭が小さくスマートな体型だが、大型働きアリ小型働きアリの2倍ほど大きい体で、さらに体長の4割ほどもある大きな頭部を持つ。頭部幅広いハート型で、細かい縦しわがあり、つやがない。この巨大な頭部には別に大きな脳が詰まっているわけではなく大きな大顎駆動する筋肉詰まっており、何かに食いつき切断する力が非常に強い。 大型働きアリはかつて言われた「兵隊」の名に似つかわしくなく、強力な外敵攻撃受けたときにはすぐに巣の奥に引きこもってしまうことがしばしばあるが、これは1個体大型働きアリ生み出すために必要な餌の量や労力小型働きアリより格段に多く必要なため、貴重な大型働きアリ消耗しないよう、温存する味がある考えられている。とはいえ小型働きアリがいったん確保した餌場や獲物他の種類同種他巣のアリから防衛するのにはこの大型働きアリ活躍見られこうした場合には兵隊アリの名にふさわしい活動をしているともいえる。 大型働きアリが特に活躍するのは、巣の外でもっぱら探し活躍する小型働きアリ群れが、大型昆虫のような大きな獲物捕らえたり、やはり大型昆虫死体得たときである。こうした獲物を巣に運び込むためには細かく切断する必要があるが、こうした必要に迫られたときに巣の中から大型働きアリ動員され獲物強力な大顎細かく切り刻む昆虫愛好家採集した標本の上並べて目を離すと、室内侵入したオオズアリ近縁種群れいつの間に群がり大型働きアリによって標本完膚なきまでに細かく切り刻まれてしまうことがあるこうした動員時に多数オオズアリが行列をなして移動する中で、多数小さな働きアリの間に少数大きな大型働きアリ混じり、よく目立つ。 また、同属近縁種中には大型働きアリ食物として集められ植物の種子を噛み砕いたり、液体状食物素嚢貯蔵する生きた貯蔵庫となるものも知られており、オオズアリ全体では種によってさまざまな特殊機能担っている考えられている。

※この「兵隊アリ(大型働きアリ)」の解説は、「オオズアリ」の解説の一部です。
「兵隊アリ(大型働きアリ)」を含む「オオズアリ」の記事については、「オオズアリ」の概要を参照ください。

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