修羅の国とは? わかりやすく解説

修羅の国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 02:47 UTC 版)

北斗の拳の登場人物一覧」の記事における「修羅の国」の解説

羅将および修羅詳細は修羅の国を参照羅将(らしょう) いずれも北斗琉拳伝承者である。修羅呼ばれる猛者配下に置き、修羅の国の支配者として君臨している。ここでは簡単な説明とどめるカイオウ 修羅の国第一羅将で、自らを“新世紀創造主”と称すラオウトキサヤカ実兄。母を失ったいきさつ(「カイオウの母」参照)から北斗宗家北斗神拳の血を憎み卑劣な手段ケンシロウ抹殺を図る。 原作では基本肉弾戦多く闘気はあまり使っていないが、アニメでは魔闘気乱用し最後までケンシロウ苦戦させる難敵になった。また原作ではヒョウ戦でリン会話した際に外した仮面も、アニメでは最終決戦まで外していない。 ケンシロウ倒された後は改心し最期ヒョウ遺体抱えながら溶岩浴び死亡した『北斗の拳』連載35周年記念して行われた人気投票国民総選挙」では、第19位にランクインしている。 ヒョウ 修羅の国・第二羅将ケンシロウ実兄北斗宗家嫡男カイオウ謀略により弟ケンシロウと戦うように仕向けられ兄弟骨肉死闘演じることとなった当初北斗宗家ケンシロウに関する記憶封じられていたが、兄弟対決経て北斗宗家の血に目覚め記憶正気取り戻した。しかし同時に自身の罪に気付き罪悪感から正気取り戻していない演技をしてまでケンシロウ倒されようと戦闘続行するも、シャチ不意討ち止めをさされ敗北その後ケンシロウ達と和解し封印されていた宗家の秘拳のありかを教える。 最期カイオウを歪ませたことを詫びながら彼の胸の中事切れた。死後、その遺体カイオウ抱えられ溶岩埋葬された。 ハン 修羅の国・第三羅将で、未だかつて誰も影すら見たことはないという疾風のごとき拳速を誇る。 ケンシロウ最初に対戦した羅将であり、リン追って駆けつけケンシロウ激闘繰り広げたシャチ 声 - 鈴置洋孝 / 神谷浩史真・北斗無双) / 中村悠一LEGENDS ReVIVE北斗琉拳使い手赤鯱1人息子であり、元来の修羅の国の者ではないがこの国の現状嘆き北斗琉拳大老であるジュウケイから拳を教わったレイアという恋人がいるが、戦い身を投じている間は彼女への「愛」を捨て羅刹」へと走った。 修羅の国で1800勝した郡将カイゼル倒し、並の修羅なら瞬殺できる、かなりの実力者修羅喰らうの意味を持つ「羅刹」として畏れられていた。しかし羅将には遠く及ばずハンカイオウ挑んだこともあったが軽く一蹴されている。またケンシロウハン激闘目の当たりにし、自分では本物北斗伝承者たちには及ばないことを悟った(ただしアニメ描写では、ケンシロウハン戦い目の当たりにすることで、拳筋を見極めることができ、実力高めた)。 普段からボロ(=戦い敗れ死にきれず、両足の腱を切られた者たち)を装い正体隠し相手油断を誘うなど用心深い性格である。初登場時砂時計アルフ付き従うボロ装っていた。郡将カイゼルとの戦いの際には、あらかじめボロとして彼の傍で働き、胸の古傷弱点調べていた。また、ハンの許に出向いた折には、服の下に防具身につけることで、ハンの拳を受けるも比較的軽いダメージ済ませた当初は修羅の国に渡ったケンシロウ利用して羅将倒そう企てるが、いつしか原作ではハン戦で)ケンシロウを修羅の国を救う希望信じるようになるカイオウ敗れたケンシロウを逃がす中、自分このためにこの国でレイアに恋をし、留まってい理由悟ったカイオウ居城脱出後は、瀕死ケンシロウ自身の左目を犠牲にしてヒョウから救いヒョウケンシロウ戦い見届けるヒョウ和解してからは泰聖殿へと向かうが、待ち伏せていたカイオウ遭遇する最期レイアを守るべくカイオウ特攻するがサンドバッグにされ片手片足失ってしまう(原作では踏み千切られたが、アニメでは骨折で済む)。