戦いの終わり
収載図書あなたはひとりぼっちじゃない
出版社新潮社
刊行年月2004.5
シリーズ名新潮クレストブックス
戦いの終わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 16:28 UTC 版)
アカバ陥落の時点までに、ファイサルの率いる軍にはロレンス以外にも多くのイギリス軍士官が加わっていた。スチュワート・F・ニューカム中佐(Lt. Cols. Stewart F. Newcombe)およびチャールズ・E・ウィルソン(Charles E. Wilson)率いる士官や顧問たちが、アラブ軍にライフルや爆薬、機関銃を補給するために到着した。フランス軍の分遣隊もアラブ軍に加わったが、彼らのアラブ人に対する関係は敵対的だった。ロレンスやウィルソンらの指揮の下、アラブ軍はヒジャーズ鉄道に対してより有効な作戦を行い、オスマン軍の補給基地を奪い、列車や線路を破壊し、オスマン軍は数万人の兵士を前線でなくその背後だったはずのヒジャーズで戦わせなければならなくなった。 1918年、アラブ人騎兵が勝利を目前にした反乱軍に加わった。騎兵らはアレンビーの遠征軍に、オスマン軍部隊の配置に関する情報を提供し、オスマン軍の補給線を邪魔し、兵営を攻撃し線路を破壊した。これらの攻撃もあり、アレンビーの最後の攻勢であるメギドの戦い(メギッドの戦い、1918年9月19日 - 9月21日)は大勝利に終わった。オスマン帝国軍は壊走し、オーストラリア軽騎兵部隊は9月30日にダマスカスへ入城した。ロレンス大佐とアラブ反乱軍は翌10月1日、降伏文書を受け取るためダマスカスに入った。終戦の時点でエジプト遠征軍はパレスチナ、トランスヨルダン、レバノン、シリア南部とアラビア半島の大半を占領していた。
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