Capriccio dapres le final du Le bal masqueとは? わかりやすく解説

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プーランク:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ

英語表記/番号出版情報
プーランク:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョCapriccio d'apres le final du 'Le bal masque'作曲年1932年 

作品解説

2008年6月 執筆者: 齊藤 紀子

 1932年作曲された作品。《2台ピアノのためのカプリッチョ》(1952年)、《ヴァイオリンピアノのためバガテル》(1932年)、ピアノ・ソロのための《カプリース ハ長調》と同様に、《仮面舞踏会》を基に編み出された。《仮面舞踏会》は、マックス・ジャコブの詩によるバリトン室内オーケストラのための世俗カンタータである。

 曲の冒頭から、陽気で能天気でさえあるステップ思わせる印象的な音楽が始まる。一方、ビト・ピウ・レントとなる部分は、どこかドビュッシーの《子供の領分》の<ゴリウォークのケークウォーク>を想起させるメロディーをもつ。全体的に長音程と短音程の対比がこの曲の雰囲気寄与している。




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