仮名草子とは?

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かな‐ぞうし〔‐ザウシ〕【仮名草子】

江戸初期行われ小説類の呼称婦人子供向けに、平易仮名文で書かれた、啓蒙娯楽を主としたものが多い。「恨之介(うらみのすけ)」「一休咄(いっきゅうばなし)」など、室町時代御伽草子伝統を受ける一方、のちの浮世草子先駆となった。


かな‐ぞうし ‥ザウシ 【仮名草子】

〔名〕

仮名で書かれた草子類。

中右記大治五年(1130)四月一九日「有送物。〈行成仮名草子云々〉」

中世末期から近世元祿頃にかけての仮名書き物語小説実用書啓蒙書などをいう。

京雀(1665)六「その北にあたりて、島原傾城町一構あり。その事仮名双紙(カナザウシ)おほく、口々に沙汰しあへり」

近世初期慶長(一五九六一六一五)ごろから、西鶴浮世草子好色一代男」の出た天和二年(一六八二)までの約八〇年間著述刊行された小説類をいう。「恨の介」「竹斎」など。


仮名草子

読み方:カナゾウシ(kanazoushi)

江戸時代仮名書き小説類。


仮名草子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/27 11:30 UTC 版)

仮名草子(かなぞうし)とは、江戸時代初頭の約80年間に仮名、もしくは仮名交じり文で著わされた散文文芸の総称[1][2]。明治30年代に水谷不倒が初めて使用した[1]。下限は天和2年(1682)の井原西鶴好色一代男』出版の頃までとするのが一般的[3]


  1. ^ a b c 岡本勝雲英末雄編 『新版 近世文学研究事典』 おうふう、2006年2月、3-7頁。 
  2. ^ a b c d 前田金五郎,森田武校注 『仮名草子集』 岩波書店、1965年5月、3-12頁。 
  3. ^ 谷脇理史 『仮名草子集』 小学館、1999年。 
  4. ^ 谷脇理史 『仮名草子集』 小学館、1999年、627頁。 
  5. ^ 岡本勝雲英末雄編 『新版 近世文学研究事典』 おうふう、2006年2月、3頁。 
  6. ^ 谷脇理史 『仮名草子集』 小学館、1999年、628-630頁。 
  7. ^ 江本裕 『近世前期小説の研究』 若草書房、2000年、22頁。 
  8. ^ 江本裕 『近世前期小説の研究』 若草書房、2000年。 


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