休暇の日々から 第2集とは? わかりやすく解説

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セヴラック:休暇の日々から 第2集

英語表記/番号出版情報
セヴラック:休暇の日々から 第2集En vacances II作曲年1921年  出版年1922年  初版出版地/出版社: Rouart-Lerolle 

作品解説

2007年11月 執筆者: 和田 真由子

シューマンからの影響色濃い休暇日々第一集に対して、この第二集は、ショパンへの敬意表した作品である。1921年、この曲集の作曲とりかかったもの、未完のままこの世を去ることになった第一集比較すると、その長さ比較長く技術的音楽的にもより複雑さ増している。第2曲と第3曲は、セヴラックピアノ曲紹介に力を尽くしたピアニスト、ブランシュ・セルヴァによって完成され遺作である。

1.I ショパンの泉/No 1, La Fontaine de Chopin冒頭レチタティーヴォ低音から上行した後、高音での華やか響き印象的である。 続くワルツは、第1集の〈ロマンティックなワルツ〉でみられたような洗練された優雅さがある。中間部ではしなやかな左手アルペッジョともなったショパン風のロマンティック音楽繰り広げられる譜面上における視覚的な印象変化面白い。重々しくも厚み、丸みのある低音高音金色響き作り方さまざまなニュアンスショパン風でありながらも、逆にセヴラック個性ひきたてられた魅力的な作品である。

2.II たちの水盤/No 2, La Vasque aux Colombes:2分の2拍子で、音楽がゆったりと進行するトリルアルペッジョは、曲の描写的な側面をより際立たせているように思える。この曲の途中でセヴラックの筆がとまっており、その後部分は、和声的要素構成をたよりに、ブランシュ・セルヴァによって慎重に仕上げられ出版された。

3.III二人騎兵/No 3, Les Deux Mousquetaires:「時代遅れ様式による危険のないカノン」という副題がついており、サティ風のユーモアをみせる。〈カノン〉には、“音楽形式カノン”と、“大砲”の2つの意味をこめているようだ。この曲も、ブランシュ・セルヴァによって完成され遺作である。カミーユ・スーラ博士ささげられた。途中にでてくるファンファーレは、ノンレガート勇ましく奏する




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