常磐松
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 09:06 UTC 版)
常磐松町の由来となった松の木は、大正期の地形図によれば現在の高松宮邸内の御用地にあった。この松は見事な枝振りの老木で、その由来には源義朝の側室・常磐御前が植えたという説と、世田谷城主・吉良頼康の側室・常盤が植えたという説の二説があった。 その松は東京大空襲の被害を受けて焼失、戦後は新たな松に植え替えられ、現在の渋谷区渋谷区東4-4-9にある薩摩藩士によって建てられた「常磐松の碑」の傍らに新たに存在する。 東京農業大学のスクールカラーは「松葉緑(まつばみどり)」と呼ばれる緑色であるが、これは常磐松の緑色に由来する。また、同大学の応援歌「青山ほとり」(通称、大根踊り)の歌い出しは、“青山ほとり常盤松”である。
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