【許可属】
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許諾に関係する特権。特性は意思によって働くため、他属と違い腕次第での操作限界がない。 命令権 順位 :許可属及び全特権利中 最強 能力 :森羅万象すべてを自分の命令に従わせることができる。実行の可能不可能や、距離・範囲・数・状態に関わらず、必ず強制実行させる。 保持者:吉井鉄平 リスク:両目の視力 備考 :彼は収容所の与えた力である特権利は決して使わないという信念を持っていたため、彼自身が使うことはほぼ無かった。 拒否権 順位 :全特権利及び許可属 準最強 能力 :相手の意思表示に対して拒絶する意思を示す宣言(断るなど)をすることで、自分主体での拒否を強制実行できる。一度拒否した効力は72時間持続する。 保持者:神臣 リスク:右耳の聴力 備考 :多数欠の実行を断ることも可能。被回答権と併せて使用されることが多かった。 譲渡権 順位 :許可属 第3位 能力 :様々な物・現象などを他人に強制譲渡できる。(知っている相手に限る)物体を譲渡すると瞬間移動のように相手にわたり、ダメージを譲渡すると自身の損傷は全て相手に移動する。 保持者:深見傭平 リスク:右の腎臓 備考 :指差しは不要、認識出来る範囲であれば射程距離に制限もなく、単独で譲渡権を防げるのは命令権と拒否権のみ。しかし、意識がハッキリと対象に向いてロックオンできるので、深見は指差し使用をしている。 交渉権 能力 :交渉により絶対的なルールを決定する。交渉宣言から成立宣言までで提案・話し合いをし、決定・合意した場合は交渉は絶対的なものとなる。ただし、交渉したどちらかが死んだ場合は成立した交渉は無効になる。また、どちらかが死亡せずとも両者の同意があれば1度取り決めた交渉を破棄できる。 保持者:柳陽翔 取得方法:回収権 備考 :多数欠において質問に強制力をもたせていた。実篤に親権を放棄させたり、頼音と甲斐を側近にしたりする際に使用していた。 抵当権 能力 :対象と契約を交わし、相手か契約に違反した場合、担保を強制的に奪い取る。 保持者:葛西甲斐 リスク:不明 備考 :主に、無茶な契約をふっかけ、わざと違反させて相手の特権利を担保として奪う用途で使われる。これにより、多重保持が実現可能になる。また担保は持ち主へ返却することも可能である。 再実行権 能力 :特定の情報処理や特権利の使用など物理現象でないものを再実行させる。実行条件を指定してセットする事も可能。 保持者:1部・・・一色、2部・・・コウ、3部・・・一色 リスク:乳房(一色) 取得方法:マザーライトのクラウド使用(コウ) 備考 :多数欠を再実行することで採決直後に2度目の多数欠を行わせた。(一色)過去に自身が使った特権利の引き出しを再実行することでマザーとの通信が途絶えてもいくつかの特権利を行使可能な状態にした。(コウ)「接続ラインを誘致権で誘致し、接続権を使用しての移動」についても再実行が可能。 偽証権 能力 :触れている対象について証言した事を5秒間『嘘』にする。偽証できるのは1つの対象につき、1度に1つまで。生死以外の簡単な物理的変化を起こせる。 保持者:王野頼音 リスク:左の腎臓 備考 :物干し竿のような棒を「これはムチではない」と宣言することによりムチにするなどして使っていた。アニメ版では瓦礫を爆弾に、腕の重さを100トンにするなどの使い方もしており、許可属トップクラスの応用力を誇る。 相続権 能力 :相手の生死に関わらず、所有の意思・所有権を失ったものを、その瞬間に相続する。物質の場合は手元に瞬間移動する。特権利を相続すると、特権利は1人1つの原則により、相続権は失う。 保持者:御堂 リスク:左の腎臓 備考 :回収権を手に入れられる特権利として、御堂が収容所にて透視権で見つけ、不正開封により取得したもの。御堂は多数欠の質問に必要なパソコンを相続しようとしたり、皇帝の死後に回収権を相続したりしていた。 解除権 能力 :特権利の効果などを強制的に解除することができる。解除するには対象に接触する必要がある。 保持者:コウ 取得方法:マザーライトのクラウド使用 備考 :触れることで入賀の空間分割を解除した。 抑制権 能力 :対象の出力や速度を抑制・制限できる。 保持者:2部・・・コウ、3部・・・エネミー、甲斐 リスク:マザーライトのクラウド使用 備考 :分割権の出力や自身の落下速度に対して(コウ)、視認権と気象権の出力に対して(エネミー)、や誘導権の出力に対して(甲斐)使用された。 隔離権 能力 :任意に境界線を作り、外界と隔離することができる。使用者が解除するまで内外が相互に干渉することはできない。 保持者:コウ 取得方法:マザーライトのクラウド使用 備考 :入賀は概念分割により脱出に成功している。 議決権 能力 :提出された選択肢で採決をすることができる。 保持者:柳陽翔 取得方法:回収権 備考 :多数欠のベース。多数決もできる。 質問権 能力 :不明 保持者:柳陽翔 取得方法:回収権 備考 :多数欠で質問をするために使っていた。議決権とバッティングしたため自身では使用不可。 