本作のメインキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:48 UTC 版)
「ドラゴンボール超 ブロリー」の記事における「本作のメインキャラクター」の解説
ブロリーとパラガスは、本作品では設定を一新されている。 ブロリー 本作のメインとなる敵キャラクター。過去に登場した劇場版作品と違い、性格や髪型などデザインも一新されている。 本来は争いを好まない性格で父親のパラガスを大切に想っている。潜在パワーが強過ぎる故、力を解放すると我を失い暴走してしまうため、パラガスにより特殊な首輪で制御されていた。片言で話すなど喋るのが苦手。 鳥山は昔と比べてあまり筋肉を全面に出したくないようなので、作画監督の新谷は「ブロリーの作画も鳥山先生らしいスマートな筋肉の感じを出せるように気をつけた」と語っている。鳥山がデザインしたブロリーはアーマーを着ている状態までしか無かったため、ブロリーには昔の映画のイメージを強く持っており、なおかつ最後は裸になって暴れて欲しかったという新谷が、ブロリーのフルパワーだけは1からデザインを描いており、鳥山から「あまりマッチョにはしたくない」という要望があったため、大きくなりすぎない範囲で、なるべく大きく見せるよう心がけつつデザインされた。 パラガス 過去の劇場版作品にも登場したブロリーの父親。デザインが変更されており、41年前の若いときは見た目こそ近いが、着衣が異なり両目とも健在。その後、バンパで暮らす41年の間に口髭以外の髭も伸びた白髪の老人になり、左目は『熱戦・烈戦・超激戦』のパラガス同様、隻眼になっていた。 エリート階級出身のサイヤ人。階級は大佐。表向きは冷静な判断力を持つベテランの戦士だが、実際は上昇志向が強い一方で慎重な性格の小心者。出世のために人望を集め「大佐」の地位まで上り詰めるも飛び抜けた戦闘力は持たなかったため、現在の地位が出世の限界であることに暗澹たる思いを抱いていた。 戦闘力は、41年前の時点で「どんなに訓練しても4000を超えるかどうかといったところ」と語られており。フリーザ軍のチライとレモに発見された時点での戦闘力の数値は4200。 自分の息子の処遇に怒り狂ったことで宇宙船で惑星ベジータを飛び出し、小惑星バンパで追放されたブロリーと再会するが、ブロリーの潜在パワーを目の当たりにしたことでその力を利用し、ベジータ王への復讐を計画するようになる。 41年後、チライたちによって救出された際に惑星ベジータの消滅とベジータ王の死を知ることとなり、怒りの矛先を息子であるベジータに向ける。 闘いの中、ブロリーのコントロールがきかなくなったことで身の危険を感じ、ブロリーが危険な存在となることを予見したベジータ王の言葉は正しかったのかもしれないと後悔し、最期はブロリーのさらなる戦闘力の進化を企むフリーザによって殺される。このパラガスの死がブロリーに深い悲しみと怒りを与え、超サイヤ人に覚醒させるきっかけとなった。 プロデューサーの林田は「ブロリーを必死に探していたときは親子愛に溢れていたが、ブロリーの力に気づいた瞬間にこれを利用して復讐をしようと思い立ち、むごたらしい父親になった」と語っている。 ゴジータ 孫悟空とベジータの2人がフュージョンすることにより誕生した究極の合体戦士。本作では映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』には登場しなかった黒髪の通常状態や、青髪の超サイヤ人ブルーに変身した姿が登場する。劇場版としては23年ぶりの登場となる。 『復活のフュージョン!!』で悟空とベジータが初めて合体してゴジータになった時は名乗りはしなかったが、本作ではピッコロから名前を聞かれた際に「名前があった方がカッコいいかも」という理由で自ら「ゴジータ」と命名した。ベクウ 孫悟空とベジータの2人がフュージョンに失敗した姿。太った状態と痩せた状態の2つのタイプが存在する。失敗後、再びフュージョンするために各30分ずつ待つことになった。ベクウの名前は『映画ノベライズみらい文庫版』のみ登場する。
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