メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ
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「メタルギアシリーズの登場人物」の記事における「メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ」の解説
スコット・ドルフ 声 - 郷里大輔 タンカー編に登場する海兵隊司令官。デッドセルのフォーチュンの父親でもある。メタルギアRAYに海兵隊の存在価値をかけている。演説中に休憩を入れて首の運動をさせたり、同じことを繰り返してしまうなど、独特な演説をする。乱入してきたセルゲイ・ゴルルコビッチに拘束された後、セルゲイ共々、オセロットに射殺される。 名前は開発スタッフのスコット・ドルフに由来する。 セルゲイ・ゴルルコビッチ 声 - 阪脩 旧ソ連時代のGRUの元大佐で、オセロットの元上官。前作では名前のみ登場し、シャドーモセス島事件の際はリキッドの蜂起に賛同して、メタルギアREXと新型核弾頭を目的に彼らの部隊に合流しようとしていた。 タンカー編の時点では傭兵部隊ゴルルコビッチ隊のリーダー。ロシアの核閉鎖都市であったスネジンスク(旧称:チェリャビンスク70)の出身で、冷戦終結後にスネジンスクがアメリカの企業に買収されたことにより、反米主義的な思考を持つ。祖国ロシアの軍事的再興を夢見ており、アメリカ海兵隊の新型メタルギア「RAY」を奪取すべく偽装タンカーを襲撃する。船倉にてドルフ司令官を拘束するも、オセロットの裏切りにあい、ドルフ海兵隊司令官共々射殺される。 オルガ・ゴルルコビッチ 声 - 寺瀬今日子 ロシア私兵部隊の一員。ゴルルコビッチ大佐の一人娘だが、部隊の面々も家族同然と思っている。幼い頃より戦場を転々としており、年齢の割に兵士としての経験値は高い。スネークからは「デートに誘うには覚悟がいる」と評されていた。 タンカー編では身重でありながら父の指揮下で行動し(ゴルルコビッチ大佐の方は本当は娘が作戦に参加する事に反対していた)、スネークとも戦っている。爆破され沈むタンカーからスネークに助け出され、その後は部隊共々ロシアン・マフィアの元に身を寄せた。彼等の運営する病院で出産するが、マフィアは「愛国者達」の傘下組織だったため、子供(『メタルギアソリッド4』に登場するサニー)は「愛国者達」に人質にされてしまう。 ビッグ・シェル占拠事件では父に代わって部隊を統率しソリダスに協力するが、ソリダスやオセロットのことは内心全く信用していなかった。しかし、その裏では子供を人質にされ、今回の大規模演習の調整をオセロットに強要されている。本作に登場する上記のサイボーグ忍者の正体は彼女であり、演習の成功が子供を助けることに繋がるため、己の役割に従い、サイボーグ忍者(ミスターX)として事あるごとに雷電を助ける。父を殺した首謀者はスネークだと思い込み、復讐の機会を窺っていたが、エマがオイルフェンスを渡っていた頃にスネークと再戦し、彼の無実と2年前に自分をタンカーから助けたのが彼であった事を知る。 雷電に自らの正体を明かした後、無数のメタルギアRAYとの戦闘で疲弊した雷電の元へも加勢に現れたが、ソリダスには手も足も出ず、P90で頭を撃たれ落命した。ソリダスに挑む際、実子の命を守る為とはいえ家族同然の部隊の仲間を犠牲にする陰謀に関わった罪悪感から「私は地獄に落ちる」と発言している。 大佐 声 - 青野武 雷電の所属するハイテク特殊部隊FOXHOUNDの司令官。ビッグ・シェル占拠事件の作戦指揮を執る。冷静沈着な判断を下すが、ローズにセクハラ紛いの言動をする事もある。外見はシャドー・モセス島事件後に軍と縁を切ったはずの元FOXHOUND総司令官ロイ・キャンベルに酷似しており、雷電もキャンベル本人だと認識していた。 その正体は偽のローズ同様、アーセナルギアのAI、G.Wが、雷電の脳内のナノマシンを操って生み出した架空の人格。容姿をキャンベルに似せたのは、S3計画実行のため、雷電をスネークと同じ環境に置くためだとされている。