作中の災害/事故(時系軸順)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 09:22 UTC 版)
「め組の大吾」の記事における「作中の災害/事故(時系軸順)」の解説
千国市立病院火災 15年前に起きた大規模火災。五味と植木も出場している。幼い頃の忍足がこの病院に入院しており被災者となるが、五味に救助される。五味の出場したこの火災は、千国市消防局の消防士の間で『伝説の出場』と語り継がれる。 えび谷・熱泉寺火災 15年前に五味の休暇先で起こった。五味率いる住民総出のバケツリレーで、奇跡的に全焼を防いだ。 めだかヶ浜・民家火災 12年前に起きた民家火災。ある消防官に救助された少年は、その消防官に憧れて、自らも消防官を目指す事になる。 なぎさ町・民家ガス漏れ事故 大吾が初出場した。現場はなぎさ町5丁目1番地3号。 神奈川県立めだかヶ浜高等学校火災 大吾の出身校での火災。なお、なぎさ町・民家ガス漏れ事故鎮火直後の火災である。本来ならコンクリート造りの校舎は燃えにくいはずだが、文化祭の準備で校内の至る所に燃えぐさがあった為、被害が拡大してしまった。大吾は保健教諭の中村先生を救助。 あけぼの町・雑草火災/連続放火事件 現場はあけぼの町2丁目7番地2号、2丁目11番地9号、4丁目など。 中央街道車両追突事故 大吾が非番で偶然居合わせた近所で事故が発生。大吾は子供一人とその父親を救助、事故車両の高架下への落下を防いだ。 鮫肌市・民家火災 管外出火。現場は鮫肌市青葉5丁目5番地1号鷺沼宅。大吾は高熱で意識が朦朧とする中、住人の為に位牌を取りに行き、無意識のうちに命令違反(持ち場放棄)をしてしまう。 ちなみに話の流れは異なるが、ドラマ版でも大吾が炎上する家屋から位牌を持ち出して住人に手渡すエピソードが描かれた。 煮干野・廃屋木造アパート火災 管外出火。ツバメが巣を作る習性を元に大吾は人命検索でも見つからなかった廃屋に住み着いている男性を救助。ドラマ版の最終回はこの話が基となっている。 しらす平・民家火災 鯨台出張所の管轄。なお、要救助者一名が死亡。甘粕に大きなトラウマを残した。 ドラマ版終盤で植木が殉職して大吾にトラウマを植え付けるストーリーは、このエピソードからの引用と思われる。 千国川異常増水 大吾は非番招集。台風接近で異常増水した川に子どもが流され、甘粕が川に飛び込み救助するも自身は濁流に流されしまう。大吾もまた甘粕を救助するために川へ飛び込んだ。 めだかヶ浜商店街・アーケード内蕎麦屋「大黒庵」小火 布団にタバコの火がついたことが原因。ボヤで済んだため消防の出動は徒労に終わる。 めだかヶ浜商店街・アーケード火災 『大黒庵』でボヤを出した夜の火災。大黒庵の主人が平のいいつけを守らず布団を風呂に沈めていなかったために再出火。大吾は平と共に堀江屋の娘を救出。 鯨台・トラ脱走事件 市条例に違反してトラを飼っていた男性宅からトラが脱走。鯨台町の吉田さんの通報で、消防(甘粕も出場、さすがにうろたえていた)と警察、猟友会のハンターなどが出動し、30分後に麻酔銃で捕獲。トラは千国市保健所に収容され、近日中に都内の動物園に引き取られることになった。 めだかヶ浜・ナカジマビルトラ侵入事件 鯨台のトラ脱走事件と同日の深夜。保健所に収容されていたトラが脱走。現場は町名不明3丁目ナカジマビル。大吾がナカジマビルの管理人と旧知ということで、居合わせたところに事件が発生。トラを屋上に追い出し事なきを得た。なお、この事件で大吾は陽光新聞の消防番である丘野に目をつけられてしまう。 東条マート火災 現場はめだかヶ浜駅前、東条マートめだかヶ浜店。死者ゼロという結果に終わったが、大吾の取った救助方法はビルが爆発の寸前とは言え“要救助者を建物の5階から下の保護マットに放り出す”という極めて危険なものであったということで、大吾は謹慎処分に。(本人は悪い事はしていないと主張したが、脚を骨折した事もあり、どのみち出勤は出来ない立場となった) この事件は良くも悪くも大吾の名前が千国市消防局中に広まる切っ掛けとなり、レスキュー資格試験に挑む者が揃って大吾を「東条マートの男」と恐れていたように、この事件に対する見方が志の高さのバロメーターとして描かれた。特にレスキュー研修の前後で荒、忍足、丘野が大吾の経験した修羅場を回想するくだりが描かれた際には、ビルの5階から地上にダイブして間一髪爆発を逃れたと言う事で、その全てで筆頭に挙げられている。 