本作の世界観
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「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」の記事における「本作の世界観」の解説
ソル・シエール 本作の舞台となる異世界「ソル・シエール」は、巨大な一本の塔「アル・トネリコ」とそれを囲んでいる浮遊大陸「ホルスの翼」以外には何もない、神秘的な世界。浮遊大陸の下方には「死の雲海」が広がり、上空は「ブラストライン」と呼ばれるプラズマ地帯で満たされている。かつてはこの世界にも空や大地、高度な科学技術があったが、過去に起こった二度に渡る災厄により、それらは崩壊した。一度目は700年前の戦争によりアル・トネリコの「グラスノ盤」という機関の崩壊によるもので、惑星全域が死の雲海に覆われるという災害で「グラスノインフェリア」と呼ばれている。二度目は「レーヴァテイル」という種族の反乱によるもので、この時にはホルスの翼の約半分にあたる都市部全域が失われ、結果としてさらなる悲劇を防止すべく、科学技術の大半が「エレミア協定」によって封印されるという事態となった。この「閉鎖世界」ソル・シエールには現在、「エル・エレミア教会」と「天覇(てんぱ)」という二大勢力が台頭している。 シリーズ第2作以降では、ソル・シエールは「アルシエル」と呼ばれる惑星の一地方に過ぎないことが明かされているが、一般人が死の雲海を渡って他の地域へ移動する手段は確立されておらず他の地域との交流はないため、ソル・シエールの人々は自分たちの生活圏であるソル・シエールを「世界」として認識している。 アル・トネリコ ソル・シエール世界にそびえ立つ、天まで届く程の高さを誇る巨塔。古代テクノロジーの粋が集められた建造物で、グラスノインフェリアで空と大地を失って以降、人類はアル・トネリコにすがり付くようにして生活している。 塔内部には「ウイルス」と呼ばれるモンスターが徘徊しており、そのウイルスを駆逐するため塔を訪れる者もいれば、貴重な古代文化の遺産を求めて足を運ぶ者もいる。 塔の中階層には「テル族」と呼ばれる、超常的な力を持つ種族の住む街「イム・フェーナ」があり、上層階には聖地と呼ばれる街「プラティナ」が存在する。 なお、この塔は第二作目の舞台になる「メタ・ファルス」を支える「ソル・マルタ」の導力、及びI.P.D以外のレーヴァテイルの詩魔法サーバーをも賄っており、本作の物語中盤でアル・トネリコの機能の大部分が停止した際、その影響を受け、メタファルスにおいて大規模の崩落等が起こったことが後に明らかとなっている。 エル・エレミア教会 レーヴァテイル・オリジンを神として崇め、信仰により人々を支えることを目的としている教会。元々は第二期崩壊の原因調査を行っていた団体が元となっており、伝説的な存在となっている三人のオリジンを「エレミア三謳神」と呼び、彼女らの降臨を願うことで、人々を幸福へ導こうとしている。教会では特異な力を持つレーヴァテイルを教会の聖女候補として祀り、保護している。主な活動内容は塔の探索と聖地「プラティナ」への旅。そして各地の住民を護るためのモンスターとの戦闘。代表は「ファルス司祭」。後にファルス司祭の死亡により、総司から新たに司祭に選ばれた「ラードルフ・シュナイゼン」の元、旧来の信仰中心の活動を掲げる派閥と、教団の改革を掲げる派閥が合議による運営がなされている。 天覇 「ほたる横丁」と呼ばれる地域に本社を構える巨大複合企業。ネモ地方の地主であった峰姪の興した「櫻商店」を起源とし、後にダイキリティーの開発で発展した。元々グラスメルクの祖「ガサラキ」と「レイラ」の二人を支援してグラスメルクを広めた団体ということもあって、「グラスメルク振興協議会」などのグラスメルク関連団体を構成団体に持って居る。エル・エレミア教会とは逆に、科学技術によりアル・トネリコの古代テクノロジーを引き出し、人々の暮らしを向上させることを目指している。そのため、レーヴァテイルの持つ力を利用している。