コンピュータウイルスによってG.Wが崩壊した後は、G.Wとは別のAI(脚本段階ではJ.F.Kという予備AI)が大佐の幻を見せ、「愛国者達」の代弁者として今回の事件の全貌と目的を説明した。 ピーター・スティルマン 声 - 飯塚昭三 米海軍爆発物処理学校の元教官にして、ニューヨーク市警察爆弾処理班顧問。世界最高の爆弾処理技術者と誉れ高い人物で、ファットマンの師でもある。ビッグ・シェル占拠事件では最もファットマンを知る人物としてSEAL・チーム10に同行し、ビッグ・シェルに仕掛けられたC4爆弾解体の任に就く。当初はSEAL10ブラボー・チームと共に解体を行う予定でいたが、デッドセルによって全滅した為、潜入していた雷電とSEALS唯一の生き残りであるプリスキンに冷却スプレーによる瞬時冷却処理法を教示し、足が不自由な自身はC脚の貯蔵庫に身を隠す。 2004年に爆弾解体中の事故で片足を失ったという逸話から、「義足のピーター」の通り名を持っているが、これは爆弾解体に失敗し、人質を見捨てて逃げ出した後、その件で周囲からの非難、批判をかわす為に片足を失ったと嘘をついたのが真相であり、実際には両足ともに健在であった。 当初こそファットマンの教官らしく爆弾の在処をアドバイスしていたが、ビッグ・シェルを沈めるにしては設置場所や爆薬量が不適切である事に疑問を抱き、シェル2・H脚脚底部をプリスキンに調査させたところ、大量のC4爆弾が設置されていた事、さらにファットマンが振りかける香水や気化ガスも発生しない無臭タイプである事を知り、自ら解体すべきと判断。義足は嘘であった事を明かし、H脚脚底部へ降りた。シェル1・A脚脚底部にも同型のC4爆弾があると睨み、雷電を向かわせる一方で処理を試みようとしたが、時限装置の存在に惑わされた上にファットマンによるトラップに嵌ってしまい、その爆発で命を落とす。 シェル2中央棟B1でエマを助けに行く際、水没した通路に彼の遺体が残されていた。ファットマンは、スティルマンに勝利した証として、彼のドッグタグを奪っている。 プリスキンが本物のSEALSではないと見ていたが、信用に値する男であると確信している(むしろ雷電が本物の潜入工作員なのか疑問に思っていた)。 リチャード・エイムズ 声 - 佐藤正治 シークレットサービスとしてジョンソンのビッグ・シェル視察に同行していた人物。ジョンソンらと同様にテロリストの人質となる。DIA(国防総省国防情報局)所属で階級は大佐(シャドーモセス当時は少佐)。 「愛国者達」の存在を認識し、その意図に沿って動いているエージェントの1人で、彼等に逆らうことを選んだジョンソンに対しては「愚かな」と語っている。 シャドーモセス事件の当時から愛国者達の意向で影で暗躍していた人物であり、メリルを人質にキャンベルを脅迫していたのも彼である。事件収束後にジム・ハウスマン国防長官に全責任を被せる為に大統領命令という体裁で拘束したのも彼。 最終的にはオセロットによってナノマシンでペースメーカーを操作されたことによる心不全で絶命。 さらに前作に登場したナスターシャ・ロマネンコの元夫で、実は事を知りすぎた彼女を殺せとの「愛国者達」からの命令に逆らって彼女を密かに助けた当事者。その事を「シャドー・モセスの真実」にて記載されたため、ソリッド・スネークは彼が「愛国者達」にまだ属している可能性を否定していたが、実際には所属を続けていた。 ジェームズ・ジョンソン 声 - 藤本譲 第44代現職アメリカ合衆国大統領。環境保護団体のVIPと共にビッグ・シェルへの視察訪問中にテロリストの蜂起に巻き込まれ人質となる。雷電を最初見たとき、彼の股間に触れて男か女か確かめようとした。 彼の大統領への就任は愛国者達の思惑によるものであり、大統領任期中の政策の数々も愛国者達からの指示によるものである。その権力の強大さを目の当たりにしたことで、畏怖を抱くと同時にその支配構造へ加わる事を切望するようになった。その為の取引を計画してサンズ・オブ・リバティの反乱に加わるが、ソリダス達は支配構造の破壊を望んでいた為に決裂する。雷電の登場で、自分が演習の駒であると気づき、雷電に「愛国者達」やシャドー・モセス島事件の事等を話した後、自分の役割を全うすべく自殺しようと雷電ともみ合っている最中、オセロットに撃たれ致命傷を負ってしまう。