識字率とは? わかりやすく解説

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しきじ‐りつ【識字率】

読み方:しきじりつ

ある国または一定の地域で、文字読み書きができる人の割合

[補説] ユネスコでは、「15歳上の人口に対する、日常生活簡単な内容について読み書きができる人口割合」と定義している。


識字

(識字率 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 05:04 UTC 版)

識字(しきじ、literacy)とは、文字書記言語)を読み書きし、理解できること、またその能力。


注釈

  1. ^ 2023年現在でも、出入国管理及び難民認定法施行規則第55条において、「無筆、身体の故障その他申請書を作成することができない特別の事情がある者」の口頭申請を認める規定があり、法令用語として「無筆」が使用されている。
  2. ^ 伊達政宗の教育係となった虎哉宗乙のように、裕福な武家は子息のために僧侶などを招聘していたが、大多数は仮名と基本的な漢字のみしか読めなかった。

出典

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「識字」の続きの解説一覧

識字率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/27 20:52 UTC 版)

ルワンダの人口統計」の記事における「識字率」の解説

定義:15歳上で読み書き出来る者の割合全体: 70.4% 男性: 76.3% 女性: 64.7%(2003年推計

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識字率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:46 UTC 版)

ウズベキスタンの人口統計」の記事における「識字率」の解説

ウズベキスタン国内15歳上の男女に関する識字率。合計: 99.3% 男性: 99.6% 女性: 99% (2003年)

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識字率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/30 01:16 UTC 版)

マクタブ」の記事における「識字率」の解説

中世において、イスラーム世界ではイスラム帝国時代に識字率の増加経験した当時中世世界において最も識字率の高い地域となり、古典古代古代アテネの識字率と肩を並べるほどであったマクタブマドラサという教育機関出現中世イスラーム世界比較的高い識字率に大きな貢献果たした

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識字率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/20 16:31 UTC 版)

マラウイの人口統計」の記事における「識字率」の解説

定義:15歳上で読み書き出来る者の割合全体: 58% 男性: 72.8% 女性: 43.4%(1999年推計

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識字率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 03:19 UTC 版)

クロアチア=スラヴォニア王国」の記事における「識字率」の解説

1910年国勢調査によると、クロアチア=スラヴォニア王国非識字率は45.9%であり、最も非識字率が高かったのは、ザグレブオシエクゼムンであったクロアチア=スラヴォニア王国の1880-1910年の非識字率年非識字男性女性総人口1880年 73.9% 67.8% 79.9% 1,892,449 1890年 66.9% 60.1% 73.5% 2,186,410 1900年 54.4% 46.8% 61.8% 2,416,304 1910年 45.9% 37.6% 53.7% 2,621,954

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識字率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/03 07:58 UTC 版)

フィンランドの人口統計」の記事における「識字率」の解説

15歳上の人口のうち読み書きができる人口比率」という定義のもと、識字率は2000年推計では100%となっている。 2016年3月発表された研究ではデータ足りていた61か国のうちフィンランドの識字率が世界一高い、という結果になっていた。研究学校行く年数、パソコン利用できるか、図書館新聞の数、識字率を測定する試験判断基準として利用した2010年フィンランド国営放送ソマリ人移民85から90%がフィンランド到着した時点では読み書きできない報じた

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