六つ子の派生キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:41 UTC 版)
「おそ松さん」の記事における「六つ子の派生キャラクター」の解説
一部のエピソードでは六つ子が設定を変えて登場することも多い。ここでは登場頻度の多いもののみ記載する。 F6(エフシックス) 1期1話、3.5話、11話、16話、18話、2期25話、3期10話、24話に登場。各人の名前や六つ子であることなどは通常と同じだが、乙女ゲーム風のスラリとしたキャラクターデザインとなっており、髪色がそれぞれのイメージカラーと同じものになっている。また、お互いを呼び合う時に「おそ」、「カラ」などと松を抜いた呼称を使うこともある。六つ子の長男にしてリーダー・さわやかジャスティス「松野おそ松」、肉を肉で巻いて食べる肉食系肉「松野カラ松」、ハーバード大学准教授・ビューティージーニアス「松野チョロ松」、カリスマ的求心力・ミステリアスクール「松野一松」、一万人斬りの王子様・スイートプリンス「松野十四松」、奇跡のルックス・キューティーフェアリー「松野トド松」からなる奇跡を起こすイケメン六つ子。私立おそ松学園に通う赤塚不二夫財閥に属する六つ子で、F6の「F」は赤塚不二夫のフジオ(Fujio)のイニシャルを指す。1期2話、18話などの一部のエピソードでは通常の六つ子がF6の姿に変身したり、F6の衣装を身につけることもある。2期第25話では地獄に登場し、通常の六つ子を助けた。 なごみ探偵のおそ松 1期8話、3期10話に登場。2000件以上の事件を担当したが、謎を解いたことは一度もなく、ピリピリしがちな現場の空気を和ませるのが取り柄の探偵。彼を取り巻く人物として六つ子がそれぞれ別人として登場しており、おそ松とは刑事時代からの旧知の仲であるチョロ松警部、事件を憎み現場で緊張しがちなトド松警部補、本編とは違って至って真面目な性格の十四松鑑識官といった警察関係者の他、バスローブ姿で殺害された事件の被害者であるカラ松、アイスホッケーマスクを被り血塗れの姿をした怪しい男性の一松が登場している。 なお、この「なごみのおそ松」を原作とした小説として、後述の『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』と、『おそ松さん〜番外編〜』収録の「なごみのおそ松」が存在する他、公式アンソロジーコミックや『マツモトキヨシ』のCMなどでも登場。 1期17話ではおそ松は登場しないが上記からトド松警部補のみ再登場した。さらに、ここでは一松が刑事、十四松が爆弾処理班と役割を変えて登場している。 3期10話ではおそ松が当初村人として登場し、後にカラ松を食べた犯人の人狼を突き止める探偵として正体を表したが、やはり和ませるだけで事件は解決しなかった。カラ松は同様に第一犠牲者としてバスローブ姿で殺害されているが、他の六つ子の役割が再び変更されており、トド松が占い師、チョロ松が裏切り者の偽占い師、十四松が村人、そして一松が人狼となっている。 じょし松さん(じょしまつさん) 1期13話、15話、18話、19話、2期5話、7話、8話、10話に登場。六つ子の女性版にあたるキャラクターだが、本来の六つ子とはそれぞれ別人の設定になっている。女性キャラにもかかわらず、対応する六つ子の声優がそのまま担当している。お姉さんタイプでまとめ役のOL「おそ子」、インストラクター風の容姿で肉体系の「カラ子」、オタクで腐女子の「チョロ子」、ロングヘアでミステリアスな雰囲気の「一子」、ガングロメイクで天然ギャルを装う「十四子」、森ガール風のゆるふわ女子の「トド子」からなる。喧嘩して仲直りした際に「私達はずっと友達よ」などのセリフがあるので、六つ子ではなく友人関係らしい。1期19話と2期7話では6人とも老婆の姿で登場。2期5話では十四子のみ登場しており、2期8話では十四子以外の5人がイルカトレーナーとして登場(六つ子は十四松のみ登場)、2期10話では一子と十四子が社員として、3期15話ではOL風の一子とトド子が、カラ松がバーテンダーを務めるバーの客として登場。 