アリ・シロアリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/10 15:08 UTC 版)
昆虫の中には、群れを守るために自分を犠牲にする利他的行動として爆発するものがある。このような行動はオートサイシスと呼ばれている。例えば東南アジアに生息するジバクアリなど数種類のアリは、巣を侵入者から守るために自発的に爆発することができる。ジバクアリの働きアリが行う自爆は、オートサイシスの典型例である。このアリには、一般的なものより大きい、毒で満たされた下顎腺が全身に伸びている。侵入者との戦闘が不利になると、このアリは腹部を猛烈に収縮させて破裂し、全方位に毒液をばらまく。Globitermes sulphureusなど多くのシロアリの種のコロニーにも、同様の目的のために自分の体を分裂させ、有害でねばつく液体をばらまく兵隊アリがいる。
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