しかし女人像の力を借りたことで一時的にカイオウ圧倒するという活躍見せ奮闘虚しくカイオウ頭突き止めをさされ敗北するが何とかレイア女人像守り抜きカイオウ退かせるという目標達成する悔いを残すことなくレイア看取られて死んでいった。シャチ打倒カイオウ意志ケンシロウ引き継がれることになった。 なお原作ではケンシロウ駆けつける前に息を引き取ったが、アニメではケンシロウ駆けつけた後、北斗宗家秘伝伝授したのを見届けてから息を引き取っている(ただしアニメでも「さらばだケンシロウ」とは言わなかった)。終盤失った左目に父・赤鯱形見である眼帯着用していた。愛すレイアを守るためにあえて偽りの狂気演じ父親の死別などの悲しみを耐えてまでケンシロウ救いレイアのために最後まで戦い抜いたケンシロウ仲間になる時期原作アニメ異なり原作ではハン戦のリンとの会話切っ掛け仲間になったが、アニメではハン戦ではまだ仲間にならず、リンカイオウにわざと拉致させケンシロウとぶつけさせるが、カイオウボロボロになりながら立ち向かうケンシロウの姿に感動したことで仲間になったジュウケイ 北斗琉拳大老(ターロン)と呼ばれる先代伝承者カイオウヒョウハンシャチの4人に北斗琉拳伝えた師であり、ラオウトキケンシロウの3人を北斗神拳リュウケンのもとに送った極意魔道にあるゆえに北斗琉拳伝承禁じていたが、暴力時代制するべく禁を破ってカイオウヒョウハンに琉拳を教える。だが彼らは拳の凄絶さに魂を奪われて(カイオウジュウケイ教育影響もあり)羅将称し、この国を修羅の国へと変えてしまう。 『北斗の拳』前史となる『蒼天の拳』では、少年時代彼の姿が描かれるサヤカ 声 - 高雅羅 / 山中まどか真・北斗無双) カイオウ・ラオウ・トキの妹で、ヒョウ思いを寄せた女性容姿は、カイオウの母と瓜二つ北斗宗家の血を憎悪するカイオウにより、ケンシロウヒョウ相打ちにさせる道具として、非情にもカイオウ殺害された。 原作では露出度の高い格好をしていたが、アニメ版では変更されている。また、カイオウ居城内で逃げ惑うリン出会い助けるなど大幅に出番増えかつては兄のカイオウ北斗琉拳を学ぶ前は優しかったことや、ヒョウと共に海を渡ってみたいという自分思いリンに語る場面もあった。その容姿人柄からカイオウたちによる支配快く思わない市民たちにも慕われていたらしく、彼女の葬儀執り行われた際には参列した者からその死を悼む発言もあった。 黒夜叉 声 - 千葉繁 / 桐本琢也真・北斗無双) / 小田柿悠太LEGENDS ReVIVE) 修羅の国で北斗宗家ケンシロウ生誕時より遣わされ従者北斗宗家にして北斗神拳伝承者代々仕えるという最強の拳士の一人で、ジュウケイをも凌ぐ拳を持つと言われる魔界入り北斗宗家の血を断つのが役目であり、カイオウ策略魔界に墜ちたケンシロウの兄であるヒョウ倒そうとする。両腕仕込んだ鉄の爪武器。琉拳の奥義暗流天破」を破る秘拳・遊昇凄舞持っていたが、自壊羅糸を周り張られ左腕失い敗北するケンシロウ救われる最期は、ケンシロウとの闘い正気すべての記憶取り戻したヒョウと共にカイオウ差し向けた最強修羅陸戦隊食い止めるために戦う。激戦の末にカイオウ陸戦隊侵攻阻止する戦闘中に(アニメではヒョウの話が終わった直後に)倒れ匍匐したままヒョウ最期会話交わしヒョウ胸の中思い残すことなく死出の旅路につく。 赤鯱(あかしゃち) 声 - 郷里大輔 / 角田信朗真救世主伝説) / 稲田徹真・北斗無双) / 矢部雅史DD北斗の拳2) / 麦人LEGENDS ReVIVEシャチ父親海賊船船長かつては拳王ラオウ)に仕えていたことがあり、シャチと共にラオウ対面したこともある人物。