実松さん(さねまつさん) 声 - 小野大輔(十四松と同じ) 1期13話、18話、2期14話、25話、3期16話、24話と2期後半オープニング曲「まぼろしウインク」の映像に登場。凸凹商事という会社に勤める、うだつのあがらない30代独身のサラリーマン。会社では馬鹿にされているが、同僚の薫子からは心配されている。メロンパンを好み、朝食や昼食に食べている(1期13話、3期16話)。いつも就業時間が終わると残業を断って自分のアパートに早く帰宅している。2期までは「連続テレビドラマ 実松さん」の主人公という設定であるが、このドラマは第一話と第二話は存在せず、途中の話もとばされている。また、本編とは異なりリアルな画風となっている。 1期では第13話の「連続テレビドラマ 実松さん 第三話」に登場。この回では家に帰ると徳松(声 - 櫻井孝宏)、捨松(声 - 中村悠一)、菊松(声 - 神谷浩史)、平松(声 - 福山潤)、門松(声 - 入野自由)が待っていた。兄弟順は、実松が長男、門松が平松や徳松より上など、声優が同じ通常の六つ子と異なっており、各人の性格描写も通常の六つ子とは大きくかけ離れている。弟達は5人とも実松を兄として慕っており兄弟仲は非常に良いが、ラストでは心配で訪れた薫子が声がする明るい所を見ると5人はふっと消えてしまう。その後は「実松さん」第四話の次回予告という体で、新たに赤松、重松、常磐松という名前が挙げられている。18話では鍋型のカートに乗って登場し、ここで初めて通常の六つ子と共演した。 2期では14話の「連続テレビドラマ 実松さん 第九話」に登場。以前と変わらない暮らしをしていた所、交差点で交通事故を起こしてしまう。事故直前に彼の見た幻覚として「おそ松さん」本編のような世界の松野家が登場しており、彼もおそ松達兄弟の一員となっていた。画風も本編に準じたものに変貌しており、実松の顔だけはほぼそのままだが頭身が縮んでいる。実松のパーカーの色は茶色で、おそ松とカラ松のことを「兄さん」付き、一松と十四松とトド松のことは呼び捨てで呼んでいる他、チョロ松からは敬称略で呼ばれている。。この世界でのおそ松達六つ子は、性格描写が普段の本編とは若干異なるものになっている。実松は見知らぬ生活に始めは戸惑いつつも、おそ松達と一緒に暮らすうちに兄弟の一員として明るくなっていった。この回における「実松さん」第十話の次回予告では病院での入院生活の描写が描かれるものの、最後には「実松死す」とテロップが出され、それを受ける形で、2期25話では地獄で車に乗って再登場し、鬼たちに追われる六つ子を助けた。 3期16話では、前園により肉体に改造を施され、社畜AI「実(さね)コップ」として復活。しかし前述の事故の原因が前園の策略であることを突き止め、記憶と自我を取り戻した。その後、会社の最高経営会議に乗り込んで前園の悪事を暴露し、最後は社長を人質に取った前園を射殺した。その際自身を称えた社長に名を聞かれた際に、再び実松として生きることを誓った。 ちゃんとしてる松 2期1話に登場。過去の六つ子たちが未来の自分たちが働かずに有名になったので暴動を起こされたのを見てちゃんと努力した結果でなったキャラクター。おそ松は既婚者の立派な社会人、カラ松はサイボーグ人間、チョロ松は少女漫画風(この時トト子と魂が入れ替わっている)、一松はアメコミ風のヒーロー、十四松はコンピュータアニメーション映画的な3D、トド松は面を被った実写(アクター - たじましんぺい)になっている。それぞれロボットがあり、合体することで「チャントシター」になる。絶対英雄チャントシター 合体ロボット。2期第1・2クールともにOPにも継続して登場しており、2期20話で再び登場した。こちらではイヤミロボットが街を破壊し始めたことを受けて、松野家の住宅がチャントシターに変形しようとするものの、変形の準備が長すぎたため、街がイヤミロボットによって壊滅状態となる。壊滅後もギミックは規則的に動き続けていた。2期25話では地獄でF6が操縦する形で登場し、パワーアップ形態へと進化した。 サマー仮面(カラ松) 2期5話と3期24話Aパートに登場。