現在の社長は「亜耶乃・ライザー・エルデューク」。 唄石 ソル・シエールには音を魔力に変える性質を持つ唄石(しょうせき)と呼ばれる結晶が存在していたが、これは周囲の音を無差別に吸収し、魔力として放出するという危険な石だった。そこで人類はこれを「吸収」「増幅」「放出」という3つの特性に分類させ、制御することに成功した。吸収の特性のみを持つものを「パラメノ」、放出の特性のみを持つものを「グラスノ」と言う。人類はその技術「音科学」をもって発展してきたが、やがてその力は争いを呼び世界は滅亡の危機に瀕した。その後、結晶の悪用を防ぐため、グラスノの魔力をアルトネリコ内の「シルヴァホルン」と呼ばれるインターフェースで管理する技術「グラスメルク」が誕生した。ただし、人々はシルヴァホルンの存在を知っておらず、グラスメルクは自らの手で行っているものと錯覚している。
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本作の世界観
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「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」の記事における「本作の世界観」の解説
ソル・クラスタ アルトネリコ3の舞台となる世界。レーヴァテイルオリジンの一人ティリアの管理する塔「ハーヴェスターシャ」が存在している。 アルトネリコシリーズの代名詞たるレーヴァテイルという女性のみの種族が中心であるクラスタニアと、それに逆らうアルキア及び大牙で構成される世界。 ハーヴェスターシャ 惑星アルシエルに三基存在する巨塔のうち、ティリアが管理する第三の塔。その名は神話上の人物である巫女ハーヴェスターシャに由来する。同時にこの塔と「原初の塔」に設置された二つの人工頭脳の名でもあり、それぞれの人工頭脳に宿っている仮想人格の呼び名にもなっている。「#キャラクター」の項も参照。 大牙 第一期終焉以前に起こった天変地異『七つの血痕事件』でこの地方(テル族のコロニー『シェスティネ』及び周辺諸国)が壊滅した際にできた山岳地帯「大牙」の難民キャンプが原型となっている地下都市の連合体。 その成り立ちもあって、それ以外の地とは異なり、他ではグラスノインフェリアの影響で失われた第一期文明の恩恵がかなり多く残されている。 それぞれの大牙内の諸集落ごとの自治体が連合した「大牙連合」によって治められている。 最大集落である「トコシヱ隧道」は、ソル・クラスタでも有数の大都市として知られている。 クラスタニア アルキアの前身であるクロガネ研究所に対するβ純血種レーヴァテイルの反乱によって建国された、レーヴァテイル上位主義の国家。 元々はエンファシスという全レーヴァテイルの長として生み出されたレーヴァテイルの総帥を頂いていたが、建国以来の黒幕であるテル族が、SHサーバー(塔と結線しているレーヴァテイルの精神が格納されているサーバー)を押さえるアルキアに対して慎重論を唱えるエンファシスへの不満から、第三塔の管理人工知能ハーヴェスターシャVISTAをその後任とし、さらにこれをハッキングして自分達に都合の良い人格フィルターを植え付け、以後は実質上のテル族による直接支配体制となった。しかし表向きはその事は知られておらず、テル族はあくまで協力者としてクラスタニア上層部のレーヴァテイル達には認識されている。 上記の流れもあって現在は「世界はレーヴァテイルに支配されるべきであり、人間は奴隷としてレーヴァテイルに管理されるのが理想的である」という思想を国是としたレーヴァテイル上位社会となっている。 その事もあって、人間との混血である第三世代レーヴァテイルは真のレーヴァテイルとは見なされておらず、人間同様のクレンジングこそ行われないものの、β純血種達に比べると待遇等で低い扱いとなっている。 ティリアの管理する第三塔「ハーヴェスターシャ」のほぼ全域を支配するソル・クラスタ最強国であり、塔の恩恵をほぼ独占している。