ボットとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > ボットの意味・解説 

bot

別表記:ボット

「bot」の意味・「bot」とは

「bot」は、自動化されタスク実行するソフトウェア一種である。インターネット上で人間介入なしに特定の作業自動的に行うプログラムを指す。例えば、ウェブサイト情報収集する「クローラーボット」や、ユーザーとの対話自動化するチャットボット」などが存在する

「bot」の発音・読み方

「bot」の発音は、IPA表記では/bɒt/となる。IPAカタカナ読みでは「ボット」となり、日本人発音するカタカナ英語では「ボット」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「bot」の定義を英語で解説

A 'bot' is a type of software that performs automated tasks. On the internet, it refers to a program that performs specific tasks automatically without human intervention. For example, there are 'crawler bots' that collect information from websites and 'chatbots' that automate conversations with users.

「bot」の類語

「bot」の類語としては、「ロボット」「自動化ソフトウェア」「スクリプト」などがある。これらの単語も、特定のタスク自動的に実行するプログラムを指す。

「bot」に関連する用語・表現

「bot」に関連する用語として、「AI人工知能)」や「自動化」、「プログラム」、「アルゴリズム」などがある。これらは、botが機能するための基盤技術や、botが関与する領域を示す。

「bot」の例文

1. The bot collects data from various websites automatically.(ボットは自動的に様々なウェブサイトからデータ収集する。)
2. The chatbot responds to user inquiries 24/7.(チャットボット24時間いつでもユーザー問い合わせ応答する。)
3. The trading bot executes buy and sell orders based on pre-set rules.(トレーディングボットは設定されルール基づいて売買注文実行する。)
4. The bot scans the internet for specific information.(ボットは特定の情報インターネットから探し出す。)
5. The bot automates repetitive tasks, saving time and effort.(ボットは繰り返しタスク自動化し時間労力節約する。)
6. The bot is programmed to perform specific tasks.(ボットは特定のタスク実行するようにプログラムされている。)
7. The bot uses artificial intelligence to interact with users.(ボットは人工知能用いてユーザー対話する。)
8. The bot analyzes large amounts of data in a short time.(ボットは短時間大量データ分析する。)
9. The bot assists in customer service by answering frequently asked questions.(ボットはよくある質問答えることでカスタマーサービス支援する。)
10. The bot is designed to mimic human conversation.(ボットは人間会話模倣するように設計されている。)

bot

別表記:ボット

「bot」とは・「bot」の意味

「bot」とは、コンピュータ用語インターネット用語ビジネス用語として使用される言葉であり、自動化プログラムを指す。「robotロボット)」を省略する形で、「bot(ボット)」となっている。robot機械的なロボットを指すのに対して、botは主に、コンピュータ内部にあるプログラムを指すという違いがある。

botは、特定の命令通りに動く仕組み持っているプログラムである。botに組み込まれた、人工知能であるAIが、プログラム内容基づいて自動的に行動を行う。そして、常に稼働するものもあれば、使用者行動反応して稼働するものもあるなど、具体的な仕組みはbotによって様々である。

bot機能代表的なのは、ツイッター始めとする、SNSでの自動機能である。ツイッターでは、botを用いると、自動投稿行える。定期的に人目触れることで注目されたり、商品サービス宣伝をしたりすることが可能だまた、特定のコメント反応するようプログラミング行い限られた人を相手反応させるともできる。さらに、知恵袋のような役に立つ情報を、botを使って自動発信し重宝されている例もある。

snsでbotが使用されている場面は、投稿だけではない。インスタでは、利用者同士質問回答ができる、質問箱という機能があるが、その一部にbotが導入されている。インスタ質問箱では、運営から、定期的に質問送られてくる。そこにbotが使用されている。また、インターネット上にある数多く情報を、統計のために集めクローラーという機能にも、botが使用されている。人が手作業情報収集をすると、手間時間かかってしまう。botを使用すると、その手間と時間を省くことができる。

botは、ゲームでも使用されている。ゲーム内世界ではプレイヤー操作をしない、「npc」というキャラクター登場することが多い。npcには、プレイヤー情報与えたり、敵として戦ったりするなど、様々な役割がある。その役割は、botによって果たされるプレイヤーから話しかけられたら情報与える、プレイヤー近く寄れば攻撃するといった、プログラム与えられている。