承認権 能力 :対象に対して承認、非承認を強制的に取り決める事ができる。 保持者:柳陽翔 取得方法:回収権 備考 :多数欠において質問の承認を行う。156話にて、四十万に対し「ゲートの通過を承認しない」という形で使用している。 除外権 能力 :不明 保持者:柳陽翔 取得方法:回収権 備考 :多数欠の対象から自身や傀儡を除外させるのに使用していた。 管理分配権 能力 :不明 保持者:柳陽翔 取得方方法:回収権 備考 :特権利保持者が死亡した時、その特権利の回収が完了するまでの約2日の間、特権利を宙に浮かさずにそれぞれの保持者に留めていた。(ただし権利調整権と併用しないといけなかった。)また法廷世界において、勝利後の現実への強制送還までの時間をある程度引き伸ばしていた。 統制権 能力 :対象を統制することができる。 保持者:柳陽翔 取得方法:回収権 備考 :死体を統制し傀儡にする『皇帝の傀儡』(エンペラーズ・マリオネット)として使用。多数欠を取るのに使用していた。また更新権との組み合わせにより、『1分を10分に拡大する(=本来の10分相当の時間をかけて時間が1分更新されるように統制を取る)』といった、間接的な時間制御もしていた。 委託権 能力 :任意の対象に指定したものを委託することができる。 保持者:柳陽翔 取得方法:回収権 備考 :多数欠においてライブラリ使用時に側近傀儡に質問を委託する。皇帝は製造権で作った義眼に両目の視力を委託することで、視力を得ていた。 通行権 能力 :妨げられる事なく強制通行ができる。 保持者:2部・・・甲斐、3部・・・央我 取得方法:抵当権(甲斐)、不明(央我) 備考 :弾き出した空気を強制通行させて周囲の空気を圧縮し衝撃波を生んでいた。(央我)使用者自身が壁などの潜行をしていた。(央我) 改竄権 能力 :物事の性質に潜む諸数値を改竄し性質を変化できる。有効範囲は半径1m。 保持者:黒沢一馬 リスク:不明 備考 :林音音の超音波の周波数を下げて音波に変えたり、海藤美佳の鉄板投げを速度を落として防いでいた。 遡及権 能力 :半径10m以内、かつ30秒以内の過去の事実を変更できる。 保持者:辻谷クロノ リスク:頭蓋骨 備考 :意思一つで発動可能なため、即死しなければ実質不死身。ただ、あくまでパラレルワールドの様なものでなく、遡及後は遡及前の記憶が残っている。 領土権 能力 :半径200m以内の領土と、その上空100mにおいて自由なルール指定や変化指示を行える。自分が領土に接地していない場合は発動できないが、接地時に発動した効力は領土から離れても有効。 保持者:エネミー(スバル) 取得方法:不明 備考 :爆撃や自身の飛行を行なっていた。 接続権 能力 :情報・物理などを接続する。 保持者:四方天御稜 取得方法:不明 備考 :異なる出入り口を接続して空間移動をしたり、切断された体を接続して治したり、パソコンをWi-Fiに接続できる。また、意識世界と人々の意識を接続させる“招集”や“転送”にも使用していた。さらに、拡張権と接続することで莫大な処理能力を発揮している。 妨害権 能力 :情報・機能などを妨害できる。同時に妨害できる事象数は5まで。その代わり、効果範囲と継続リミットがない。 保持者:ルカラヴィ 取得方法:不明 備考 :法廷での通信、命令権や表示権に対して使われた。 従属権 能力:何かに付き従う従者になり、自動的に対象に着いて行くことができる。仲間を複数人引き連れることも可能。 保持者:神崎アレックス リスク:不明 備考:なし
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【許可属】
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許諾に関する権利で、強い意志抵抗で無効化することが可能。 被回答権 臣の保持する権利。自分の質問に対して、相手に回答させる権利。物語中では主に拒否権へ繋げるための布石として使っていた。意思抵抗が有効であるが、発動までのスピードはトップクラスなため、初見では気づかず食らってしまうことが多い。 服従権 依恋の保持する権利。命令口調で相手に指示することにより、その通りの行動を取らせることができる。命令権とは違い、対象は人のみであり、意思抵抗が有効である。しかし発動までのスピードが速く、初見ではほぼ100%くらってしまうため、初見殺しとしては非常に強力。その特性から、二度目以降は抵抗されやすい。命令権と同様、発動させる意思がなければ、命令口調であっても発動しない。 優先権 煮しめの権利。指を指して指定した物事を優先させる権利。身の安全を優先、避雷を優先などして使っていた。許可属の権利のため意思抵抗で無効化はできるが、対象がわかりづらいため、すぐには抵抗されにくい。自分以外に使用する場合、対象を指差ししないといけない。2部の最終決戦時には、封筒の単純命令「壊せ」により権利と特権の区別及び力の限界を壊されて「超特権」となり、意思抵抗が効かなくなっていた。 共有権 頼音の権利。半径50m以内の人1人とテレパシーができる。