魔界の住人
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「アスタロト (漫画)」の記事における「魔界の住人」の解説
アスタロト 本作、および一連の「アスタロトシリーズ」の主人公。長い黒髪が印象的な、魔界の美しき大公爵。年齢は2万歳。魔王の中では若い方だが、その魔力は強大であり、魔界の四大実力者の一柱と目されている。基本的に冷酷で気まぐれではあるが、その一方で魔界では珍しい、弱者への慈悲心を示す。 大公爵としては2代目であり、先代の公爵は帝王サタンが直々に生み出した腹心であった。その先代が別の位相へ転移した(死んだのではなく、自らの意思によるものである)際に、その意志力で生み出され後継者となったのが現在のアスタロトであり、先代と同じくサタン派の立場を継承している。 よく言えば弱者に対して情け深い一面があるが、悪く言うと短気で直情的で単純な挑発一つにあっさり乗ってしまう軽率な一面もある。 ベールゼブブ 四大実力者の一柱にしてアスタロトの宿敵。かつての四大実力者・大魔王プラトーンに仕えていたが、下克上を企むも敗北し、辺土界へ追放された。しかしそこで古代妖魔の呪法を身につけて再起し、プラトーンを倒して四大実力者へと昇格する。現在はベール派の同盟者として暗躍するも、いずれはベールを出し抜いて魔界を支配しようとする野心をのぞかせている。 魔界では異端視されている古代呪法を操るためアスタロトから嫌悪されている一方、ベールゼブブ自身も実力で現在の地位を築いたため、先代公爵から地位を受け継いだアスタロトを「無能な二代目」と見下している。 美少年の妖魔を家具にしており、失態を犯した少年妖魔を痛めつける悪魔らしい性格。複雑な魔法を使って苦しめるよりも鞭で叩くほうが好みであり、ベールゼブブの美少年妖魔に対する性癖や価値観は弱者に対して優しく接する傾向の強いアスタロトから敬遠される一因となっている。 普段から冷酷で悪魔らしくサディストではあるが、魔界の平和の為に宿敵であるアスタロトに休戦を申し込むなどの冷静さをもつ。まだアスタロトと共に天界に行く際に魔力を封じた状態でも素手で人間の悪人の霊を倒すほどの腕をもつ。 ルキフェル 四大実力者の一柱。サタン派の筆頭。老獪な大魔王だが、かつて古代妖魔との戦いで苦労した経験から直接的な戦いを好まず、穏健で慎重な行動に徹している。そのため、アスタロトからは「年寄り」「老人」と揶揄されることが多いが、彼もまたアスタロトを若造呼ばわりしており、魔界の秩序をたびたび乱すアスタロトとベールゼブブの争いを苦々しく思っている。 ベール 四大実力者の一柱。魔界の東方に広大な領地と多数の軍隊を所有し、「大王」を名乗ってサタンと冷戦を続けている。その魔力の強さは未知数であるが、サタンに匹敵するとも噂されている。5億通りの陰謀を心得ているという策謀家でもある。 サタン 魔界の帝王。かつては天帝の第一の従者であったが、自らが最高権力を握ろうとして天帝に挑むも敗北し、人間界の下方に位置する「魔界」へと遁走し、現在に至るまで魔界の最高権力者の地位を保持し続けている。 アスタロトよりもはるかに強大な魔力を有しているだけでなく、戦闘能力も絶大で、魔力の波動なしでただ一言「死罪!」と宣告しただけでベールゼブブを抹殺したこともあるほどの実力の持ち主。作中では、サタンの目が空に浮かぶ「赤い月」として現れるなど不可思議な描写もされている。 マルコキアス 魔王の一柱。狼の顔と蛇の尾、そして翼を持つ悪魔。直情的で喧嘩早い性格であり、アスタロトがベールゼブブ陣営への攻撃を始めた際にはすぐアスタロトに共感し、後に彼のテロ活動に加わったが、最後まで自分が捨て駒扱いであることには気づかなかった。 サルガタナス 准将の位を持つ魔王。学術的興味と称して、人間界を観察している。
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魔界の住人