国是に従い、「クレンジング」と称して大牙やアルキアの街を破壊し、レーヴァテイルの能力開発用奴隷として人間を連れ去っている。 ヒロインの1人フィンネルはこの国の出身であり、もう1人のヒロインサキは、この国から身柄を狙われる存在。 実はここにあるSHサーバーは端末に過ぎず、本体はアルキアにある。能力的に並の人間を上回るクラスタニア勢がアルキアに対して明確な攻撃を行えないのは、SHサーバーという命綱を握られているからである。 アルキア 正式名称は「アルキア株式主権市国」。 ハーヴェスターシャの塔の原型である「原初の塔」の残骸が存在する地でもある。 第1期の頃から存在するアルキア研究所を中心として纏まっている国家。その原型となったのは第三塔「ハーヴェスターシャ」の建造を請け負った企業のベースキャンプ「クロガネラボラトリーズ」の従業員及びその家族。 位置的には第三塔「ハーヴェスターシャ」の下の方に付いているごく小さな部位のみを領土としており、クラスタニアが「クレンジング」と称して行う都市破壊の被害をたびたび被っている。 現在の代表ラファエーレは、住民からの信頼も厚いが、その裏で特殊なレーヴァテイルであるヒロインの「サキ」を誕生させ、またSHサーバーを使ってクラスタニアを裏から脅迫し、世界に重大な改変をもたらす「人類進化計画」を進めている。 原初の塔 第三塔「ハーヴェスターシャ」の原型である実験施設であり、第三塔を建造していたクロガネラボラトリーズの本拠地でもあった施設。後にこれを防衛するために『アルキアの会』が結成されて、現在のアルキアが成立するに至った。現在ではすでに破壊されて稼働停止しているが、その残骸は未だにアルキア内部に存在している。 第三塔のレーヴァテイルの精神そのものであるサーバーは、クラスタニアではなく原初の塔に存在する。そのためクラスタニアは事実上アルキアの管理下に置かれている。 この塔とは別に、ソル・シエールにも第一塔「アルトネリコ」の原型となった同名の塔が存在する。 ムーシェリエル 塔の下部に存在する巨大なドーム状の施設。中は豊かな湿原が広がっている。 元々は、AHPPに使用される『四次正角性中核環』をティリアと第三塔に属するβ純血種レーヴァテイルの導体H波から導力をえて結晶化することで生み出すのを目的とする施設だが、かつてのクロガネラボラトリーズとクラスタニアが協力して建造し第三塔の生成に不足していた導力を補う目的で使用された、アルシエル史上最大規模の導力吸収施設。 600年前に第三塔生成のために稼動された際、当時星に残されていた導力を吸収した結果、星が謳えなくなるレベルまで導力を吸収してしまい、星の総意が抗体が生み出し人間を排除するようになった。なおフィンネルの人格の一人である珠洲ノ宮(スズノミア)はムーシェリエルが導力を吸収してしまったため、星が詩を紡ぐ力を失くし切り離され名前を失っていた。 作中においては、アル・ルゥによって抗体が生み出される源と化し、中盤の重要イベントの舞台となっている。
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本作の世界観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 04:27 UTC 版)
本作における魔女の出身地である「魔界」は、「不思議な力」の理由づけとしての「魔法」を扱っていたそれまでの魔法少女物とは趣きが異なり、西洋における「魔女」の世界観やイメージを組み込んだ「魔の存在」として描かれ、人間世界と同じ次元に存在しつつ人間の世界とは対照的な世界として描写されている。女王候補に求められる資質にも魔界の住人ならではの思考形態が必要とされ、「人間世界の道義を理解すること」と同時に「人間を軽蔑する」事など意外に複雑で相反する思考が要求される。このため、最終話では人間の情に傾き過ぎたメグと人間を常に見下して理解しようともしなかったノンは女王から修行のやり直しを命ぜられている。
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