終曲とは? わかりやすく解説

しゅう‐きょく【終曲】


フィナーレ

(終曲 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 14:10 UTC 版)

フィナーレ: finale)は、イタリア語に起源を持つ「最後」という意味の単語である。特に芸術・アートの分野において、最後の部分のことをフィナーレと呼ぶ。




「フィナーレ」の続きの解説一覧

終曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 09:43 UTC 版)

前奏曲、アリアと終曲」の記事における「終曲」の解説

アレグロ・モルト・エ・アジタート、4/4拍子嬰ハ短調自由なソナタ形式低音によるピアニッシモからの不穏な序奏開始し、これがそのまま姿を現し第1主題となる。一方第2主題スタッカートによる軽快楽句ニ長調楽句から構成される展開部はABA'の形を取るが、Aが第1主題であるのに対してBはアリア部で扱われ主要エピソードである。再現部では両主題再現され第2主題からの速度維持してそのままコーダへとなだれ込むが、ここで堂々と再現されるのは前奏曲部の冒頭主題である。その後落ち着き取り戻して終わりへ近づいていくが、矢代はここで前奏曲部の主題アリア部の主題対位法理により同時に演奏されることを指摘している。最後ホ長調静かに全曲閉じる。

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終曲

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テ・デウム (ブルックナー)」の記事における「終曲」の解説

4人の独唱者の重唱から、交響曲第7番第2楽章旋律基づいたフーガへと発展してゆく。最後は第1曲との関連見せ勝利凱歌となって力強く曲を締めくくる

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終曲

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八島 (能)」の記事における「終曲」の解説

義経亡霊後シテ)は、笛、小鼓大鼓囃子で、カケリ演ずるその後舞いながら、修羅道での戦い有様再現するキリ)。そこでは、生前壇ノ浦の戦い戦った相手である平教経と、再び戦うことを余儀なくされている。 シテ今日修羅の敵は誰(た)そ、なに能登守教経とや、あらものものしや手並知りぬ 〽思ひ出づ壇の浦地謡〽その船戦(ふないくさ)いまははや、その船戦いまははや、閻浮(えんぶ)に帰る生死いきしに)の、海山うみやま一同に震動して、船よりは鬨の声シテ〽陸(くが)には波の地謡〽月に白むシテ〽剣(つるぎ)の光地謡〽潮(うしお)に映るはシテ兜の星の影地謡や空、空行くもまた雲の波の、撃ち合ひ刺し違(ちご)ふる、船戦の駆け引き浮き沈むとせしほどに、春の夜の波より明けて、敵(かたき)と見えしは群れ居る(かもめ)、鬨の声聞こえしは、浦風なりけり高松の、浦風なりけり高松の、朝嵐とぞなりにける [義経今日修羅道での敵は誰か。なに、能登守教経であるか。ああ生意気な手並みのほどはよく知っている思い出されるのは壇の浦の――船戦だが、今では、この世閻浮)に帰って生死戦いをしている。海も山も一斉に震動して、船からは鬨の声が。[義経陸には波のように並んだが。――月に白く光るのは[義経]剣の光。――潮に映るのは[義経兜の星(兜の鉢に打ち付けた鋲)の影。――かと思えば空で、空を行って今度は波のようなだ。その中で刀を打ち合い刺し違える船戦の駆け引きをしている。浮いた沈んだりしているうちに、春の夜が波から明け始めて、敵と思っていたのは群れいるであった鬨の声思っていたのは高松浦風であった。朝の嵐となったであった。 こうして舞い納めると、義経亡霊去り、終曲となる。

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終曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 15:25 UTC 版)

