主な言語資料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 16:08 UTC 版)
『ベーオウルフ』(Beowulf) 作者不詳の英雄叙事詩。頭韻法が用いられており、もともとは口承文学であったとされる。詳細は該当項目を参照。 『ユリアナ』(Juliana) 宗教詩人キネウルフ(Cynnewulf)作の宗教詩。4世紀の初め頃を舞台とし、ユリアナという名の女性の殉教を描く。 『アングロサクソン年代記』(The Anglo-Saxon Chronicle) アルフレッド大王の命により、イングランドの歴史を、1世紀頃のローマ帝国の襲来から1154年まで叙述した歴史書。散文体で書かれている。各地の修道院で編纂が行われたとされている。 『哲学の慰め』(De Consolatione Philosophae) ローマ帝国の哲学者、ボエティウスの哲学書を、アルフレッド大王がラテン語から古英語に翻訳した。散文訳と、頭韻法を用いた韻文訳が存在する。 『九つの薬草の呪文』(The Nine Herbs Charm/Nigon Wyrta Galdor) 10世紀に書かれた治療用の呪文。キリスト教の影響を受けているが、元々は多神教信仰に由来する呪文だったと考えられている。
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