しゅう‐きょく【終曲】
フィナーレ
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フィナーレ(伊: finale)は、イタリア語に起源を持つ「最後」という意味の単語である。特に芸術・アートの分野において、最後の部分のことをフィナーレと呼ぶ。
- 1 フィナーレとは
- 2 フィナーレの概要
終曲
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「前奏曲、アリアと終曲」の記事における「終曲」の解説
アレグロ・モルト・エ・アジタート、4/4拍子、嬰ハ短調。自由なソナタ形式。低音によるピアニッシモからの不穏な序奏に開始し、これがそのまま姿を現して第1主題となる。一方、第2主題はスタッカートによる軽快な楽句とニ長調の楽句から構成される。展開部はABA'の形を取るが、Aが第1主題であるのに対してBはアリア部で扱われた主要エピソードである。再現部では両主題が再現され、第2主題からの速度を維持してそのままコーダへとなだれ込むが、ここで堂々と再現されるのは前奏曲部の冒頭主題である。その後は落ち着きを取り戻して終わりへ近づいていくが、矢代はここで前奏曲部の主題とアリア部の主題が対位法処理により同時に演奏されることを指摘している。最後はホ長調で静かに全曲を閉じる。
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終曲
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「テ・デウム (ブルックナー)」の記事における「終曲」の解説
4人の独唱者の重唱から、交響曲第7番第2楽章の旋律に基づいたフーガへと発展してゆく。最後は第1曲との関連を見せ、勝利の凱歌となって力強く曲を締めくくる。
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終曲
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義経の亡霊(後シテ)は、笛、小鼓、大鼓の囃子で、カケリを演ずる。 その後、舞いながら、修羅道での戦いの有様を再現する(キリ)。そこでは、生前に壇ノ浦の戦いで戦った相手である平教経と、再び戦うことを余儀なくされている。 シテ「今日の修羅の敵は誰(た)そ、なに能登守教経とや、あらものものしや手並は知りぬ 〽思ひぞ出づる壇の浦の地謡〽その船戦(ふないくさ)いまははや、その船戦いまははや、閻浮(えんぶ)に帰る生死(いきしに)の、海山(うみやま)一同に震動して、船よりは鬨の声シテ〽陸(くが)には波の楯地謡〽月に白むはシテ〽剣(つるぎ)の光地謡〽潮(うしお)に映るはシテ〽兜の星の影地謡〽水や空、空行くもまた雲の波の、撃ち合ひ刺し違(ちご)ふる、船戦の駆け引き、浮き沈むとせしほどに、春の夜の波より明けて、敵(かたき)と見えしは群れ居る鷗(かもめ)、鬨の声と聞こえしは、浦風なりけり高松の、浦風なりけり高松の、朝嵐とぞなりにける [義経]今日の修羅道での敵は誰か。なに、能登守教経であるか。ああ生意気な、手並みのほどはよく知っている。思い出されるのは壇の浦の――船戦だが、今では、この世(閻浮)に帰って、生死の戦いをしている。海も山も一斉に震動して、船からは鬨の声が。[義経]陸には波のように並んだ楯が。――月に白く光るのは[義経]剣の光。――潮に映るのは[義経]兜の星(兜の鉢に打ち付けた鋲)の影。――水かと思えば空で、空を行っても今度は波のような雲だ。その中で刀を打ち合い、刺し違える船戦の駆け引きをしている。浮いたり沈んだりしているうちに、春の夜が波から明け始めて、敵と思っていたのは群れいる鷗であった。鬨の声と思っていたのは高松の浦風であった。朝の嵐となったのであった。 こうして舞い納めると、義経の亡霊は去り、終曲となる。
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終曲
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山姥は、春は咲く花、秋はさやけき月影、冬は冴え行く時雨の雪と、雪月花に寄せて山めぐりの様子を舞って見せ、消え失せる。 シテ〽一樹の陰一河(いちが)の流れ。皆これ他生(たしょう)の縁ぞかし。ましてや我名を夕月の。浮世をめぐる一節(ひとふし)も。狂言綺語(きょうげんきぎょ)の道すぐに。讃仏乗(さんぶつじょう)の因ぞかし。あら御(おん)名残をしや。いとま申して帰る山の。地謡〽春は梢に咲くかと待ちし。シテ〽花を尋ねて山めぐり。地謡〽秋はさやけき影を尋ねて。シテ〽月見る方にと山めぐり。地謡〽冬はさえ行く時雨(しぐれ)の雲の。シテ〽雪をさそひて山めぐり。