応用すればハッタリで相手を操るようなことも可能だが、自分発信のテレパシーであるため思考の読み取りは出来ない。 表示権 ごぼうの権利。色々な情報などを各種画面に表示することができる。貴重な仲間同士の連絡手段となるだけではなく、要所要所で重要な役割を果たしており、皇帝討伐作戦の要となったり、皇帝討伐後、文明が崩壊した東京の治安を維持できたのも、この権利あってこそのものである。表示が可能な情報の種類は、以下の4種類である。自分が知っている情報 自分発信の情報 自分に会ったことがある相手に関する、自分が知らず、本人が知っている情報 自分の知らない情報で、ポップアップ表示時に相手が許可したもの 傍聴権 睦月の保持する権利。他人の様子や会話を、相手の許可・拒否を受けずに傍聴することができる。許可属の権利のため意思抵抗を受ける可能性がある。しかし、相手が傍聴権の存在を知らない場合、たとえ目の前で傍聴していても相手がそれを認識することはほぼ不可能であるため、意志抵抗はされにくい。 更新権 皇帝の保持する権利。状態や契約を更新する。状態の管理能力も付属しており、特権利の管理も行なうことができる。多数欠を実行するための要になる特権利のひとつ。 開示請求権 鉄平の保持する権利。行政機関の持つ情報を開示請求できる権利。許可、認可を必要とせず、即時入手が可能。ただ、保持者が吉井鉄平のため、使われたことは1度もないだろう。 監視権 コウが仲間の様子を見るために使用していた権利。離れた人物の様子を窺い知ることができ、死体に対しても有効。ただし、肉体が消滅して存在していない人物には無効。(実際に重力1兆倍に潰された睦月に対してのこの権利の使用は不可能だった。)最大同時監視人数は15人であり、事前に対象に会う事でフラグを立てる必要がある。 追跡権 入賀の権利。事前に発動条件を設定した上で対象にセットし、発動すると対象の居場所・位置を知ることができる。最大同時発動数は10。条件に合致すれば、対象の周囲半径1m以内の別の対象を追跡対象にすることもできる。 選択権 有志募集の表示によって集まった有志組の1人、吾妻誠の権利。選択肢を出された時に自由に選択し、それを妨害されない権利。作者によると「(選択権の詳細は)第1部の多分5巻辺りで完全版としてエピソードが追加になると思う」とのこと。→第1部の5巻で、下村らとともに完全版としてエピソードが追加になった。 電波運用権 皇帝が保持していた権利。多数欠の放送を強制的に配信するのに使っていた。後に女王(実際にはコウ)に蘇生された時も、この電波運用権と、回収権だけは返してもらっている。 裁判補佐権 皇帝が保持していた権利。多数欠を実行するための要になる特権利のひとつ。詳細不明。 貸与権 甲斐が抵当権の担保として奪って保持していた権利。詳細不明。一部を除く全保持者から抵当権で奪った特権利をマザーに貸し出すという形で使用していた。 出版権 甲斐が抵当権の担保として奪って保持していた権利。詳細不明。 肖像権 第1部において封筒の状態で、御堂が透視権により中身を見ていた権利。詳細不明。御堂はこの権利を「別にいらないな」と言っていた。また作者によると、『作中で役に立たなそうな権利』を適当に見つくろっただけで、効果は特に考えていないとのこと。 解析権 辻谷クロノが持つ権利。使用者の目の前に画面が現れ、解析した結果が文章で表示される。解析可能対象は発動中の特権利のほか、デジタルデータや年代測定等も可能。 使用権 山田愛美莉愛が持つ権利。半径30m以内の名を知る権利をひとつ使える権利。一度に使えるのは一つ。使用中は本来の保持者は使用する事ができなくなる。30m以上離れると強制解除となる。地下の睦月の傍聴権を地上から使用し、女王勢の会話の盗聴に成功していた。さらには八木橋の持つ停止権を使用し停止権をセットした石を当てて八木橋を停止させた。 拡張権 四方天御稜が持つ権利。特性や能力を拡張する権利。本来は制限があるが、接続権により、拡張権と拡張権を接続という無限ループで、無限に処理能力を増大し、強大な効力を発揮できる状態となっている。
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【許可属】
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遮断権 遠野天人が持つ人工特権のひとつ。面の表と裏を完全に遮断する盾を自在に操り防御が可能。また、薄い盾は非常に鋭利な刃のようになっており、攻撃に使うことも可能である。生成する盾の最大直径は5mで、形状は三角~六角形。最大同時発動数は4枚。効果の限界距離は発動者から100mである。 撤回権 遠野天人に託された人工特権のひとつ。軍艦島突入時に紗綾が取得した。すでに起こってしまったことのうち、情報や特権利など物理的で無いものを撤回することができる。 先取得権 遠野天人に託された人工特権のひとつ。軍艦島突入時に穢土が取得した。他人が受ける「何か」を自分が先に受けることができる。
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