夏休みになると現れる、水着一丁で日焼けした肌の、ダンボールで作った太陽の仮面をつけた怪人。サマーを探し「○◯サマー」と点数を付けていく。必殺技はサマーフラッシュ。同話ED「イヤミ音頭」でも登場している。 げんし松さん 2期3話、4話、7話に登場。原始人の6人で「ウホ」しか言わない。全員顔に髭が生えている。カラ松はおでこと口の上に骨を載せ、一松は局部に葉っぱを付けている以外は裸で、十四松は全身毛むくじゃらになっている。3話ではマンモスの性行為を見て、木を切って局部につけると気持ちが良くなる筒をつくる。4話では自分達でつくった乗り物で速さを競っているとプテラノドンを発見、そのまま空中散歩を楽しんでいたら火山の火口に放り込まれた。7話ではまたマンモスの性行為を見て興奮し、雌のマンモス(声 - くじら)の肛門に飛び込み、現代でマンモスと共に化石として発掘された。 三国志さん ナレーション - 矢島正明 2期7話に登場。三国志の3国に囲まれた小国「松」の国。おそ松の帝(みかど)を筆頭に、文官のチョロ松、軍師の十四松、猛将のカラ松、野蛮王の一松、若き才能のトド松がいる。天下を取ると勢いづくも本音はノリで「ぎょいー」と言いたかっただけの集団。赤壁の戦いで落ち延びた曹操(声 - 松本保典)と出会い、調子づいて赤壁の戦いの最中に飛び込むも、兵を率いず突撃したためあえなく玉砕する。 学生松 劇場版、3期23話に登場。高校生時代(18歳時点)の六つ子で、現在とかなり見た目や性格が異なっている者や、六つ子として一括りにされるのを嫌って個性を出そうとしている者がいる。おそ松だけは見た目、言動共に現在と変わらないが、カラ松は困り眉・そばかす顔でかなりのビビリ、チョロ松は丸眼鏡をかけ優等生を演じているが、テストは赤点でエロ本収集が趣味、一松は友人たちの前ではノリの良い陽キャラを出しているものの、無理をしているためにふとした時に陰キャラが出現する、十四松は目つきの悪い不良キャラで辺り構わずガンを飛ばしまくり、エア煙草やエアバイク(劇場版)、一人でエア喧嘩(3期23話)をしてなぜか負ける、などの意味不明な行動が目立つ一方、気を抜くと普段の天然な十四松に戻る、トド松は兄たちと比べて一人だけ体が小さく、ぶかぶかの学生服姿で兄たちにくっついて回っている極度の甘えん坊。 ウンコ松 3期1話に登場。アニメ再生工場で失敗して6つ子がウンコになった姿。体色はそれぞれのテーマカラーを引き継いでいる。これまでの事を反省し、アニメ製作委員会のモノリスに土下座して、3期には出演しないという約束の下で人間の姿に戻してもらったものの、新6つ子たちの新作映画お披露目の場に乱入し、暴動を起こした末に合体して巨大ウンコとなった。その後も怒りに任せて街を破壊し、自分達に説得してきた新6つ子を、頭にある触手の不意打ちで全員殴り飛ばした。 松野 一美(まつの いちみ) / マジック天使マジヘライッチー 声 - 福山潤 3期3話と24話Aパートに登場。水色の髪でもじゃもじゃしたショートカットの内気な中学生の女の子。ジュウシ先輩に恋心を抱いているが、声を掛けることも出来ずにいた。 突然現れた妖精(声 - 遠藤綾)から魚の骨を模した魔法のステッキを託されるが、心に潜んでいた陰気な心でヤンデレな性格の魔法少女マジヘライッチーに変身してしまい、ジュウシに憧れる他の女子中学生達(声 - 櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、入野自由)を必殺技で惨殺し、ジュウシ先輩に血まみれのラブレターを渡した。 ジュウシ先輩 声 - 小野大輔 3期3話に登場。常に白馬に乗っている一美の憧れの先輩で、笑顔が似合う金髪の美形男子。彼を慕う取り巻きの女子中学生達に囲まれている。 一美がマジヘライッチーに変身して彼の目の前で女子中学生達を惨殺しまくった後、彼女から血まみれのラブレターを渡されるが、その恐怖のあまりに逃げ出してしまう。しかし魔法の力で回り込まれ、チェーンソーを掲げる彼女に行く手を阻まれてしまった。
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