ホテル火災 めだかヶ浜出張所1部20人の慰安旅行先のホテル。増築を繰り返し複雑な構造になっていたホテル内は非常口さえもアテにならず、大吾は屋上から隣の建物へベンチを伸ばし、長さが足りない分を自身の体で支えてることで橋を作り、逃げ遅れた人々を避難させる。しかし、左肩を脱臼、一酸化炭素中毒によって作中で最も危険な状態にまで追い込まれてしまった。偶然居合わせた陽光新聞記者・丘野もこの一件で大吾に救出されてからは大吾に一目置くようになる。この一件以降、大吾が毎回負傷し続けるという状況に周囲の知人が怯えていく(ここまでの出場で大吾の負傷、入院の数は極めて多い)。 めだかヶ浜・民家火災 現場はめだかヶ浜町2丁目1番地12号。 あさり第一中学校転落事故 大吾が救急隊の職務中。現場はあさり町2丁目2番地2号、あさり第一中学校。 交通事故3回 大吾が救急隊の職務中。 千国峠・土砂崩れ/交通事故 大吾が救急隊の職務中。大吾は身動きも連絡もできなくなった救急車に代わり、豪雨の道なき斜面を傷病者を担いで駆け下り救急搬送した。 千国バイパス交通事故 管外出動。大吾らは延焼に備え待機。臨港署特別救助隊がヘリで出動し人命救助と事故車の撤去作業を行う。 GVビル屋上大型クレーン倒壊事故 千国バイパスの交通事故の現場出場中に大吾が異変に気付き、持ち場放棄する形で現場に駆けつける。倒壊したクレーンの落下予想地点にタンクローリーがいた為、大吾はフォークリフトとクレーンをロープで結び、『死の綱引き』の結果 内側に倒すことで大惨事を回避した。異変に気付いた五味の個人的な頼みで、臨港レスキューはビルの上空を通過して帰投する際に危機を知るが、これを防ぐ術が見つからず悔しい想いをすることになった。神田が大吾の"実戦"を目の当たりにした最初の機会。 昆布山・山林火災 現場は昆布町2丁目昆布山。大吾は小学生の女の子(と子犬)を発見、防火服の中で抱きかかえながら炎と煙から逃れるため徹夜で山中を走り回り、最後は雨によって消火され無事救助した。翌日、満身創痍の状態でレスキュー隊員採用試験に挑むことになる。 市民会館ホール火災 管外出火。レスキュー隊も脱出不可能な状況で、五味が壁面破壊の為に工作車を呼ぶが、それを待たず大吾がめ組のポンプ車をホールの外壁に突貫させて穴を空け救助。ポンプ車は全損した。なお、この救助劇は極めて危険な行為であることは言うまでもなく、管理責任者である大野機関員が大吾の問題行動を庇う形で管理不十分ということで謹慎処分に。 千国サウスイースト火災 現場は千国市緑区サウスイーストビル。なお、市民会館ホール火災での問題行動の真相をレスキュー試験の面接で全て話した大吾が、懲戒免職を覚悟した上での職場放棄で落合先生と出かけていたところに火災が発生した。ゴンドラで宙吊りになり気絶していた作業員を救助、その模様は撮影され広く報道された。大吾が英雄として取り上げられてしまったため、消防局本部内で大吾の処分に関して紛糾することとなった。 栢野台・団地ガス爆発事故 現場は栢野台6丁目の栢野台団地507号室成田宅。荒教官はレスキュー研修中の消防士をにここから出場させた方が早いと判断し、大吾を現場に連れて行きたいがために彼の所属する小隊を指名して現場に出場。バックドラフト現象が起きる程部屋の中は危険な状態であった。大吾は自身の経験から、燃えていた椅子に掛かっていた背広を見て部屋にまだ人がいるのではないかと思い、実際にベランダで瓦礫に埋もれていた家の主人を救助する。 千国街道タンクローリー横転/塩化水素ガス発生事故 非番中に偶然に現場近くに居合わせた大吾は、事故対応中のめだかヶ浜出張所2部の活動に進んで参加する。横転したタンクローリーから流出した塩化第二スズが排水溝を伝って住宅街へ達し塩化水素ガスを発生させた。 土砂崩れ 大吾が塩化水素ガス発生事故でガスが広がるのを防ぐためにこれを利用して、なんとかガスを処理することに成功する。 もずく町・病院火災 現場はもずく町太田病院(大吾がよく入院していた病院)。大吾のおばあちゃんが入院していたところで火災が発生した(壁内での低温着火)。大吾の機転で大事に至らず鎮火。 臨海地区埋め立て地・ヘリコプター墜落事故 大吾は非番招集。消防局で設備増強のため買い付けたヘリが突如行方不明になり、非番の職員をかき集めて捜索。