死に際に、大統領としての最後の命令として、エマを探し出し、アーセナルギアを止めるよう命令しディスクを渡した後、間も無く事切れた。 エマ・エメリッヒ・ダンジガー(E.E.) 声 - 山本麻里安 アーセナルギアのA.l.開発スタッフ。オタコン(ハル・エメリッヒ)の義妹(彼の実父であるヒューイの再婚相手の連れ子)。オタコンからは「E.E.」と呼ばれている。ハードウェアに強い兄のオタコンに対し、妹のエマはソフトウェアに強く、ハッキング・クラッキングの力は兄を凌駕する。超多量情報分析の分野を得意とし、幼いながらもビッグ・シェルのコンピュータ技術者に抜擢されていた。暗殺ウイルス「FOXDIE」を模したコンピュータウイルスを所持しており、アーセナルギアの起動を止められるのは彼女だけである。 性格は基本的には臆病で内向的だが芯の強く自分の意思を曲げない部分もある。幼少期は泳ぎは得意だったのだが、義父のヒューイのプールでの事故死に巻き込まれて(実際は事故ではなくエマを道連れにしようとしたヒューイの入水自殺だった)以来、水に対して重度のトラウマを抱えている。この時にオタコンが自身を助けてくれず、その後家を離れたとして彼を憎んでいた。 ジョンソン大統領の接触後からエマを救出するまでの間に大佐へ無線連絡すると、彼女の生い立ちの詳細について聞く事が出来る。プールでの事故によって義父ヒューイが死亡し、義兄ハルが家を出た後、イギリスに帰国。母親はロビンソンと言う実業家と再婚して3人で生活を送ったが、ハイスクール卒業直前にこの義父から暴行を受けそうになり、両親と決別して単身オックスフォード大学に入学した。人工知能と複雑性理論に関する専門知識取得やGCHQ主催の暗号解読イベントに参加するなどの活動を経た後、クラッカー・グループのリーダー格として、2000年1月24日にNSAにハッキング攻撃を仕掛けてシステムを73時間に渡って機能不全に陥らせる。この事件によって世界中の諜報機関から一目置かれる存在となり、その中で彼女の生い立ちの上で欠かせない義兄ハルとの関係をアメリカ政府が把握。シャドー・モセス事件に関する情報提供とスカウトを受けて、2005年にNSA局員として極秘プロジェクトに参加し、2007年に退局したところまでが判明している。 雷電によってアーセナルギア破壊の為に救出されるも、ヴァンプの攻撃によって致命傷を負う。その後オタコンと再会し、自身が作ったワームをG.W.に打ち込ませるが、接続が遮断され不完全に終わる。そして死の間際にオタコンに本当は彼を男性として慕っていたこと、技術者になったのも憎しみではなく少しでもオタコンに近づきたかったからであるという本当の想いを打ち明けて絶命した。オタコンは哀しみに泣き崩れながらも、監禁されている人質を重量オーバー承知でヘリに載せなければならなかった為に亡骸はそのまま安置され、アーセナルギア起動に伴って自立機能を失ったビッグ・シェルと共に水没した。 電算室のオウムは彼女のペットだが、フォーチュンの電磁波兵器を装備している。
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メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(PlayStation 2)
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クリア後の称号が表示される画面で入力すると、ソリッド・スネークに「何をする!」と言われる。
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メタルギア ソリッド2 サンズ オブ リバティ
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「メタルギアソリッド2」の記事における「メタルギア ソリッド2 サンズ オブ リバティ」の解説
2011年2月25日に角川文庫より発売。執筆は007シリーズのレイモンド・ベンソン。訳者は富永和子。ISBN 978-4-04-276704-6。
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