β純血種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/06 15:25 UTC 版)
レーヴァテイル・オリジンのクローン体。不老ではあるもののオリジンのように不死ではなく、およそ150年ほどの寿命を持つ。ただしオリジンと同様に、約18歳で成長が止まるように遺伝子がプログラムされているため、それ以上の老化が進むことはなく、死ぬまでほとんど同じ姿を保ち続ける。β純血種であるミュールは作られてから400年近く経過した今も生存しているが、彼女の肉体は生まれてから30年ほどで封印されているため、β純血種の寿命を超えて生き続けているとは必ずしもいえない。ソル・シエール世界で現存するβ純血種は、彌紗と封印されているミュール、そしてプラティナにいるごく少数のβ純血種だけである。メタ・ファルス世界においては、エオリアと違いフレリアがその技術を伝えなかったため幻の存在とされており、現在の第三世代は第一期及び第二期にソル・シエールから移り住んだβ純血種達の子孫にあたる。ソル・クラスタ世界では、アルキアとクラスタニア両勢力がβ純血種を生み出す技術を保有している。また、β純血種が中心であるクラスタニアでは、年間で生み出されるレーヴァテイルの出生数及びその役割までも管理されている。 β純血種の寿命とは中核三角環(レーヴァテイルのコア、人間でいう心臓部)の動作保証期間なのだが、それはテロメアと呼ばれるエネルギー源が決定付けているものであり、これの増減によって寿命の変更が可能である。ただし中核三角環に150年以上の動作保証がないため、限界に達する前に停止させる安全装置の面がある。アルトネリコ第三塔のリンカーネイションにある設備を使うことで膨大なティリアのテロメアを分け与えるという形で通常以上に消耗したテロメアの追加補充を行えるが、第一塔のリンカーネイションの場合は管理者であるオリジン『エオリア』の寿命制御方法がティリアと異なりテロメアに拠るものでないため、おそらくは不可能と思われる。β純血種が精神的ショックなどにより中核三角環が停止(死亡)したり、自分が所属している塔から遠く離れすぎた場合、その肉体は素水に戻り遺体としては残らない。
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