そのように、botは基本的に、人の役割肩代わりしてくれるものだ。botを導入すると、人の負担大幅に減る。ただ、botは必ずしも、健全な目的使用されるとは限らないインターネット通販販売される限定商品や、人気のあるコンサートチケットなどを買い占めるために、botが使用されることがある。botを使用すると、人が行購入手続きよりも早く手続き済ませることができてしまう。

また、ツイッターインスタでは、何らかの投稿に対して自動で「いいね」をするbotが使用されることがある。ただ、ツイッター運営するtwitter社や、インスタ運営であるメタ・プラットフォームズは、botを用いて「いいね」を行うことを規制対象としている。よって、規制無視して自動で「いいね」を行うことは、botが悪用されている例となる。したがって、botが健全に使われるかどうかは、使用者次第である。

botは、ビジネスシーンでも数多く使用されている。SNSでの自動宣伝botの他、顧客からの問い合わせ自動応えるチャットbotや、顧客取引先データ自動振り分けるbotなどが代表的である。また、プログラムとは別に、「bot方式」というビジネス方式略称として、botが使用されることもある。ビジネス方式としてのbotは、一括事業請負後譲渡方式意味するbuild operate transfer」を略したものだ。

bot方式は、事業者庁舎学校プラントなどの施設を建て、一定期間業務運営した後、その土地保有する国や地方自治体譲渡するという方式である。施設用意するための資金は、基本的に事業者負担となる。そのため、まとまった資金用意できない国や地方自治体に、施設建てることが可能だ開発途上国支援の一環として先進国bot方式採用する場合もある。

「bot」の熟語・言い回し

〇〇botとは


〇〇bot」とは、主にtwitter上に存在する、botを使用したアカウントのことである。twitterでは、botツール使用すれば自動投稿を行うことが可能だ。そのツール用いて有名人歴史的な人物創作上キャラクターなどになりきったアカウントが、〇〇botのひとつだ〇〇部分には、なりきる人物キャラクター名当てはまる。「織田信長bot」や「アンパンマンbot」といった形だ。

〇〇botのアカウント基本的に定期的に投稿を行う。投稿内容アカウントによって様々だが、なりきっている人物の名言セリフ用いるものが多い。また、なりきっている人物言いそうにないことや、名言セリフ一部書き換え冗談などを投稿するいわゆるネタアカウントもある。さらに、キャラクターに関する豆知識や、作者のコメント紹介する〇〇botも存在する一部には、高度なbot設定によって、簡単なやり取りができるものもある。

また、なりきりアカウントだけでなく、会社学校よくあること、言われたら嫌なことなど、特定のテーマに関する内容投稿する〇〇botも存在するその場合は、「会社よくあることbot」や「言われたら嫌なことbot」などの表記となる。〇〇botでは、botツールにあらかじめ、投稿する文章ひと通り登録しておく。そうすると、botがその中からひとつを選択し自動投稿する形だ。

今のはbotだねとは


「今のはbotだね」とは、インターネットスラングのひとつである。主にオンラインゲームにおいて、相手プレイヤーが弱すぎるという意味で使用される言葉だ。元となったのは、youtuber配信内で発したセリフである。初めプレイしたオンライン対戦ゲームフォートナイトで、動き単調で弱いキャラクター存在した。それをbotキャラクターだと勘違いしたyoutuberは、「今のはbotだね」という発言をした。

