デッドセル(MGS2)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:54 UTC 版)
「メタルギアシリーズの登場人物」の記事における「デッドセル(MGS2)」の解説
フォーチュン 声 - 冬馬由美 演習仮想敵部隊「デッドセル」の元リーダー。通称「幸運の女神」。撃ち込まれた銃弾は全て逸れ、グレネードも不発になるという驚異的な幸運の持ち主とされていたが、これは「愛国者達」が開発した電磁波兵器によるものである。本人は、私生活での不幸の上に成り立っている幸運と語っている。大型の個人携行用レールガンを使い、その威力はビッグシェル内の資材やフォークリフト、連絡橋すら壊すほど強力。 ボス戦では電磁波兵器のせいで彼女を倒す事は絶対にできないのでイベントが始まるまで逃げ続けるしかない。 本名はヘレナ・ドルフ・ジャクソン。海兵隊司令官スコット・ドルフの娘。タンカー事件での父の死亡と夫であったジャクソン大佐の逮捕と獄死が原因で母が自殺し、自身もそのショックで体調不良となり、流産した。家族を失った彼女は復讐のために軍に入り、夫ジャクソンが率いていたデッドセルのリーダーに就いた。これまでの不幸は全てタンカー事件の首謀者であるスネークのせいと思い込んでいる。 アーセナルギア上にて本性を現したオセロットに銃を向けたが、この時に電磁波兵器の効果はなく左胸を撃ち抜かれる。しかし、心臓が右にあるという「幸運」から即死せず、更にはメタルギアRAYの放つミサイルを電磁波兵器無しに全弾逸らすという「奇跡」を起こして雷電、ソリッド・スネーク、ソリダス・スネークを攻撃から守ったが直後に力尽き死亡。 「SNAKE TALES」では、ただ運が良い明るい女性として登場している。 ヴァンプ 声 - 置鮎龍太郎(『MGS2』)、塚本晋也(『MGS4』) 登場作品:『MGS2』『MGS4』 デッドセルの元隊員。ルーマニア出身のナイフ使い。「水面を走る」「垂直の壁を駆け上がる」などの超人的な身体能力を持ち、更には体内のナノマシンにより「頭を撃たれても死なない」という不死性まで持ち、筋肉の動きから相手の動きを先読みすることで、銃撃を華麗に避けることが出来る。 幼い頃に教会で爆弾テロに遭遇、家族を全て失い、自身は教会の十字架が胸に突き刺さったまま瓦礫の下で丸二日間を過ごす。このとき、救出されるまでの間、家族と自分の胸から流れ出た血を舐めて生きながらえ、それ以降、血を啜る癖を持ったことと、バイセクシャルであることから、「Vampire」の略称に加えて「誘惑する」、「妖婦」といった意味を持つ「ヴァンプ (Vamp) 」がコードネームとなった。デッドセルの初代リーダーであるジャクソン大佐と、その妻であり二代目リーダーのフォーチュンに対して並々ならぬ忠誠心を抱いている。彼がビッグ・シェルの占拠に臨んだのも彼等への畏敬の念と、アメリカに対する純粋な復讐心からである。また、フォーチュンの父親であるスコット・ドルフの愛人だったという噂がある。 オイルフェンスにてエマに致命傷を負わせたが、自身も雷電の狙撃で海へ転落した。その後の消息は不明であったが生存しており後にリキッド・オセロットと合流した。 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』では、ローズマリーの背後にヴァンプの姿が見える事や、設定当初は女性となるはずだったことが明らかにされた。 当初、声の担当は塩沢兼人であったが企画段階で死去した為に新たに配役とし、塚本晋也で決定。台本まで作ってあったが、都合により出演できなくなり急遽、置鮎龍太郎に変更。『メタルギアソリッド4』では2の予定通り、塚本に変更された。 ファットマン 声 - 塩屋浩三 デッドセルの元隊員。爆発物のスペシャリストで、通称「爆弾王」。「史上最高で最低の男」を自称する。コードネームの「ファットマン」は1945年8月9日、長崎に投下された原爆のコードネームである。 時計職人の息子として生まれ、少年時代は親の仕事場で遊ぶことが多かったために、時計のような機械類に過剰な思い入れを持つ。10歳の時、インターネット上から手に入れたとあるマニュアルから原爆を組み立て、爆弾界では知らぬ者のいない有名人となる。それをきっかけに爆弾制作に没頭し、インディアンヘッド(海軍爆発物処理学校)、核緊急支援隊NESTを経てデッドセルへと入隊する。自身を「アーティスト」と称し、自ら設置した爆弾に愛用の香水を振りかけている。指が女性のように細く綺麗で、更にそれを常に動かしていないと気が済まない性分の持ち主。拳銃の組み立てと分解、指の手入れを趣味としている。座右の銘は「笑う門には福来たる(Laugh and grow fat)」。彼自身の目的はスティルマンとの対決であり、新型爆弾の機能を見抜けずスティルマンが死亡することで彼の勝利となった。 実はデッドセルの中では唯一今回のテロが最初から演習である事を知っており、彼の役割は雷電が先の演習に進むに足るかどうかをテストする試験官であり、彼自身は上記のスティルマンとの勝負を交換条件に引き受けた。 ビッグ・シェル占拠事件では同施設に大量のC4爆弾を設置、雷電と対峙した際には防爆スーツに身を包み、ローラーブレードを履いてその巨体に似合わぬ敏捷な動きを披露しつつ、ヘリポートにC4爆弾を仕掛けて回った。タンカー編の実質の最初のボスで、ボス戦ではC4プラスチック爆弾をヘリポートのどこかに仕掛けながらグロック18マシンピストルで攻撃、ローラーブレードで走り回る。また、ファットマンを倒しても起動している爆弾が残っている場合、それを冷凍しない限り勝利したことにならない。『バンドデシネ』では、大量の手榴弾をばら撒く攻撃と鞭のようなもので攻撃する姿も見せている。雷電に倒され、最後に置き土産と称して特大のC4爆弾を残して事切れた。
※この「デッドセル(MGS2)」の解説は、「メタルギアシリーズの登場人物」の解説の一部です。
「デッドセル(MGS2)」を含む「メタルギアシリーズの登場人物」の記事については、「メタルギアシリーズの登場人物」の概要を参照ください。
デッドセル (Dead Cell) (MGS2)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:30 UTC 版)
「メタルギアシリーズの用語一覧」の記事における「デッドセル (Dead Cell) (MGS2)」の解説
ジョージ・シアーズ(ソリダス・スネーク)が大統領時代に組織した、アメリカ大統領直属の対テロ特殊部隊。表向きには、アメリカ海軍特殊部隊SEALSの下部組織(SEAL TEAM6傘下には、実際にレッドセル(Red Cell。正式にはNAVAL SECURITY COORDINATION TEAM(NSCT)である)と呼ばれる部隊が存在する)。
※この「デッドセル (Dead Cell) (MGS2)」の解説は、「メタルギアシリーズの用語一覧」の解説の一部です。
「デッドセル (Dead Cell) (MGS2)」を含む「メタルギアシリーズの用語一覧」の記事については、「メタルギアシリーズの用語一覧」の概要を参照ください。
- デッドセルのページへのリンク