文字
(書記体系 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 16:41 UTC 版)
文字(もじ、もんじ、英: writing system)とは、言語を点や線の組合せで単位ごとに記号化するもの[1]。文字と書いて基本的には「もじ」とよむが、「もんじ」ともよむ[1]。
注釈
- ^ たとえばUnicodeでの定義はThe Unicode Consortium (November 3, 2006). The Unicode Standard, Version 5.0 (5th edition ed.). Addison-Wesley Professional. pp. pp.1144, 1151. ISBN 0-321-48091-0 を参照。
- ^ 朝: 자질 문자
- ^ 作中では、中つ国第一紀のエルフ、フェアノールが、サラティを改良して作ったとされる。
- ^ 表音文字を、音素文字、音節文字、素性文字の3類型に分類する研究者もいる。Sampson, Geoffrey (1985). Writing systems: a linguistic introduction. Stanford University Press. pp. pp.38-42. ISBN 0-8047-1756-7などを参照。
出典
- ^ a b 『日本大百科全書』【文字】
- ^ 許慎『説文解字』、叙頁。
- ^ Champollion, Jean-François (1824). Précis du système hiéroglyphique
- ^ 山田崇仁「「書同文」考」『史林』91巻4号、史学研究会、2008年7月、pp. 681ff。
- ^ 司馬遷『史記』秦始皇本紀第六、始皇帝二十六年条。
- ^ 山田崇仁「「文字」なる表記の誕生」『中国古代史論叢』第5集、立命館東洋史学会、2008年3月、73-109。
- ^ プラトン『パイドロス』、274A-278C頁。
- ^ ルソー, ジャン-ジャック 著、小林善彦 訳『言語起源論 - 旋律及び音楽的模倣を論ず』現代思潮社、1970年、p.36頁。(原著 Rousseau, Jean-Jacques (1781). Essai sur l'origine des langues ou il est parlé de la mélodie et de l'imitation musicale)もっともルソーはこの後で、古代の有力な文明が必ずしもアルファベットを使っていたわけではないことを断っている。
- ^ 平㔟隆郎『よみがえる文字と呪術の帝国 - 古代殷周王朝の素顔』中央公論新社、2001年6月。ISBN 4-12-101593-2。
- ^ フェルディナン・ド・ソシュール 著、小林英夫 訳『一般言語学講義』岩波書店、1972年、p.47頁。ISBN 4-00-000089-6。(原著 Saussure, Ferdinand de. Cours de linguistique générale)
- ^ 中尾俊夫『英語の歴史』講談社、1989年7月、pp.18-27頁。ISBN 4-06-148958-5。
- ^ たとえば Gelb, I. J. (1963). A Study of Writing. University of Chicago Press 参照。
- ^ マルティネ, アンドレ 著、三宅徳嘉 訳『一般言語学要理』岩波書店、1972年、pp.12-15頁。(原著 Martinet, André (1970). Éléments de linguistique générale)
- ^ たとえば Sproat, Richard William (2000). A Computational Theory of Writing Systems - Studies in Natural Language Processing. Cambridge University Prress. ISBN 0-521-66340-7 参照。
- ^ Daniels and Bright (eds.), 参考文献. pp.4-5.
- ^ Daniels and Bright (eds.), 参考文献, p.4, 24. などを参照。
- ^ シュマント=ベッセラ、参考文献。およびSchmandt-Besserat, Denise. “Signs of Life” (PDF). Archaeology Odyssey 2002 (January/February): pp.6-7,63. オリジナルの2008年5月28日時点におけるアーカイブ。 .
- ^ 彭飛 (1992). “トンパ文字を訪ねて - 納西(ナシ)族居住地での現地調査から -”. 言語 (大修館) 1992年 (4月号-5月号) .