ゲームでは、キャラクターの数を増やすために、公式のbotが導入されることがあるフォートナイトでも、botは導入されている。ただ、「今のはbotだね」が生まれた当時フォートナイトでは、botは未実装であった。つまり、そのyoutuber図らずも、「今のはbotだね」という発言によって、人が操作するキャラクターが、botのように弱いという表現をしてしまった形である。そのことから、オンラインゲームで、botのような単調な動きしかせず、簡単に倒せプレイヤーを指す際に、「今のはbotだね」という表現使用されることとなった。大抵の場合は、相手を弱いと罵る煽り発言として使用される

bot行為とは


「bot行為」とは、ゲームにおける不正行為一種である。大抵のゲームでは、プレイヤーコントローラキーボード使用して操作をするのが原則である。そうであるにもかかわらず、botによる操作を行うのがbot行為だ。ゲーム内で、人の代わりとしてbotを導入すると、人の手では実現不可能なプレイ容易に実現できてしまう。精密な動作連続して行ったり、他プレイヤー動きを完全に模倣したりするプレイだ。

また、の手地道に作業をするべき部分を、botによって自動化することも可能である。高度なbotを使用すればキャラクター自動化させ、1人プレイヤー2人上のキャラクター操作することも不可能ではない。いずれの場合も、bot行為導入すると、プレイヤー有利な状況になる可能性が高い。プレイヤー同士対戦するオンラインゲームでは、bot行為をする側が勝ち続けることも珍しくはない。そのため、ほとんどのゲームでは、公平性維持するために、プレイヤーによるbot行為禁止されている。オンラインゲームでは、bot行為発覚した結果アカウント停止処分になった例が数多くある。

ボット

【英】bot

ロボット」の略。IRC(あるいはアンダーネットの)システム上のプログラムで、ある特定のコマンドレスポンス受け付けて、実人物の役割演じる。

ボット


ボット

名前 Bott; Botte; Votto

ボット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/16 09:44 UTC 版)

Bot(ボット)は、robot(ロボット)の短縮形・略称で、転じてコンピュータインターネット関連の自動化プログラムの一種のこと。




「ボット」の続きの解説一覧

ボット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:41 UTC 版)

マルウェア」の記事における「ボット」の解説

ボット自体常駐してチャット会話するなどといった機能を持つ任意のプログラムを指すもので、必ずしもマルウェアを指すものではない。マルウェアとしては、ボットネット呼ばれる仕組みにより、IRCなどを利用して攻撃者から命令受け取り命令に応じてDDoS攻撃スパムメール送信などを行うマルウェアを指す。ボットに感染したコンピュータによって構成されネットワークボットネットもしくはゾンビクラスタという。それに対しボットネット指令を出すサーバC&Cサーバ (Command and Control server) という。またボットなどの感染により攻撃者による遠隔操作可能なコンピュータゾンビマシンという。

※この「ボット」の解説は、「マルウェア」の解説の一部です。
「ボット」を含む「マルウェア」の記事については、「マルウェア」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ボット」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ボット

出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 11:54 UTC 版)

発音(?)

ボ↘ット

語源

英語 bot音写

名詞

ボット

  1. の手介さず自動的動作するプログラムウェブ上を巡回して文章画像などの情報収集するもの(クローラ)、電子掲示板などに自動的に投稿するもの、コンピュータ侵入させて遠隔操作するためのものなどがある。サービス停止目的として大量情報自動的に投稿するものはDDoS攻撃を行うプログラムとして区別される
  2. 複数人参加ビデオゲーム自動的に操作されているキャラクター

翻訳

関連語


「ボット」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ボット」の関連用語

ボットのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ボットのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JERICHO CONSULTINGJERICHO CONSULTING
Copyright (C) 2024by Jericho Consulting Co.,Ltd. All Rights Reserved.
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【ボット】の記事を利用しております。
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのボット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのマルウェア (改訂履歴)、コンピュータウイルス (改訂履歴)、Twitter (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのボット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS