ロッテ邸
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アスタロッテ・ユグヴァール (Astarotte Ygvar) 声 - 釘宮理恵 134センチメートル/25キログラム・B61/W52/H64・10歳・夢魔族・通称:ロッテ 本作の主人公。ブロンドのロングヘアを、黒いリボンでツーサイドアップにまとめている。頭のやや前部中央から1本、左右のテールに各1本ずつ、それぞれ長いアホ毛がある。瞳は母譲りのライムグリーンで、ツリ目。ピンク色で先端がハート形の長い尻尾を持つ。 年齢のせいもあり、完全な幼児体形。ただし母親が巨乳であり、かつ早熟で11歳の誕生日を迎える頃にはすでに現在に近い体形になっていたことから、母親とは正反対である自分の体形(特に胸)にコンプレックスを抱いている。自分の成長が遅いのではないかと気にしていたが、最終話にてついに背中に翼が出現した。 妖魔界にあるユグヴァルランド王国の姫。ふだんは「ロッテ」と略されている(直接には「姫様」や「殿下」と呼ばれる)。母親は国王のメルチェリーダ。母親のことは好きだが、立場上あまり甘えることができないまま育ってきたせいもあり、なかなか素直にそれを表せない。 4 - 5年前、母が自分の目の前で後宮の男と性行為をしたことがトラウマとなり、夢魔族としては致命的なことに、大の男嫌いとなってしまう。さらに、王城から郊外の屋敷に引っ越し、身辺にはオラフ以外の男を置いていなかった。 性格は少々ひねくれていて素直ではないが、根は優しい(ツンデレの傾向あり)。10歳の現在でも、いまだに哺乳瓶でミルクを飲んでいる(精液の代用)。直哉とは、当初は(来るはずのない人間、しかも男性であり、そのため後宮を構える準備をせねばならなくなったせいもあり)やや関係がぎくしゃくしていたが、ユーディットの手引きにより遊園地でデートして以来、少しずつ距離が近づき始めている。今では好意のようなものも抱くようになっているが、その性格のため素直にそれを表すことができないでいる。また明日葉(異父姉)とも、初対面の時は険悪な雰囲気になったが間もなく仲直りし、それ以降は親友として仲良く接している。少なくとも明日葉とは既に他界した2人の伯母(イングヴィーダとグリエーダ)のように王位を奪い合う気配はない。 春から王立学園に通っている。王女という立場からクラスメイトたちと距離を置いていたが、明日葉が通うようになってから彼女を通じてミスト/ユナ/リュッカと親しくなり、以後はクラスに溶け込むようになっている模様。 『電撃マ王』の人気投票では65票を得て1位を獲得した。 塔原 直哉(とうはら なおや) 声 - 佐藤利奈 173センチメートル/65キログラム・23歳・人間(淫魔族?)・通称:ナオヤ 人間の男性。フリーターだったが、占い師に扮したユーディットに駅前で声をかけられて妖魔界に連れてこられ、ロッテの後宮候補となった(アニメ版では、特に変装することなく歩き回っていたユーディットが偶然に直哉の家の前を通りかかり、直哉と明日葉に出会っている)。候補の間はロッテの「おもちゃ」扱いで、月給は60万円相当の宝石。 青紫色で、ややボサボサのショートヘア。瞳も青紫色。妖魔界の人々から名前を呼ばれる際は「ナオヤ」「ナオヤ・トーハラ」と片仮名表記になる。 優しい性格で、あまり人を疑おうとしない。背も高く、童顔だが端正な顔立ちで、23歳にして既に10歳の娘(明日葉)がおり、それにまつわる過去の不思議な体験(後述するメルチェリーダとの情交)のため、妖魔界の存在もあっさり受け入れた。なお、この情交は12歳の時であり、それから3年後の15歳の時にメルチェリーダ本人から明日葉を託されたために高校を中退することとなった。それ以降、フリーターとして生計を立てながら明日葉を養育してきた。 妖魔界に来るまでは一軒家に明日葉と二人だけで暮らしていた。妖魔界に移住することを決意した際、人間界には何も絆はない、と発言しており、他の家族や親類、友人などはまったく登場していない。後に、両親は事故で他界しており、その両親も駆け落ちで結婚したため実家との縁を切っていたことが明らかになった。 下半身は童顔とは不釣り合いなほど立派なものらしく、キリクによると「馬」、ロッテによると「化け物」。ユーディットの水晶球による後宮候補の調査条件である「精力絶倫」にも適合している。優しく素直で明るい性格から、老若男女や種族を問わず平等に周囲の者を魅了している。またそのためか周囲が使い走りをさせ易いタイプらしく、ゼルダには「パシリ属性」と言われている。またユーディットには「間違いなくドM」とまで言われている。なお明日葉曰く「おっぱい星人」とのこと。 明日葉が王立学園に通うようになったのをきっかけに、自分も妖魔界について学ぶべく、週2回ながらイニとともに、しかも特例でロッテや明日葉と同じ女子校に通い始める。 また、少年時代に武道を習っていた経験があり、ブランクはあるものの本人曰く「体が覚えている」とのこと。自分からは攻撃しない、という変わった流派であるが、軍人として訓練されたシグルドのパンチを受け流して投げ飛ばしたり、街中でヘルガを襲おうとした暴漢を取り押さえたりしたことがある。 第34話(単行本第5巻に収録)にて、彼が淫魔族の血を引いている可能性があることをイニが示唆している。彼の持つ、周囲を魅了する性質もそれに関係があるのではないかとイニは推測している。 『電撃マ王』での人気投票では37票で3位となった。 塔原 明日葉(とうはら あすは) 声 - 田村ゆかり 137センチメートル/30キログラム・B62/W53/H67・10歳・人間 (夢魔族と人間とのハーフ:淫魔族の血も混じっている可能性あり)・通称:アスハ 直哉の実娘で、10歳の小学生。直哉が12歳の時の子。 漆黒(アニメでは直哉と同じく青紫)のストレートセミロングヘア。リボンで軽く留めたり、小さなツインテールを作ったりと、様々な髪形を見せる。瞳は漆黒(アニメではブルー)。妖魔界の人々から名前を呼ばれる際は「アスハ」「アスハ・トーハラ」と片仮名表記になる。 父親である直哉が大好きで、若干ファザコンの気がある。直哉をよくからかったりもするが、直哉が愚弄されると自分ことのように怒る。そのため、目の前で直哉に頭突きをしたシグルドを「(次ロッテに近づいたら)キ〇タマ蹴り潰す!!」と声を大にして言うほど恨んでいる。とりあえず夏休みの間滞在する予定で妖魔界を訪れ、後に直哉と一緒に完全に妖魔界に移住する。 天真爛漫な元気娘で、人見知りすることもなく、誰とでもすぐに仲良くなれる。ロッテとは当初直哉のことで喧嘩するも、ロッテが謝ったことで親友になる。ロッテのことは原作では「お姫様」と呼ぶが、アニメ版では仲良くなってからは「ロッテ」「アスハ」とお互い呼び捨てで呼び合うようになった。 母親は当初不明だったが、後にロッテの実母であるメルチェリーダと判明、再会を果たす。メルチェリーダがつけた名前は「アスハリート」。公式には死産と偽って発表されているメルチェリーダの初産の子で、ロッテとは“種違い”の姉妹(異父姉妹)に当たる。つまり、生まれは妖魔界であり、3歳になるまでそこで暮らしている。この期間については明日葉自身も覚えていないらしく、詳細は不明。3歳の時にメルチェリーダに連れられて人間界にやって来て、それ以来、直哉によって育てられた。なお、明日葉はロッテとの関係を知らされているものの、ロッテは知らされていない。ロッテから見ると半年年上の姉になる。なお夢魔族には「どのような種族と交わっても夢魔族の特性を100%受け継いだ子が産まれる」という種族特性があるにもかかわらず、明日葉には長いこと夢魔族に特有の身体的特徴がまったく見られなかった。しかし8巻にて背中に翼が出現、間違いなく夢魔族の血を引いていることが判明した。 パンツを穿くのがあまり好きではないようで、しばしばノーパンとなり、直哉を困らせている。 夏休み中にユグヴァルランドに移住、2学期から王立学園に通い始める。 『電撃マ王』の人気投票では42票を獲得し、ロッテに次いで2位という結果だった。 ユーディット・スノーレヴィク (Judit Snorrevík) 声 - 生天目仁美 151センチメートル/38キログラム・B76(B)/W54/H78・37歳・古妖魔族 ロッテ邸の女官長。だが邸にいるのは、直哉が来るまではオラフ以外すべて女性で、前年にオラフが引退宣言をしたため、事実上は侍従長となっている。 髪型はおでこを出したストレートショートヘアで、額の上にハート形の髪留めをつけている。髪と瞳の色は原作では金髪と灰色、アニメ版ではマゼンタ色の髪と紫色の瞳となっている。小さい眼鏡をかけている。 人間界に来て占い師に変装し、駅前で直哉に声をかけて妖魔界に連れてきた(原作での描写。アニメ版では変装しておらず、偶然に直哉の家の前を通りかかって彼と明日葉に出会った)。古妖魔(フォルンアールヴ)という種族柄か、実年齢の割に外見は若く、「あと30年は衰えるつもりはない」とは本人の弁。実はドSであり、健康診断の際に直哉に対してスイッチが入ってしまったことがある。「けっこう派手だった」若い頃に使用していたというSM調教道具の数々を、屋敷の地下倉庫にコレクションしている。メルチェリーダとは学生時代以来の古い付き合いで、現在も公の場以外では「メル」と呼び親しく付き合っている。 「派手だった」頃の名残で、下着は現在もセクシーなものを愛用している。 上記のように、何かにつけ「若い頃は派手だった」という主旨の発言をしているが、原作第4巻で実際に「10年ほど前の」派手だった頃の写真が登場した時は、写真を見ようとした直哉の目をふさぎ、写真を持っていたイニにその封印を頼んだ。本人曰く「黒歴史」とのこと。 人気投票では30票で4位という結果だった。 オラフ・フリズマール (Olav Friðmar) 声 - チョー 191センチメートル/73キログラム・78歳・妖魔族 ロッテの世話役。直哉が来るまでは、邸で唯一の男だった。ロッテが生まれた頃から仕えていて、老齢もあって男嫌いのロッテもオラフだけは平気らしい。 前年までは侍従長だったが、現在は隠居の身。よく、老人仲間で温泉旅行などへ出かける。 影が薄くなりつつあるので、登場するたびに色々と張り切ることが多い。人気投票では12位となった。 グリゼルダ・レギンハルト (Griselda Reginhard) 声 - 藤村歩 156センチメートル/47キログラム・B74(A)/W56/H81・17歳・種族不明・通称:ゼルダ (Zelda) 王国親衛師団第2特務親衛隊隊長であり、ロッテ邸の親衛隊長。階級は17歳にして少佐(なお、親衛師団の指揮系統は王国軍令部とは別)。 赤茶がかったアッシュ(アニメでは茶色)の髪ととび色の瞳で、髪は後ろで留めている。 ロッテとは13歳(ロッテが6歳)の時に出会い、その場でロッテに誘われて親衛隊に入った。それまでは師匠で養父であるアトリの家で暮らしていた。アトリに憧れており、それが高じて男性の好みが年上趣味になっている模様。 キリクとは知り合いで、2年前の士官学校卒業試験では、飛び入り参加したキリクをコテンパンに倒したことがある。 親衛隊の制服を嫌い、いつも礼服を着ている。体の成長は、既に打ち止めの模様。 パンツはいろいろとはくが、故郷では「ふんどし」だった。 種族のみならず、その生い立ちも謎が多く、詳細は明かされていない。 『電撃マ王』の人気投票では21票を獲得し、6位であった。 エルフレダ・ミルヤスドッティル (Elfleda Mirjasdottír) 声 - 堀江由衣 165センチメートル/64キログラム・B113(O)/W63/H91・22歳・乳牛魔族・通称:エフィ (Effie) ロッテ邸のメイド長。ロッテの乳母でもある。 髪と瞳の色は原作・アニメ版ともピンク色の髪とグリーンの瞳である。通称は本来「エルフィ」であるが、幼いロッテがうまく発音できず「エフィ」と呼び続けたため、ロッテ邸では「エフィ」で定着している。 乳牛魔族の中でも特に高貴なジェルセイ種で、ロッテは生まれた時からエフィのミルクを飲んで育った。現在もロッテ邸で出されるミルクはエフィが出したもの。 種族の特徴のため、かなりの巨乳。現在も数字を伸ばしている最中だが、イルミによると「単に太っただけ」らしい。 ミストの経験による「乳牛魔族からミルクを直飲み→巨乳」の図式を信じた「貧乳に悩む2人組(ロッテとユナ)」に、続いて「ノリのいい(そして悩んではいないものの貧乳の)元気娘2人組(明日葉とリュッカ)」に「直飲み」されてしまう(さらに、十分に巨乳なミストにも直飲みされた)。 直哉に好意を抱き「いい人候補」として意識しているが、ロッテとの関係が進むまでは待とうと考えている模様。 パンツは、ドロワーズ(明日葉は「かぼぱん」と呼ぶ)を愛用している。 人気投票では15票で8位という結果だった。 クートフレダ (Cuthfleda) 声 - 鈴木美咲 146センチメートル/36キログラム・B71(AA)/W54/H73・13歳・闇妖魔族・通称:クー (Cú) ロッテ邸に勤めるメイドの1人。闇妖魔族であり、肌の色は褐色。髪は焦茶色のショートヘアーで黒色(アニメでは緑褐色)の瞳をしている。 なぜか桃色な場面に出くわすことが多く、登場すると毎度のように赤面したり鼻血を出したりするはめになっている。 実は、闇妖魔族と妖魔族が交わってできた「まだら子(=混血)」で、クーは肌がまだらになる代わりに肌の色が一般的な闇妖魔族より薄くなっている。ロッテ邸に来る前は奴隷商人により奴隷として売られる身であったが、辺境での奴隷売買の取り締まりのため巡回していたロッテたちに保護された。 奴隷という立場から救い出し、王族に直接奉仕するメイドという誇りある職を与えてくれたロッテやユーディットには深く感謝し、自らの意思でロッテ邸に奉公している。 パンツは、エフィと同様にドロワーズを愛用している。 人気投票ではユナと同じく10位だった。 ニナ・ヒルデブランド ロッテ邸の親衛隊員の1人。階級は伍長。制服はB(ビキニ)タイプ。 飛竜を操ることができ、ロッテ邸と象牙の塔(当時は山奥にあった)の間を、直哉と明日葉を乗せて往復した。 元気娘で、語尾に「ッス」と付ける。 クリエート・トレイディス (Críet trédís) 詳細は「#クリエ」を参照 イングリッド・ソルヴェイク・ソルグリムス (Ingrid Sorveig Sorgríms) 詳細は「#イニ」を参照
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ユグヴァルランドの王都郊外に建つ屋敷。ロッテや塔原父娘、ユーディットたちをはじめ、本作のメインキャラクターが生活している。
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