この時ラオウから倒さねばならぬ2人の弟(トキ、そしてケンシロウ)がいると聞かされている。 一度新天地求めて100名の兵と共に修羅の国に攻め入ったが、たった15歳足らず修羅一人敗北自身も右目右手足を失いシャチとも生き別れてしまう。その後は「双胴」と呼ばれる最悪海賊」として放浪していた。そんな中、修羅の国を目指すケンシロウ海賊船乗り込まれ、戦うも敗れて彼を修羅の国まで連れて行く。またその際に、置き去りにしてしまった息子シャチ救ってもらうように頼む。 その後ケンシロウシャチ危機察したのか修羅の国の奥深く子分たちと共に入り込みカイオウ敗北して瀕死ケンシロウ窮地シャチを、液体ゆえにどんな攻撃でも砕けない硫酸カイオウ浴びせる奇策助ける。しかし、直後カイオウ放ったボウガンで体を貫かれてしまい、大きく成長した我が子抱き締められながら息を引き取ったその後彼の子分たちはケンシロウシャチを救うための時間稼ぎとしてカイオウ挑み全滅した。 『真救世主伝説』では、レイナと共にラオウ帰り待ちわび、遺灰となって帰ってきたラオウレイナと共に修羅の国へ送り届けた拳王軍武将のほとんどは、ラオウを「拳王様」と呼んでいるが、赤鯱生前ラオウを「ラオウ様」と名前で呼んでいる。 レイア 声 - 勝生真沙子 / 佐藤朱真・北斗無双) / 古川貴子DD北斗の拳2) シャチ恋人タオ実姉。 かつて、退却した赤鯱の船に乗り遅れたシャチ出会い相思相愛の仲となる。そして、シャチが父である赤鯱のもとに帰ることを悟って密かに彼のために船を作るが、それを知ったシャチは父のもとに戻らず、彼女と共にこの地に残ることを決めたその後シャチジュウケイより北斗琉拳習い始め、時を経て行くごとに愛や優しさ捨て去り変貌していくさまを目の当たりにして、彼を見限るも、リンケンシロウジュウケイ言葉を受け昔の心に戻ったシャチ和解する密かに地下室にて私塾開き修羅修練場連れて行かれるの子供たちに愛や情、そして闘いの哀しさや虚しさ伝え続けた。 そんなレイア信念決し揺らぐことのない確固たるもので、一時期修練となった実弟タオにまで見切りをつけていたほどである。「いかなる外道とて、最後に落ち着く場所は愛」と説いている。シャチが彼女を守るために壮絶な死を遂げたことを受けてより一層胸を張って愛に生きてゆくことを誓う。原作ではこれ以降出番はなし。 アニメでは子供たち一緒にシャチのためにプロテクター肩当て)を作っていた。これは後にカイオウとの決戦ケンシロウ着用したアニメ版ではここの場面でケンシロウ送り出したのを最後に以降出番はなし。 タオ 声 - 佐々木望 / 宮坂俊蔵真・北斗無双レイア実弟一度シャチのように強い男になりたいという理由から修羅目指すも、親友殺せと言われレイアの言う愛を実感する修練場脱走し捕まえに来た修羅殺されかけるも、ケンシロウ助けられ姉と再会するママルとモリ レイア私塾教え受けた2人少年。愛や情の大切さや、無為に争うことの虚しさ教化される。したがって修練場戦おうとせず、愛を理解せぬ他の少年から一方的に痛めつけられ監督していた2人修羅捕まってレイアのもとに連行される。その場見せしめとして殺されかかるママルとモリを、レイア助け駆けつけシャチ守ろうとするも到底修羅には敵わず、4人は偶然通りかかったジュウケイの拳に命を救われる。 コセム 声 - 岸野一彦 名前はアニメ版より。ボロまとった老人で、修羅の国にラオウが来ることを信じて待ち続けていた。ラオウ来訪の報を知らされ立ち上がり実子チェーン(声 - 堀川亮)を含む囚われの子供たちを助けた。だが、来たのはラオウではなくケンシロウだったことを知らされブロン率い修羅子供たち殺害される。そして「あんたが来たせいだ!!なぜラオウ様は来て下さらなかったのだ!!」とケンシロウ激しく拒絶したロック 声 - 広中雅志 アニメオリジナルキャラクター。