プーランク:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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プーランク:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ | Capriccio d'apres le final du 'Le bal masque' | 作曲年: 1932年 |
作品解説
1932年に作曲された作品。《2台ピアノのためのカプリッチョ》(1952年)、《ヴァイオリンとピアノのためのバガテル》(1932年)、ピアノ・ソロのための《カプリース ハ長調》と同様に、《仮面舞踏会》を基に編み出された。《仮面舞踏会》は、マックス・ジャコブの詩によるバリトンと室内オーケストラのための世俗カンタータである。
曲の冒頭から、陽気で能天気でさえあるステップを思わせる印象的な音楽が始まる。一方、ビト・ピウ・レントとなる部分は、どこかドビュッシーの《子供の領分》の<ゴリウォークのケークウォーク>を想起させるメロディーをもつ。全体的に、長音程と短音程の対比がこの曲の雰囲気に寄与している。
プーランク:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ
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