作中の漫画作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/09 09:03 UTC 版)
「ファミ通のアレ(仮題)」の記事における「作中の漫画作品」の解説
竹熊と純子の連載はファミコン通信に掲載されているが、作中のファミコン通信でどういった作品が載せられているかは詳しくは不明。第38回では国領が浜村編集長から「なんや最近の「ファミ通のアレ(仮題)」は」と指摘されたり、「ファミ通のアレ(仮題)」の第1巻の単行本が発売されたときに竹熊が喜んでいるなど、おそらくは同作そのものが掲載されていると見られる。 同作の作風について、連載第1回で読者にどのような作風・内容が良いのかの希望を募集していた。桜玉吉風という要望が多いという結果が出たが、桜玉吉本人から抗議されたため却下されたということになっている。 以下は作中で発表されている、没になった主な漫画作品。 桃太郎インガンジス 第1回・第10回に登場、第1巻・第2巻の巻末書き下ろしで完結している。竹熊は当初この作品をファミコン通信に連載させるつもりであったが、国領に没にされている。 桃太郎(死体)が、イヌ(死体)・サル(死体)・キジ(死体)と共にガンジス川を流れ、鬼ヶ島を目指すというもの。全員死体なので動けず、ただ川の流れに身を任せて行くだけだが、どういうわけか会話している。鬼(死体)が待ち構える鬼ヶ島目前まではたどり着いたものの、海流に流されてどこか遠くへ行ってしまった。 「ぬいぐるみ化されると儲かる」という話を聞いた竹熊は、桃太郎インガンジスのキャラクター人形やクレーンゲーム機を自作して商売を始め、これで儲けた資金を元手に純子の下半身を作っている。 いきずりの女(ひと) 第2回・第3回に登場。2回ともほとんど同じ内容。 「本格ゲームマンガ」と銘打たれているが、テレビゲームをよく知らない竹熊が「男と女の出会いはある意味でゲームみたいなもの」と解釈して執筆したため、全然ゲームと関係ないものになっている。国領が勉強のためにとゲーム機を貸していくと、今度は随所にゲーム機が無理矢理入る「ゲーム機マンガ」になってしまい、結局没になった。 ショルブールの黄金 第38回から第40回にかけて登場。 一向にゲーム漫画を描かない竹熊に業を煮やした国領が、自分で原作を書いてきたもの。しかし、竹熊に「本当にこれ徹夜で考えたお話?」と呆れられるほどベタな中世ファンタジーものであった。 竹熊からリアリティが無いと指摘され、中世ヨーロッパの不潔さや魔女裁判の話を盛り込んだところ、「魔王にさらわれた姫を助けようと志願した主人公が魔女として拷問にかけられる」という話になってしまい、結局没になった。
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