コセムの息子チェーンの兄として登場し彼の6人の仲間もアニメオリジナルキャラクターである。131話から133話の3話わたって登場し物語の中人物として描かれた。 ロックと6人の仲間西部劇カウボーイさながらに馬を乗りこなしている。ヨハン(声 - 松野達也)という少年からは憧憬対象であったラオウ伝説到来信じていたが、父コセムからラオウではなくケンシロウが来たと聞かされ、6人の仲間と共にラオウ伝説を継ぐことを決意全員武器による戦い極めており、その実力は修羅一部隊を壊滅させられるほど。修羅一人シエ襲われそうになった所をケンシロウ助けられるが、父と同様にケンシロウ激しく拒絶して彼のもとを去ったその後修羅ギャモン人質取られロックたちは命令ケンシロウ対決するが、悲しみ看破され逆に助けられることとなる。ようやく彼を認めようになったロックたちは、ジュウケイからケンシロウヒョウ実の兄弟であることを知らされると、ヒョウ軍団へと立ち向かう最初優勢だった武器による戦いヒョウ通用せず、次第劣勢となり仲間全員死亡ロックヒョウ闘気受けて満身創痍になった仲間助けで何とか逃げ延びケンシロウ真実伝えようとするも叶わず、その腕の中で死亡したホセ ロック仲間ロックとともにヒョウ対決するが、闘気受けて満身創痍となる。ロックを逃がすために単身ヒョウ突撃し北斗琉拳奥義陽真極破葬り去られる。 ハンス、ウェイン、フランコ、ロペス、サンチョ ロック仲間たちロックとともにヒョウ軍団挑み全員死亡したカイオウの母 声 - 坪井章子 幼いケンシロウヒョウ火事閉じ込められた際、カイオウラオウに愛を教えようとして炎の中に飛び込み、自らの命と引き換え2人救い安らかな微笑浮かべて死亡したその最期ジュウケイ称え丁重に葬るカイオウ告げるも、彼はラオウ連れて母の遺体から盗み出し、「冷たい石に入ることはない。ここなら冬でも暖かい」と溶岩流れ火山地帯葬った。さらにカイオウは母が死んだ後、愛を捨てるために自分飼っていた子犬リュウ殺し、その悲しみ失くすため自らの体に傷をつけた。以後カイオウは愛を失うたびに自分の体に傷を付けるようになり、北斗宗家憎しみを抱くようになった。 自子ではない子供の命を救い結果自子カイオウが歪むさまは、かつて北斗宗家跡継ぎ決める際に姉のオウカが妹シュメの子シュケンのために命を投げ出した悲劇再現であった登場時には幼少時トキ抱いている。 なお彼女の墓は修羅の国以外にも1基あり、その隣にはケンシロウによってラオウトキ葬られた。 ※ 以下の人物の詳細北斗宗家参照オウカ / シュメ 声 - 土井美加オウカ) / 山本百合子シュメ北斗宗家血を引く姉妹。姉のオウカカイオウラオウトキサヤカの遠い先祖にあたり、妹のシュメケンシロウヒョウの遠い先祖にあたる。 オウカリュウオウを、シュメシュケンを産む。だが宗家跡継ぎ選び際し病気長く生きられないことを悟ったシュメは、我が子可愛さから伝承者決め前日シュケン奪還し逃走、甥のリュウオウそのまま食いさせようとまでした。これを密かに見ていた北斗高僧たちはシュメのこの行動反逆見なしシュメシュケン処刑決定その上でオウカの子であるリュウオウ宗家跡継ぎとしようとしたが、オウカは妹の子シュケン伝承者の道を歩ませるために身を投げるその後2人の深い愛を受けたシュケンは受け技が極められ北斗宗家の拳発展させ、北斗神拳創始者となった。後にシュメ病没した。 一方リュウオウは母・オウカの死で母無し子となり、原作ではその子孫であるカイオウたちが愛に彷徨することとなった語られるのみだが、テレビアニメでは母の愛すら知ることもできず、野に下って北斗琉拳創始したとされている。

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