山姥 (能)」の記事における「終曲」の解説

山姥は、春は咲く花、秋はさやけき月影、冬は冴え行く時雨と、雪月花寄せて山めぐり様子舞って見せ消え失せるシテ一樹の陰一河(いちが)の流れ。皆これ他生たしょう)の縁ぞかし。ましてや我名を夕月の。浮世をめぐる一節ひとふし)も。狂言綺語きょうげんきぎょ)の道すぐに。讃仏乗さんぶつじょう)の因ぞかし。あら御(おん)名残をしや。いとま申して帰る山の。地謡〽春はに咲くかと待ちし。シテ〽花を尋ねて山めぐり地謡〽秋はさやけき影を尋ねてシテ月見方に山めぐり地謡〽冬はさえ行く時雨(しぐれ)のの。シテをさそひて山めぐり地謡〽めぐりめぐりて。輪廻離れぬ妄執の。塵つもつて山姥となれる。鬼女有様みるやみるやと。峰にかけり谷に響きて。今までここにあるよと見えしが。山また山に山めぐりして。行方(ゆくえ)も知らずなりにけり。 [山姥一つ陰に宿ったり、一つの河の流れ汲んだりという偶然の出会いも、みな前世の縁である。ましてやあなたは曲舞の中で私の名を言って世渡り業としている。その芸能の道は、仏法帰依のよすがとなるのです。ああ、お名残惜しいお暇申し上げて帰る山の、――春は、に咲くかと待っていた[山姥]花を求めて山めぐりをし、――秋は、明るい光を求めて山姥]月の見える方へと山めぐりをし、――冬は、冴え行く時雨の[山姥を誘うように山めぐりをする。――山めぐり続け輪廻逃れることができない妄執は、月を隠すのようである。妄執の塵が積もって山姥となった。その鬼女有様見よと言うと見る見るうちに、峰を翔けり谷に声が響いて今までここにいたと見えたが、山また山に山めぐりし、行方も分からなくなった

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終曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 02:12 UTC 版)

「融」の記事における「終曲」の解説

融の大臣亡霊は、名残惜しみながら月の都帰っていく。 地謡〽あら面白遊楽(いうがく)や、そも明月のそのなかに、まだ初月はつづき)の宵々に、影も姿も少なきは、いかなる謂はれなるらんシテ〽それは西岫(さいしう)に、入り日のいまだ近ければ、その影に隠さるる、たとへば月のある夜(よ)は、星の薄きごとくなり地謡青陽の春の始めにはシテ夕べ遠山地謡〽黛(まゆずみ)の色に三日月シテ〽影を舟にもたとへたり地謡〽また水中遊魚シテ釣り針と疑(うたご)ふ地謡雲上うんしょう)の飛鳥シテ〽弓の影とも驚く地謡一輪も降(くだ)らずシテ万水ばんすい)も昇らず地謡池辺宿しシテ月下の波に伏す地謡聞くともあかじ秋の夜シテ鳴き地謡〽鐘も聞こえてシテ〽月もはや地謡〽影傾き明け方の、雲となり雨となる、この光陰に誘はれて、月の都に、入りたまふよそほひ、あら名残り惜し面影や、名残り惜し面影 ――ああ趣のある舞だ。それにしても明月といっても、まだ新月から間もない頃の月が、宵々、光も形も小さいのは、どういうけだろうか。[融]それは西の山に、入り日がまだ近くにあるので、その光に月が隠されるのだ。たとえば、月のある夜は星の光が薄いのと同じである。――春の始めには[融]春霞夕方遠山かすんで見える。――その遠山は眉のように見え三日月のようにも見える。[融]三日月の形は舟にもたとえられている。――また、水中に遊ぶは[融](三日月見て釣り針かと疑い、――雲の上飛ぶ鳥は[融](三日月見て)弓の姿かと驚く。――しかし月はに降ることはなく[融]月を映すも天に昇ることはない。――は池のほとりのにとまり[融]月下の波の下にひそむ。――話を聞いて飽きることがない秋の夜だが[融]夜明け告げ鳴き――夜明けの鐘も聞こえて[融]月も早くも――傾いてきて明け方となり、夢とも現とも分からない。この月の光に誘われて、融の大臣月の都にお帰りになる様子だ。ああ名残り惜しげな姿だ。

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終曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:22 UTC 版)

ハンガリー民謡「孔雀は飛んだ」による変奏曲」の記事における「終曲」の解説

Vivace2/4拍子。終曲は長大で、全曲の約1/3(710小節235小節)を占める。新しく登場した3小節フレーズ主題が各楽器受け継がれAndante Cantabile3/4拍子で「孔雀飛んだ」の主題情熱的に歌われ全曲クライマックスである fff到達する。これが収まると再び音楽活発になり(Allegro2/4拍子)、全曲締めくくる

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終曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 13:04 UTC 版)