- ^ “イースター島で既知のどの文字体系にも属さない未解読の文字が刻まれた木板が発見される”. カラパイア. 2024年3月12日閲覧。
- ^ 柴田紀男 著「ラパヌイ文字」、河野六郎・千野栄一・西田龍雄 編著 編『言語学大辞典 別巻 世界文字辞典』三省堂、2001年7月、pp.1102-1104頁。ISBN 4-385-15177-6。
書記体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/30 02:54 UTC 版)
詳細は「チベット文字」を参照 シッキム語は古典チベット語に由来するチベット文字で書かれるが、シッキム語の音韻や語彙は古典チベット語とははっきり異なっている。国際SILは、シッキム語の書記体系を「Bodhi style」と呼んでいる。SILによれば、2001年においてシッキム州のブティヤ人の識字率は68%であった。
※この「書記体系」の解説は、「シッキム語」の解説の一部です。
「書記体系」を含む「シッキム語」の記事については、「シッキム語」の概要を参照ください。
書記体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/06 21:39 UTC 版)
詳細は「チベット文字」を参照 チベット諸語の大半は、2種類のインド系の文字のいずれかを使用している。標準チベット語その他の大部分のチベット語はチベット文字で歴史的に保守的な正書法(下記)を使用して書かれているため、チベット語地域を統一するのに役だっている。それ以外のチベット諸語のいくつか(インドとネパールの)は、ヒンディー語やネパール語ほかの言語とおなじデーヴァナーガリー文字で書かれる。しかし、パキスタンのラダック語とバルティ語の話者はウルドゥー文字を使用している。パキスタンのバルティスターン地方では、何百年も前、イスラム教化とともにチベット文字の使用をとりやめた。しかし、特にパキスタン全域におけるパンジャーブ人の強い文化的影響に対してバルティ人(英語版)がバルティ語と伝統の保存に対する懸念を深めると、チベット文字を復興してアラビア・ペルシャ文字と並行して使うことに新たな興味を持つようになった。パキスタンの北方地域にあるバルティスターンの中心都市スカルドゥの商店の多くでは、アラブ・ペルシャ文字に加えてチベット文字でも看板を記している。バルティ人はこれを分離運動ではなく、何世紀も前にイスラム教が到来して以来カシミール人やパンジャーブ人のような隣りあう民族と歴史を共有しているバルティ人の文化を保存する試みの一部と考えている。
※この「書記体系」の解説は、「チベット諸語」の解説の一部です。
「書記体系」を含む「チベット諸語」の記事については、「チベット諸語」の概要を参照ください。
書記体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/27 21:08 UTC 版)
「コデックス・セラフィニアヌス」の記事における「書記体系」の解説
書記体系は西欧型の書記体系(行を左から右へ書く、大文字と小文字を持つアルファベット、その一部は数字を兼ねる)をモデルにしているように見えるが、はるかに曲線が多く、外見は草書体のグルジア語によく似ている。いくつかの文字は語の先頭や末尾にのみ現れる。この特徴はセム系言語の書記体系と共通している。数十年に渡りコデックスの言語の解読に成功した言語学者は表れなかった。しかしながら、ページ数に使われている記数法はAllan C. Wechsler とブルガリアの言語学者Ivan Derzhanski によって(明らかに独立に)解明された。記数法は21進数の変種である。2009年、セラフィーニ自身によってコデックスに使われている言語の背後に隠された意味はないことが明らかにされた。
※この「書記体系」の解説は、「コデックス・セラフィニアヌス」の解説の一部です。
「書記体系」を含む「コデックス・セラフィニアヌス」の記事については、「コデックス・セラフィニアヌス」の概要を参照ください。
書記体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 01:26 UTC 版)