地謡〽めぐりめぐりて。輪廻を離れぬ妄執の雲の。塵つもつて山姥となれる。鬼女が有様みるやみるやと。峰にかけり谷に響きて。今までここにあるよと見えしが。山また山に山めぐりして。行方(ゆくえ)も知らずなりにけり。 [山姥]一つの樹の陰に宿ったり、一つの河の流れを汲んだりという偶然の出会いも、みな前世の縁である。ましてや、あなたは、曲舞の中で私の名を言って世渡りの業としている。その芸能の道は、仏法帰依のよすがとなるのです。ああ、お名残惜しい。お暇を申し上げて帰る山の、――春は、梢に咲くかと待っていた[山姥]花を求めて山めぐりをし、――秋は、明るい光を求めて[山姥]月の見える方へと山めぐりをし、――冬は、冴え行く時雨の雲の[山姥]雪を誘うように山めぐりをする。――山めぐりを続け、輪廻を逃れることができない妄執は、月を隠す雲のようである。妄執の塵が積もって山姥となった。その鬼女の有様を見よ、と言うと、見る見るうちに、峰を翔けり谷に声が響いて、今までここにいたと見えたが、山また山に山めぐりし、行方も分からなくなった。
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終曲
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融の大臣の亡霊は、名残を惜しみながら月の都に帰っていく。 地謡〽あら面白の遊楽(いうがく)や、そも明月のそのなかに、まだ初月(はつづき)の宵々に、影も姿も少なきは、いかなる謂はれなるらんシテ〽それは西岫(さいしう)に、入り日のいまだ近ければ、その影に隠さるる、たとへば月のある夜(よ)は、星の薄きがごとくなり地謡〽青陽の春の始めにはシテ〽霞む夕べの遠山地謡〽黛(まゆずみ)の色に三日月のシテ〽影を舟にもたとへたり地謡〽また水中の遊魚はシテ〽釣り針と疑(うたご)ふ地謡〽雲上(うんしょう)の飛鳥はシテ〽弓の影とも驚く地謡〽一輪も降(くだ)らずシテ〽万水(ばんすい)も昇らず地謡〽鳥は池辺の樹に宿しシテ〽魚は月下の波に伏す地謡〽聞くともあかじ秋の夜のシテ〽鳥も鳴き地謡〽鐘も聞こえてシテ〽月もはや地謡〽影傾きて明け方の、雲となり雨となる、この光陰に誘はれて、月の都に、入りたまふよそほひ、あら名残り惜しの面影や、名残り惜しの面影 ――ああ趣のある舞だ。それにしても明月といっても、まだ新月から間もない頃の月が、宵々、光も形も小さいのは、どういうわけだろうか。[融]それは西の山に、入り日がまだ近くにあるので、その光に月が隠されるのだ。たとえば、月のある夜は星の光が薄いのと同じである。――春の始めには[融]春霞で夕方の遠山がかすんで見える。――その遠山は眉のように見え、三日月のようにも見える。[融]三日月の形は舟にもたとえられている。――また、水中に遊ぶ魚は[融](三日月を見て)釣り針かと疑い、――雲の上を飛ぶ鳥は[融](三日月を見て)弓の姿かと驚く。――しかし月は水に降ることはなく[融]月を映す水も天に昇ることはない。――鳥は池のほとりの樹にとまり[融]魚は月下の波の下にひそむ。――話を聞いても飽きることがない秋の夜だが[融]夜明けを告げる鳥が鳴き――夜明けの鐘も聞こえて[融]月も早くも――傾いてきて明け方となり、夢とも現とも分からない。この月の光に誘われて、融の大臣は月の都にお帰りになる様子だ。ああ名残り惜しげな姿だ。
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終曲
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「ハンガリー民謡「孔雀は飛んだ」による変奏曲」の記事における「終曲」の解説
Vivace、2/4拍子。終曲は長大で、全曲の約1/3(710小節中235小節)を占める。新しく登場した3小節フレーズの主題が各楽器に受け継がれ、Andante Cantabile、3/4拍子で「孔雀は飛んだ」の主題が情熱的に歌われ、全曲のクライマックスである fff に到達する。これが収まると再び音楽は活発になり(Allegro、2/4拍子)、全曲を締めくくる。
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終曲
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「ドラゴンクエストシリーズの楽曲一覧」の記事における「終曲」の解説