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「ジャヒー様はくじけない!」の記事における「魔界の住人」の解説
ジャヒー様(ジャヒーさま) 声 - 大空直美 本作の主人公。魔王の元側近にして魔界No.2の実力者。権力・魔力・美貌を兼ね備え、忠誠心の薄い配下を自ら処分し、魔界で恐れ敬われていた。 人間界に堕ちてからは築40年のボロアパートの四畳半一間で貧しい生活を送りながら、魔石を集めて魔界復興を夢見ている。しかし、人間界に堕ちた際に魔力を失ったことで幼い少女のような容姿になってしまった。手元に僅かながら残った魔石の力によって一定時間だけ元の容姿に戻れるため、その間に居酒屋でアルバイトをしながら生活費を稼いでいる。 当初、こころに対しても強気な態度で接していたが、こころの純真無垢さから気を許し、友達として歳相応の振る舞いをするようになる。 元魔界No.2としての立ち位置や立ち振る舞いは人間界でも変わらずにいるため、それによって失敗することも多い。一方、人間界でうまくいかないことが多いため、褒められることに感動を覚えるようになる。 ドゥルジ 声 - 花澤香菜 ジャヒー様の元側近。マゾヒズム的にジャヒー様のことを心酔している。 人間界に堕ちてからは「堂島」と名乗って魔石をいくつか集めた後、経営コンサルタント会社の社長として成功を収め、ジャヒー様とは対照的に高級マンションで優雅な生活を送る。数か月ほどしてジャヒー様に再会したため、人間界におけるジャヒー様の近況は知らずにジャヒー様を慕う。ジャヒー様の言動を多大に解釈して称えている一方、それも相まってジャヒー様に馴れ馴れしい相手に対しては強烈な敵対心も発露する。かつて自身の魔力を忌み、魔石を自ら手放し消滅しかけていたところ、ジャヒー様に救われたことから部下となった。 サルワ 声 - 小松未可子 魔界No.2の座を奪うためにジャヒー様を狙う魔界エリート。一人称は僕。 魔道具の発明や立案などの知略面に関しては非凡な才能があるが、臆病で慎重すぎる性格から毎回失敗してしまう。幼女時のジャヒー様に励まされ、その後に元の姿のジャヒー様に会うも名前すら覚えられていなかった。また、謎の光から力を与えられ、その力でジャヒー様を攻撃するも全く傷を負わせられなかった。 魔王(まおう) 声 - 岡咲美保 魔界の創造主で魔石と魔力そのもの。魔法少女によって魔界の核となる魔石が破壊されたことから実体を保てなくなっていたが、魔法少女が人間界で大量の魔石を集めたことで幼女の姿で復活した。その後、魔法少女の家で引きこもり生活を送る。かなりの大食い。その実体はかなり巨大であり、スーとの戦闘の際に巨大化した。 謎の光(なぞのひかり) 声 - 鬼頭明里 神宮きょうこやサルワ、店長に魔法少女の力を与えた張本人。魔法少女の力を与えた者に魔石を奪い取るように命じる。その見た目や体格は魔王と瓜二つであるが、魔王とは対照的に全身が光に覆われている。店長を魔法少女にした直後に魔王と戦闘を始める。 その正体は魔王の妹の「スー」。正義感の強い者の近くにいないと決まった言葉しか話せず、その実体すら現せられない。元々、姉の魔王と共に暮らしていたが、魔王が魔界を創造してからは引きこもりとなったため、魔王を驚かすために神宮きょうこを魔法少女にした。しかし、神宮が勢い余って魔界の核となる魔石を破壊してしまったため、神宮に魔石を回収させていた。また、神宮がジャヒー様と仲直りした際に魔石を渡してしまったため、その魔石を奪おうとサルワや店長を魔法少女にするも上手くいかず、結果的に全て失敗してしまう。 魔王との和解後にジャヒー様の怒りを買うも、居酒屋「まおう。」の修繕とジャヒー様の独立記念パーティの飾り付けを手伝う。
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