ドラゴンクエストシリーズの楽曲一覧」の記事における「終曲」の解説

エンディングスタッフロール時に流れる曲。バトルロードでは1P大魔王を倒すと、章ごとに決められた曲が流れる。 I『フィナーレ』 - 『アベル伝説』でも使用されていた。 IIこの道わが旅』 - 歌詞つけられたものがあり、愛知和男デビュー曲ほか、『ダイの大冒険』のエンディングでも使用されたり、女性デュオルーラ」が歌ったCD発売されていた。また『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』のスタッフロールにも使用されている。 III『そして伝説へ』 - 雄々しいファンファーレはじまり、情緒豊かな中間部経た後、終盤で再び始めファンファーレ回帰するSFC版では中間部ループがある。また、NES版では日本版よりもスタッフロール長いためそれに合わせて中間部長くなり、日本版には無い『広野を行く』(アレフガルドの曲)のフレーズ追加されている。鴻上尚史歌詞付けて歌いカセットテープ発売したB面には「冒険の旅」)。トヨタ・アクアCM曲にも採用された。 IV導かれし者たち―終曲―』 - ゲーム音源はVIIIまでの全曲中でもっとも長い曲であり、第一章から第五章までのフィールド曲と『序曲』『王宮メヌエット』(リメイク版ではこれらに加えピサロ』も)がアレンジされ組み込まれている。オーケストラ版およびバトルロードでは、アレンジ組み込まれていない。 V『結婚ワルツ』 - エンディングの他、ストーリー途中結婚式イベントでも使われている(このためDQシリーズクリアしなくても唯一聴く事のできるエンディングテーマである)。実際結婚披露宴でもファンからの希望入場時にこの曲が使われた式もあった。SFC版発売当時には歌詞つけられ女性デュオルーラ」が歌いCD発売されていた。リメイク版では、ある名産品見ている時にこの曲のオルゴールバージョン流れる。X(Ver.2.4〜)でも一部イベント流れるほか、特定の家具自宅に置くことで聴くことが出来る。 VI時の子守唄』 - 壮大ながらも感傷的な旋律で、歴代のエンディングテーマの中では異彩を放つ原曲劇場版『科学忍者隊ガッチャマン』1978年公開)のサウンドトラック交響組曲 科学忍者隊ガッチャマン』の中の1曲としてすぎやま作曲した時の子守唄 The Theme of RED IMPULSE レッドインパルステーマ」。だがアニメ使われ方は気に入るものではなく権利返却して貰った後ずっと温めていたところ、VI自分イメージピッタリ当てはまったためアレンジした上でエンディング使用したという。 VII凱旋そしてエピローグ』 - 前半の勇ましいマーチのような凱旋』と後半情緒的雄大なエピローグ』の2つの章で構成されている。『エピローグ部分は同じすぎやまの手による『サイボーグ009』1979年アニメ)の楽曲悲哀戦いの終わり』から大幅に流用している。モチーフ流用といった程度ではなく編成編曲ともほとんど同じである。 VIII『空と海と大地』 - 日本版ゲーム中では『大聖堂のある街』から連続してこの曲が流れるが、他の曲と異なりシンセサイザーストリーム音源である(サウンドトラック同梱ライナーノーツの曲別コメントより)。ストリーム版では途中でピアノふんだんに使用しているが、交響組曲版では当初外されている。これはオーケストラ音圧設計上、どうしてもピアノ負けてしまうために外したのであるすぎやま公式サイト説明している。しかしこのピアノ旋律ファン印象が非常に強かったこともあってか、その後コンサート公演ではピアノパートが復活している。なお、本曲メイン主題は『京の四季 風の予感』というフジテレビ製作のビデオ使われすぎやま本人作曲BGM主旋律流用したのであるIX星空へ』 - 『天の祈り』のメロディフルートオーボエクラリネットにより奏でられる。そのまま星空守り人』へ続く。 『星空守り人』 - 『天の祈り』により、長調へと転じ幕を閉じる。 X『更なる未来へ』 - 各大陸フィールドBGMメドレー形式取り入れられている曲であるが、交響組曲版ではカットされている。 『目覚めし五つの種族』 - ナンバリングタイトルではV以来となる長調の曲である。 XI英雄たちの帰郷』 - 『愛のこもれび』のハープバージョンと『空飛ぶ』で構成されている。 『過ぎ去りし時を求めて』- 『そして伝説へ』のイントロから始まり、『広野を行く』・『果てしなき世界』・『おおぞらをとぶ』・『この道わが旅』・『そして伝説へ』と、ロトシリーズ楽曲構成されている。 MJ2『再なる未来へ』 - 他のシリーズエンディング比べるととても短い曲である。曲中には飛行船内部の曲である『基地飛行船』を4分の4拍子にしたフレーズ組み込まれている。このエンディングではスタッフロール流れず倒したり仲間したことがあるモンスターの名前が表示されるちなみにスタッフロールエンディング後の序曲流れる(序曲はIの序曲)。

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終曲

出典:『Wiktionary』 (2021/07/15 12:15 UTC 版)

名詞

(しゅうきょく)

  1. 音楽組曲大規模な音楽作品最後フィナーレ終楽章
  2. 語義1から転じて物事終盤終わり

発音(?)

しゅ↗うきょく

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