エンディングのスタッフロール時に流れる曲。バトルロードでは1Pで大魔王を倒すと、章ごとに決められた曲が流れる。 I『フィナーレ』 - 『アベル伝説』でも使用されていた。 II『この道わが旅』 - 歌詞がつけられたものがあり、愛知和男のデビュー曲ほか、『ダイの大冒険』のエンディングでも使用されたり、女性デュオ「ルーラ」が歌ったCDも発売されていた。また『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』のスタッフロールにも使用されている。 III『そして伝説へ』 - 雄々しいファンファーレではじまり、情緒豊かな中間部を経た後、終盤で再び始めのファンファーレに回帰する。SFC版では中間部にループがある。また、NES版では日本版よりもスタッフロールが長いためそれに合わせて中間部が長くなり、日本版には無い『広野を行く』(アレフガルドの曲)のフレーズが追加されている。鴻上尚史が歌詞を付けて歌い、カセットテープを発売した(B面には「冒険の旅」)。トヨタ・アクアのCM曲にも採用された。 IV『導かれし者たち―終曲―』 - ゲーム音源はVIIIまでの全曲の中でもっとも長い曲であり、第一章から第五章までのフィールド曲と『序曲』『王宮のメヌエット』(リメイク版ではこれらに加え『ピサロ』も)がアレンジされ組み込まれている。オーケストラ版およびバトルロードでは、アレンジは組み込まれていない。 V『結婚ワルツ』 - エンディングの他、ストーリー途中の結婚式イベントでも使われている(このためDQシリーズでクリアしなくても唯一聴く事のできるエンディングテーマである)。実際の結婚披露宴でもファンからの希望で入場時にこの曲が使われた式もあった。SFC版発売当時には歌詞がつけられ、女性デュオ「ルーラ」が歌いCDが発売されていた。リメイク版では、ある名産品を見ている時にこの曲のオルゴールバージョンが流れる。X(Ver.2.4〜)でも一部イベントで流れるほか、特定の家具を自宅に置くことで聴くことが出来る。 VI『時の子守唄』 - 壮大ながらも感傷的な旋律で、歴代のエンディングテーマの中では異彩を放つ。原曲は劇場版『科学忍者隊ガッチャマン』(1978年公開)のサウンドトラック『交響組曲 科学忍者隊ガッチャマン』の中の1曲としてすぎやまが作曲した「時の子守唄 The Theme of RED IMPULSE レッドインパルスのテーマ」。だがアニメの使われ方は気に入るものではなく権利を返却して貰った後ずっと温めていたところ、VIが自分のイメージにピッタリ当てはまったためアレンジした上でエンディングに使用したという。 VII『凱旋そしてエピローグ』 - 前半の勇ましいマーチのような『凱旋』と後半の情緒的で雄大な『エピローグ』の2つの章で構成されている。『エピローグ」部分は同じすぎやまの手による『サイボーグ009』(1979年版アニメ)の楽曲『悲哀・戦いの終わり』から大幅に流用している。モチーフの流用といった程度ではなく編成・編曲ともほとんど同じである。 VIII『空と海と大地』 - 日本版のゲーム中では『大聖堂のある街』から連続してこの曲が流れるが、他の曲と異なりシンセサイザーストリーム音源である(サウンドトラック同梱のライナーノーツの曲別コメントより)。ストリーム版では途中でピアノをふんだんに使用しているが、交響組曲版では当初外されている。これはオーケストラの音圧設計上、どうしてもピアノが負けてしまうために外したものであるとすぎやまは公式サイトで説明している。しかしこのピアノ旋律のファンの印象が非常に強かったこともあってか、その後のコンサート公演ではピアノパートが復活している。なお、本曲のメインの主題は『京の四季 風の予感』というフジテレビ製作のビデオで使われたすぎやま本人作曲のBGMの主旋律を流用したものである。 IX『星空へ』 - 『天の祈り』のメロディがフルート、オーボエ、クラリネットにより奏でられる。そのまま『星空の守り人』へ続く。 『星空の守り人』 - 『天の祈り』により、長調へと転じ幕を閉じる。 X『更なる未来へ』 - 各大陸のフィールドBGMがメドレー形式で取り入れられている曲であるが、交響組曲版ではカットされている。 『目覚めし五つの種族』 - ナンバリングタイトルではV以来となる長調の曲である。 XI『英雄たちの帰郷』 - 『愛のこもれび』のハープバージョンと『空飛ぶ鯨』で構成されている。 『過ぎ去りし時を求めて』- 『そして伝説へ』のイントロから始まり、『広野を行く』・『果てしなき世界』・『おおぞらをとぶ』・『この道わが旅』・『そして伝説へ』と、ロトシリーズの楽曲で構成されている。 MJ2『再なる未来へ』 - 他のシリーズのエンディングと比べるととても短い曲である。曲中には飛行船内部の曲である『基地飛行船』を4分の4拍子にしたフレーズが組み込まれている。このエンディングではスタッフロールは流れず、倒したり仲間にしたことがあるモンスターの名前が表示される。ちなみにスタッフロールはエンディング後の序曲で流れる(序曲はIの序曲)。
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