忍足が場所の見当をつけ、大吾が現地で負傷した副操縦士を発見し、不時着させた場所を特定。ヘリも十分修復可能な範囲の破損であった。なお、この功績が認められ、後に大吾は消防フェスティバルで表彰を受けることに。『ヘリの捜索』をしていた忍足と甘粕、『操縦士の捜索』をしていた大吾。人命救助の意識の違いを見せつけられた甘粕は徐々に大吾を認めるようになる。 えび谷・山林火災 休暇を命じられた大吾が来ていた保養地での火災。現地の消防団が対応した。 スーパー・ハマチ堂駐車場車両炎上火災 管外出火。現場は緑区はまち町2丁目3番地。千国市立病院跡地。インパルス消火システムの初陣。大吾を含むインパルス装備者で構成された臨時の小隊が消火にあたっていたが、炎上した車の中で積んであった有機溶剤に引火し爆発。大吾の全身が一瞬だけ炎上するというアクシデントがあったが、忍足の迅速な対応により軽症で済む。 千国市国際空港工事現場爆発事故 め組と鯨台の共同管轄だった千国沖国際空港建設現場での火災。大吾は前回の現場でのアクシデントをひきずってしまい、足が竦んでしまっていたが、地下を見回っていた五味と、共に地下に閉じ込められた要救助者の危機に発奮、甘粕から循環用パイプを潜り抜ける方法をアドバイスされ、内部にメタンガスが充満しているというかなり危険な状況にも関わらずこれを敢行する。なお、千国市防災史上最悪の事件として永遠に語り継がれていくこととなった。 千国市・民家火災 大吾がハイパーレスキューの研修中に出場した火災。 インドネシア・スマトラ島南部森林火災 インドネシア・スマトラ島で毎年起きている森林火災に、大学の調査研究旅行でその地を訪れていた落合先生が巻き込まれ行方不明になったとの知らせを受ける。大吾はなりふり構わずインパルスを持ってスマトラ島まで駆けつけようとするが、大吾だけでは出国もままならないということで彼の心情を察した甘粕も同行した。そして、現地での救助には現地の消防士バンジャルも協力した。今回の大吾の行動はインパルス消火システムの無断持ち出し(出国の際には甘粕が書類を偽装した)ということで犯罪とまで言われているが、五味が公式に国際消防救助隊を送り出す際に国際緊急援助隊の指揮官に着任し、なんとかとりなした。なお、今回の大吾の功績は死者を1人も出さず被災者も救出、なおかつホットスポット(自然の山火事の火点)のモニタリングをも行ったことから、レスキュー隊員45人、及び最新の設備装置一式以上の価値に及ぶとされ、後にスマトラの奇跡と呼ばれる。 また、落合先生が見つけた新種のコガネムシが熱に強い特性があるのかホットスポットから逃げるのが遅い―ホットスポットの調査に大いに役立つとされたという。彼女が希望した新種のコガネムシの学名は「"Phyllopertha diversa Daigo"ダイゴコガネ」彼女もまたこのコガネムシを見つけたことからスマトラの奇跡の功労者とされ、彼女の夢であった昆虫学者への道に近づいたようだ。 北海道トンネル火災 大吾がハイパーレスキューに所属以後の火災。スマトラ島の次の年の火災のようで、その筋ではかなり有名な事件のようである。 ワルシャワビル倒壊事故 大吾がハイパーレスキューに所属以後の事故。 グルジア地震 ワルシャワのビル倒壊事故と同じ年に発生した。大吾がハイパーレスキューに所属以後の事故。 マンハッタン地下鉄7号線地盤崩落事故 スマトラ島の火災から7年後、アメリカ・ニューヨークのマンハッタンで起こった事故で、地下鉄新線の開通祝賀運転をしていたところに崩落事故が発生した。幸い人が乗っていた車両はつぶれていなかったということで、千国市ハイパーレスキューも駆けつける。大吾は休暇中(育児休暇)だったがたまたまニューヨークで休暇を過ごしていたため、現場の隊員達と観衆のたっての希望での出場となった。 最後の出場 大吾が帰国して、今はもう亡くなった愛犬ジルの夢から醒めた直後に出場を告げるベルが鳴る。かつて五味所長から譲られた帽士をかぶり、大吾は出場してゆく。 め組の大吾救国のオレンジ 中華料理店ガス爆発事故 斧田駿が不破救助に配置されたその日に発生。中華暁天の厨房より出火。ガス爆発により建物が崩壊し、要救助者1名が取り残されていた。大吾の突拍子もない活動により建物の完全崩落が起きる寸前で要救助者を救助することに成功する。
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