バガテルとは? わかりやすく解説

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バガテル【(フランス)bagatelle】

読み方:ばがてる

とるにたりないことの意》音楽で、主に鍵盤(けんばん)楽器用の小品曲。


ロドリーゴ:バガテル

英語表記/番号出版情報
ロドリーゴ:バガテルBagatela作曲年1926年  出版年1928年  初版出版地/出版社: Rouart-Lerolle  献呈先: エドゥアルド・チャバリ Eduardo Chavarri, エンリケ・ゴマ Enrique Gomá

作品解説

2008年9月 執筆者: 若松 聡史

プレスト Presto ニ長調 3/8拍子

 1926年ロドリーゴにとって実り豊かな年に作曲されている。躍動的なリズム舞踏調の装飾音が、カスタネット鳴らしながら踊っているかのような印象を受ける。機智富んだ華麗な作品である。
 ニ長調の主要旋律が、他の旋律挿入しながら何度も現れる。曲全体小規模なロンド形式になっているロンド形式という古典的形式の持つ束縛生かしつつも、ロドリーゴユニークな発想や展開を注ぎ込んでいるところがこの曲の特徴である。
 初演作曲から数年後ロドリーゴ自身によってパリ行われた


ドヴォルザーク(ドボルザーク):バガテル

英語表記/番号出版情報
ドヴォルザークドボルザーク):バガテルBagatellen Op.47 B.79作曲年1878年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ト短調 op.47-1 g-MollNo Data No Image
2 ト長調 メヌエットのテンポで op.47-2 G-Dur "Tempo di Minuetto"No Data No Image
3 ト短調 op.47-3 g-Moll No Data No Image
4 ホ長調 カノン op.47-4 E-Dur "Canon"No Data No Image
5 ト長調 op.47-5 G-DurNo Data No Image

バガテル


バガテル

作者ジョン・ヴァーリイ

収載図書バービーはなぜ殺される
出版社東京創元社
刊行年月1987.12
シリーズ名創元推理文庫

収載図書バービーはなぜ殺される 再版
出版社東京創元社
刊行年月1998.11
シリーズ名創元SF文庫


バガテル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 05:12 UTC 版)

バガテル(Bagatelle)は、クラシック音楽で器楽(ピアノ)のための性格的小品(キャラクターピース)の一つ。バガテルとは、「ちょっとしたもの」「つまらないもの」という意味で、転じて軽やかな内容の小品を示す[1]。日本語訳として断章とも[2]

名称からして、大曲の作曲過程でこぼれ落ちた楽想や、ふとした思いつきで手すさびとして書かれたものという意味合いが強い。しかし、作曲家自身が捨て去るには忍びず、曲として残したものとすれば、それなりの味わいもあるし、バガテルという命名に多少なりとも韜晦(とうかい)が感じられるという点で、一般的な楽曲とは多少異なった位置づけを持つものが多い。定まった形式は認められず、曲の長さも3分程度のまとまったものから断片的な短いものまで多様である。

作品

ベートーヴェンの作品が知られ、特に最後の『6つのバガテル 作品126』は、ピアノソナタをすべて書き終わった後のベートーヴェン最晩年のピアノ作品として重要。以下に特に有名な作品を記す。

など。

脚注

  1. ^ バガテルとは”. コトバンク. 2018年9月10日閲覧。
  2. ^ ものがたり日本音楽史 P.176 岩波ジュニア新書 ISBN 978-4005009091


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