プーランク

デジタル大辞泉

プーランク【Francis Poulenc】

読み方：ぷーらんく

［1899〜1963］フランスの作曲家。六人組の一人で、フランスの伝統に立脚した音楽を創出。オペラ「テレシアスの乳房」「カルメル派修道女の対話」など。

ピティナ・ピアノ作曲家事典

プーランク

【英】：Poulenc, Francis

[フランス]  1899～1963

執筆者： PTNA編集部

　フランスの作曲家、ピアニスト。オリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、タイユフェールとともに「六人組」（Les Six）という作曲家グループを組む。母親も優れたピアニストで、最初の手ほどきは彼女から受けた。プーランクは特にピアノ奏法に精通していたが、作曲家としてはその書法の平明さのために多くの批評家から芸術音楽の作曲家とは全く見なされなかったという。しかし、フランスの宗教音楽の分野ではメシアンと頂点を競い、最近では歌曲に関してはフォーレの死後最も傑出した作曲家であるとも言われている。作品においては、和声やリズム、また書法といったものに何か特別な斬新さを感じられるというわけではないが彼の（とくに歌曲の）作曲技法は、いかに少ない手段で多くを語るかという楽曲の洗練を試みており、それは彼が賛嘆してやまなかった画家マティスの描線の追求でもある。プーランクは何よりも旋律を重視し、和声や旋法の優位という態度を決して崩さなかった作曲家である。

ピアノ独奏曲

間奏曲  [ピアノ独奏曲]

間奏曲　ニ短調／Intermede 1932[2'30"]

2つの間奏曲／2 Intermezzi 1934[4'30"]

間奏曲　変イ長調／Intermezzo 1943[4'0"]

間奏曲　第1番　ハ長調／Intermezzo No.1 1934[2'0"]

間奏曲　第2番　変ニ長調／Intermezzo No.2 1934[2'30"]

間奏曲　第3番　変イ長調／Intermezzo No.3 1943

曲集・小品集  [ピアノ独奏曲]

3つの無窮動／Mouvements perpétuels 1918[5'30"]

散歩／Promenades 1920[16'0"]

3つのノヴェレッテ／3 Novelettes 1927-28[7'0"]

村人たち（子供のための小品）／Villageoises(Petites pieces enfantines) 1933[5'30"]

アルバムの綴り／Feuillets d'album 1933[3'30"]

8つのノクターン／8 Nocturnes 1929-38[18'0"]

3つの小品／Trois pieces 1918-29(1),1928(2,3)[9'0"]

即興曲  [ピアノ独奏曲]

6つの即興曲／6 Impromptus 1920-21

15の即興曲／15 Improvisations 1932-1959[24'30"]

変奏曲  [ピアノ独奏曲]

主題と変奏／Theme varié 1951[13'0"]

組曲  [ピアノ独奏曲]

組曲 ハ長調／Suite 1920[5'30"]

ナゼールの夜（前奏曲、8つの変奏、カデンツァ、終曲）／Les soirees de Nazelles(Preambule, 8 Variations, Cadene, Final) 1930-36[20'0"]

フランス組曲／Suite francaise 1935[13'0"]

種々の作品  [ピアノ独奏曲]

ワルツ（6人組のアルバムの第5曲）／Valse 1919[2'0"]

ナポリ／Napoli 1921-25[10'0"]

アルベール・ルーセルを讃えて／Hommage a Albert Roussel 1929[2'0"]

「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ／Capriccio d'apres le final du 'Le bal masque' 1932[4'30"]

バディナージュ／Badinage 1934[1'30"]

ユモレスク／Humoresque 1834?[1'30"]

プレスト／Presto 1934[1'30"]

万国博覧会にて／A l'Exposition 1937

メランコリー／Melanolie 1940[6'0"]

オーヴェルニュのブーレ／Bourree, au Pavillon d'Auvergne 1937[2'0"]

パストラーレ（ジャンヌの扇より）／Pastourelle 1927[2'0"]

バッハの名による即興ワルツ／Valse-improvisation sur le nom de Bach 1932[1'30"]

ジェルヴェーズによるフランセーズ／Française d'apres Claude Gervaise 1939[1'40"]

小象のババール／Histoire de Baber le petit elefant 1940-45[27'0"]

ピアノ合奏曲

ピアノ合奏曲  [ピアノ合奏曲]

2台のピアノのためのソナタ／Sonate pour 2 pianos 1952-53[24'30"]

シテール島への船出／L'embarquement pour Cythere 1951[2'0"]

「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ／Capriccio d'apres 'Le bal masque' 1952[4'30"]

2台のピアノのためのエレジー／Elegie pour 2 piano 1959[6'30"]

ピアノ連弾ソナタ／Sonate pour piano 4 mains [6'30"]

管弦楽とピアノ

協奏曲  [管弦楽とピアノ]

オーバード（朝の歌）／Aubade, Concerto choregraphique 1929

2台のピアノと管弦楽のための協奏曲／Concerto pour 2 pianos et orchestre 1932[19'0"]

ピアノ協奏曲／Concerto pour piano et orchestre 1949

クラヴサン（またはピアノ）と管弦楽のための田園の奏楽／Concert champetre pour clavecin (ou piano) et orchestre 1927-28[24'0"]

ピアノと18の楽器のための舞踏協奏曲「オバド」／Aubade, concerto choregraphique pour piano et 18 instruments 1929

外国人名読み方字典

プーランク

名前 Poulenc； Planck

ウィキペディア

プーランク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2016/07/25 08:48 UTC 版)

プーランク (Poulenc フランス語発音: [pulɛ̃k])

• フランシス・プーランク - フランスの作曲家。
• ローヌ・プーランク - かつて存在したフランスの化学・製薬企業。

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「プーランク」の例文・使い方・用例・文例

• スイス人の作曲家（フランス生まれ）で、エリック・サティ、ダリユス・ミヨー、フランシス・プーランク、およびジャン・コクトーを含むパリのグループの創立会員（1892年−1955年）