紀元前17世紀とは? わかりやすく解説

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紀元前17世紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/20 16:43 UTC 版)

千年紀: 紀元前2千年紀
世紀: 前18世紀 - 紀元前17世紀 - 前16世紀

紀元前17世紀(きげんぜんじゅうななせいき)は、西暦による紀元前1700年から紀元前1601年までの100年間を指す世紀

クノッソス宮殿。この時代にクレタ文明を代表するこの宮殿は「新宮殿時代」を迎え領域は拡張された。画像は二人の女性を伴った「牛跳び」の壁画でこの宮殿を飾っていたもの。なお紀元前17世紀にはクレタ文明に何らかの影響を及ぼしたサントリーニ島の火山が大爆発を起こしている。
ヌラーゲ考古遺跡。ヌラーゲとはイタリア・サルデーニャ島の各地に残る石を積み上げた筒状の遺跡で、紀元前2000年から紀元前1500年頃に建造が始まり、現在でも8000基を数えることが出来る。画像はバルーミニにあるスー・ヌラージ世界遺産ともなっている。
エジプトのヨセフ。ヘブライ人ヤコブの息子ヨセフは「創世記」ではエジプトで高官となったと記されている。異邦人ヒクソスがエジプトに侵入し、第15王朝・第16王朝を立てたこの時代こそ、ヨセフの時代に相当すると考えられている。画像は「ファラオの穀物倉庫監督のヨセフ(ローレンス・アルマ・タデマの歴史画)」。
青銅縦目仮面」。中国の四川省三星堆遺跡を代表する遺物で、大きな耳と突出した眼を具えた異形の神の頭部とされる。

出来事

紀元前1700年代

紀元前1660年代

  • 紀元前1663年 - エジプトで第13王朝第14王朝の終わり。
    • この時期までに異民族ヒクソス(ヘカウ・カスウト)が下エジプト東部に定住する。
    • アヴァリス英語版を中心にヒクソスによる第15王朝(大ヒクソス)が成立。
    • 同時期に下エジプト西部にて諸侯国が成立し第16王朝(小ヒクソス)と呼ばれる。

紀元前1650年代

紀元前1640年代

  • 紀元前1646年 - 紀元前1626年 - バビロニア王アンミ・サドゥカの治世。
    • この王の時代に金星の出没を記録した「アンミ・サドゥカ王の金星についての粘土板文書英語版」が作成される。

紀元前1630年代

  • 紀元前1630年頃 - 紀元前1610年頃 - エジプト第15王朝の王キアンの治世。
    • 都アヴァリスの宮殿遺跡(テル・エル・ダバ英語版)からキアン王のカルトゥーシュで囲んだ印章が出土している。
    • この宮殿遺跡からはクレタ様式の壁画英語版が出土しており、ヒクソスとクレタ文明との交流があったことが想定される。

紀元前1620年代

  • 紀元前1628年頃 - サントリーニ島の爆発(ミノア噴火)。
    • サントリーニ島南部にあった華麗な装飾フレスコ壁画で有名なアクロティリ遺跡英語版もこの時期に埋没した。

紀元前1610年代

  • 紀元前1610年頃 - 紀元前1570年頃 - エジプト第15王朝アペピ1世の治世。

紀元前1600年代

  • 紀元前1600年以前 - 王朝の末期で王の時代に当たる(夏商周年表プロジェクトによる)。
    • 銅を製錬する燃料を作るための木炭窯が出土した山西省運城市絳県西呉壁遺跡は夏王朝末期のこの時期のもの。

発明・発見

人物

  • ハンムラビ - バビロニア王(在位:紀元前1728年 - 紀元前1686年(低年代法による))
  • サイテス(サリティス) - ヒクソスの王・エジプト第15王朝の王・アヴァリス市を建設

関連項目


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