マンシ語が書記言語となったのは1930年代になってからで、キリル文字を使用する。 マンシ語のキリル文字 А, Б, В, Г, Д, Е, Ё, Ж, З, И, Й, К, Л, М, Н, Ң, О, П, Р, С, Т, У, Ф, Х, Ц, Ч, Ш, Щ, Ъ, Ы, Ь, Э, Ю, Я マンシ語のラテン文字による表記(現在は使用されていない) A, B, C, D, E, F, G, H, Һ, I, J, K, L, Ļ, M, N, Ņ, Ŋ, O, P, R, S, S, T, Ţ, U, V, Z, Ь
※この「書記体系」の解説は、「マンシ語」の解説の一部です。
「書記体系」を含む「マンシ語」の記事については、「マンシ語」の概要を参照ください。
書記体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 16:14 UTC 版)
現在、ヘブライ語で使用されているヘブライ文字は、アラム文字から発展したものだが、サマリア語では、それより古くに使用されていた古ヘブライ文字(Paleo – Hebrew alphabet)から直接発展した サマリア文字(Samaritan alphabet)を用いる(古ヘブライ文字自体はフェニキア文字の一種である)。
※この「書記体系」の解説は、「サマリア語」の解説の一部です。
「書記体系」を含む「サマリア語」の記事については、「サマリア語」の概要を参照ください。
書記体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 14:30 UTC 版)
詳細は「コプト文字」を参照 コプト語の表記にはコプト文字が使用される。これはギリシア文字にデモティック文字から派生したエジプト独自の文字を加えたもので、文字の数や書体は方言により差異がある。ギリシア文字起源のコプト文字の中には、ギリシア語起源の単語の表記にしか通常は用いられないものもある。 サイード方言では、文字の上に水平な横棒が表記される場合がある。これは [ɪ] または [ə] の音価を表しているものと考えられている。また、音節のはじまりとなる /i/ や /u/ の文字の上にウムラウトのような複点が表記される場合がある。ボハイラ方言には、「ジンキム」(djinkim) と呼ばれる、文字上にアクセント符号のような短い線が表記される場合がある。これは、サイード方言における水平の横棒と同じものか、声門閉鎖音を表すと考えられている。また本来のコプト語の表記法にはわかち書きがなく、単語と単語の切れ目が判断しづらいため、学習用のテキストなどでは便宜的に分かち書きが適用されている。
※この「書記体系」の解説は、「コプト語」の解説の一部です。
「書記体系」を含む「コプト語」の記事については、「コプト語」の概要を参照ください。
書記体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:12 UTC 版)
詳細は「エジプト文字」を参照 「ヒエログリフ」のヒエログリフでの表記sš n mdw nṯr𓏟𓈖𓊹𓌃𓏪 現存しているエジプト語の記録で一番多いのは、ヒエログリフで記された石碑などである。しかし、それよりはるかに多くの文書がヒエラティックやデモティックなどで、パピルスに記されていたが、パピルスは石碑に比べ耐久性に乏しく、ほとんどが失われてしまったと思われる。エジプト第19王朝からエジプト第20王朝の頃にパピルスに書かれた『死者の書』のような宗教文書には、草書体のヒエログリフが使用されている。草書体は、石碑などに刻まれたヒエログリフに比べ簡略化されているが、ヒエラティックほどには崩れていない書体で、彫られたヒエログリフには多用されている合字は省略されている(右画像参照)。ヒエラティックには「石工のヒエラティック」(lapidary hieratic) と呼ばれ、石碑などに彫られたものもある。エジプト語の発展史の最終段階にコプト文字が現れ、他の書記体系に取って代わった。ヒエログリフはエジプト語で sš n mdw nṯr と表記され、「神々の言葉の文字」という意味である。ヒエログリフには2通りの使用法があった。1つは表意文字としての使用で、描かれている対象物そのものを文字が意味するものである。もう1つは、描かれた対象物の音価を仮借して、同じ音価の別の概念を意味するものである。
※この「書記体系」の解説は、「エジプト語」の解説の一部です。
「書記体系」を含む「エジプト語」の記事については、「エジプト語」の概要を参照ください。
「書記体系」の例文・使い方・用例・文例
- 書記体系のページへのリンク