主な訓練・試験内容とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 主な訓練・試験内容の意味・解説 

主な訓練・試験内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:19 UTC 版)

パトロールカー」の記事における「主な訓練・試験内容」の解説

現場でパトカー運転及び取締パトロール経験豊富な警察車両使用頻度が高い部署=主に自ら・交機高速各隊所属する先輩ベテラン警察官教官となって若手警察官パト運転指導にあたる。特に前後左右安全確認は(緊急走行時には一般車より速度速いことから)一般車運転する以上に重要である(各都道府県警には専門課程パトカー及び白バイ乗務員養成専科」を開設)。 高速でのスラローム・クランク・鋭角走行一般車両及び障害物見立てたカラーコーン避け急カーブ速度上げた時でも車体コーンぶつけないようジグザグ走行前進のみならず袋小路狭隘路等の反転不能箇所における追跡想定しバックによるスラローム・クランク走行もある。一部カラーコーンをあらかじめ倒した状態での訓練実施カラーコーン車体接触させたりタイヤ乗り上げさせると減点)。 急停止歩行者・自転車・他車等が側方から急に飛び出してきた場合想定緊急走行時でも衝突避け規定停止位置確実に止まれるようにする。規定停止位置オーバーランすると減点。より実践的に教官がマンシルエットをいきなり飛び出させることもある)。 事故発生時における交通規制カラーコーン表示板等を素早く準備し後続車追突される二次災害防止のために事故発生迅速に知らせ体制を整える)。連携確認のため(NEXCO等の)道路管理者合同訓練という形を採る場合もある。 交通整理方法習得雑踏警備時や停電信号機止まった場合・及び事故発生現場で車線規制時に手信号による的確な交通整理」ができるようにする。また停電時でも稼働可能な自家発電装置付き信号機備えた交差点では「電源自家発電迅速に切り替える訓練実施)。 イベント開催時などにおける交通規制実施方法習得要人警護訓練首脳皇族などのVIP乗せた車両公道通行時における先導方法VIP不審者から守るための警備方法習得)。 大規模テロ凶悪犯などを想定した警備訓練刃物挑発する凶悪犯立てこもり犯の制圧方法刃物威嚇して警察官向かってくる犯人慎重に追い詰め自身刃物切られたり銃で撃たれるなどの受傷を防ぐ・および人質無傷保護し立てこもり犯の身柄迅速に確保するための間合い取り方や犯人説得方法習得)。 パトロール中の違反車両発見時や緊急出動時におけるマイク・サイレン装置赤色灯パトランプ)の取り扱い方法、および不審車両人物への職務質問方法習得。 パレード・マラソン・駅伝開催時における車両での参加者先導方法習得車両特性構造学習(指定自動車教習所教習カリキュラムと同じ)。 (白バイ隊員のみ)幅の狭いジグザグの板から外れないように、さらに足場の悪い凹凸路面でも転倒しないよう走行オフロードバイク用いた障害物突破訓練実施途中で転倒した地面に足をつくと減点)。 (万一路肩障害物乗り上げたり足場の悪い凹凸路面を走行する場面想定し片側のタイヤのみを細い板に載せてバランス崩さないよう走行途中で脱輪すると減点)。 (不審者違反者検問職務質問等を振り切って逃走した場合想定した車両急発進・急反転急旋回スリップ体験冬期におけるスリップ事故怖さ凍結=アイスバーン路面再現したスキッドコースで体験し緊急走行中に万一スリップした場合でも横転や他車との接触事故未然防ぎ落ち着いて車両を元の姿勢へと立て直せるようにする)。 タイヤ交換タイヤチェーン装着・車運行点検方法習得指定自動車教習所教習カリキュラムと同じ)。 万一車両トラブル発生した場合対処方法パトロール取り締まり業務中の車両にタイヤパンク・エンジントラブル・悪天候などでの立ち往生接触事故など不測の事態起きた場合でも、慌てず落ち着いて対処できるようにする。万一事故起こした場合負傷者迅速救護すると共にその旨所轄本部迅速に報告できるようにする)。 心肺蘇生法及びAED使用方法習得事故現場救急車到着するまでの間、負傷者意識不明者応急処置確実に施して救命率を上げる)。 逮捕術柔道剣道空手等の各種日本武道の技を組み合わせ周囲一般人に危険を及ぼすことなく犯人=被疑者無傷かつ迅速に身柄確保して逃走防げるようにする)。 挙動不審車両人物の見抜き方(特に車内におけるシートベルト着用携帯電話スマートフォン操作しながらの脇見運転不自然な蛇行運転・夜間悪天候時の無灯火走行正し通行帯から大きく外れて走行逆走交差点横断歩道での歩行者優先義務違反信号無視一時停止不履行駐車禁止及び駐停車禁止所へ違法駐停車追い越し禁止車線変更禁止区間での追い越し一方通行区間逆走Uターン禁止場所での車両故意反転指定方向外進行禁止規制のある交差点での違反行動など道路交通法違反飲酒運転無免許運転疑われる危険な行動パトロール中のパトカー白バイ警察官見て急に目を背けた走って逃げる&車両向き急に変えたり速度急に上げる・一般ドライバー模範となるべく「緊急走行時以外は制限速度及び法定速度遵守走行」しているパトカー白バイ故意追い越すなどの不可解な行動営業時間外の店舗公共駐車場駐車帯・路肩目的もなく深夜でも長時間まっている・正当な理由なく刃物実弾入り銃器類持ち歩いている・ナンバープレート折り曲げて見えなくした故意に付け替えている=他車から盗んできたナンバー付けている・総務省免許申請ていない違法無線アンテナ搭載している・違法改造をしている・フロントガラス割れた故意塞がれている・車体一部破損し轢き逃げ当て逃げをした疑いがある・車検切れ自賠責はじめ各種保険加入疑いがある・前照灯後部標識灯ブレーキランプ切れている・車内からゴミポイ捨てしているなどの不審車両整備不良疑われる車両盗難届が出されていたり指名手配犯覚せい剤危険ドラッグ使用者がいる疑いのある車両などを夜間でも瞬時見抜く方法自殺志願疑いがある人物保護して自殺未然に防ぐ方法不特定多数通行車両の中から違反疑いがある要注意車両見抜いて取り締まり所へ誘導する方法などを徹底的に学ぶ)。 地図使い方自分管轄する地区地図=主に昭文社県別マップル都市地図シリーズゼンリン住宅地図暗記し110番入電無線受信後1分1秒で迅速に当該事件事故発生現場急行出来るようにすると共に通常のパトロール中においても自分がいる現在地事件事故・災害発生場所不審者犯人身柄確保所を所轄本部無線的確に伝えられるようにする)。 災害時における臨時本部設置訓練警察署交番地震・津波河川氾濫土砂崩れ被災し使用不能となった場合備え、あらかじめ協定結んでいる管内公共施設臨時警察署機能設け場合無線装置などを迅速に立ち上げ大規模災害発生時でも警察署機能維持できるようにする)。及び「大規模災害発生時における初動・非常招集訓練」(地震大雨洪水土砂災害などで道路寸断され車の使用が困難となった場合所轄署から徒歩圏内にある警察官在住警察官を非常招集し災害対策本部立ち上げ自治体連携して迅速的確な災害情報収集体制構築できるようにする)。 無線交信訓練所轄本部現場警察官相互間で的確な無線やりとりができるよう、若手警察官所轄本部通信指令室での110番通報受信担当警察官中心に事件事故・災害発生現場の状況パトロール中に追尾職務質問身柄確保した不審人物不審車両特徴犯人身柄確保場所、事件事故目撃者通報者から得られ現場状況犯人不審車両特徴証言などを無線所轄本部的確に伝え訓練」を定期的に実施)。 (交番・駐在所勤務若手警察官のみ)巡回連絡訓練管内にある世帯事業所所轄警察署からの連絡事項的確に伝えと共に管内住民との良好な関係を築く「巡回連絡」の方法学び、「相手の心に寄り添った伝え方がきちんと出来る」ようにする)。 ランニング体力作り犯人万一職務質問などを振り切って逃走した場合でも瞬時追いついて身柄確保できるようにすると共に24時間当直勤務時における深夜帯パトロール&緊急出動にも耐えうる体力錬成)。 車両での犯人護送方法習得逮捕及び留置中の被疑者を署や裁判所まで護送する際、途中で逃げられないようにするための正し座り方犯人包囲方法を学ぶ。パトカー左右後ろドア護送中の犯人逃走を防ぐため「外側からのみ開閉可」としている) 各種交通違反ごとの反則金及び違反点数区分反則切符使用方法習得交通取り締まり活動を行う上で基本事項である「道路交通法規定され交通違反種類とそれに応じた反則金徴収額及び違反点数違い」や「反則切符正し交付方法反則金及び免許停止取り消し基準となる違反点数正し計算方法」を学ぶ)。 アルコール検知器使用方法習得パトロール中及び交通取締中に飲酒運転疑いがある不審車両を見つけ職務質問した際、「酒気帯び運転」及び「飲酒運転」の摘発基準となる呼気アルコール濃度正しく測定できるようにする)。 職務質問訓練挙動不審車両人物見つけた時、当該人物車両への所持品検査刃物薬物危険ドラッグ拳銃などの危険物違反物や盗難品・模造品偽造され通貨切手類が見つかれば迅速に身柄確保して犯罪予防できるようにする)。 (機動隊員のみ)大規模災害発生現場想定した救助訓練消防救助隊訓練と同じ)。 拳銃適正使用方法習得刃物などの凶器挑発威嚇する犯人制圧及び身柄確保のための「一般人に危険を及ぼさない適正な拳銃使用方法」を学ぶ。「警察官拳銃射撃技能大会」も都道府県及び管区警察局ごとに実施。なお拳銃一歩間違えば殺人兵器となる「取扱注意」の道具なので銃刀法により使用場面手厳しく規制。各警察署にある拳銃保管庫は「部外者立入禁止」とし、警察関係者であっても出入り可能人物暗証番号厳格に制限同時に拳銃職務遂行時以外必ず所属署の拳銃保管庫預けと共に刃物などで威嚇挑発したり暴れ凶悪犯制圧などやむを得ない場面以外で一般人銃口を向ける・警察官以外の第三者故意拳銃を渡す・職務遂行中に拳銃置き忘れたり紛失するなどの行為一切厳禁」と規定)。 警察消防以外で緊急自動車保有する企業電力・ガス水道鉄道・通信事業者輸血血液供給センターなど)においても、(人身物損死傷事故避けて安全かつ迅速に事故発生現場急行出来るよう)警察官ほどではないが(一般自動車教習所より厳しく)高度な運転技能習熟訓練が必要である。

※この「主な訓練・試験内容」の解説は、「パトロールカー」の解説の一部です。
「主な訓練・試験内容」を含む「パトロールカー」の記事については、「パトロールカー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「主な訓練・試験内容」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から主な訓練・試験内容を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から主な訓練・試験内容を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から主な訓練・試験内容を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「主な訓練・試験内容」の関連用語

主な訓練・試験内容のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



主な訓練・試験内容のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパトロールカー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS