種族の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 16:33 UTC 版)
ユアンティは血統による階級によって外見から異なっている。『モンスター・コンベンディウムⅠ』にはユアンティの外見を決めるランダム表すらある。 ピュアブラッド(Purebloods) 「純血」ほどの意。混血の具合が低いピュアブラッドは人間とほとんど変わりがないが、切れ長の目、二叉の舌、尖った歯、首や四肢にある鱗のよう斑点などに差異が見られる。ピュアブラッドは人間社会に溶け込んでスパイ活動に従事している。 ハーフブラッド(Halfbreeds) 「半蛇」ほどの意。蛇の頭を持ち鱗で覆われた蛇人間で、個体によっては両腕が蛇であったり、尻尾があったり、下半身も蛇の形態だったりする。こうした特徴はユアンティの部族ごとに一定である。体内から酸や毒を抽出し、超能力によりカメレオンのように自身と装備を周囲に溶け込ますことができる。 アボミネーション(Abominations) 「忌まわしき者」ほどの意。最も混血が進んだ階級で、大蛇の身体に一対の腕が生えている。アボミネーションはハーフブラッドの能力に加え、蛇のとぐろを使った巻き付き攻撃などもよくする。また、さらなる超能力として、ユアンティや蛇に対する恐怖心を植え付ける精神攻撃を与えることができる。アボミネーションはユアンティの社会では指導者的立場にあり、司祭や精鋭部隊などに従事している。 テインテッド・ワン(Tainted One) ユアンティが人間の囚人や信奉者に、自らの血と薬物を混ぜた薬を飲ませて行う儀式に適応した者がテインテッド・ワン(汚されし者)となる。テインテッド・ワンの外見は人間のまま変化がないが、頻繁に唇をなめ回す、シュウシュウと声を立てる、蛇を飼うなどの蛇を思わせる癖がつく。テインテッド・ワンはユアンティと同じく超能力や毒の牙を持つ。彼らも人間社会にスパイとして潜入している。 ヒスタッチー(Histachii)/ブルードガード(Broodguard) ブルードガードは「孵化室守護者」ほどの意。いずれもテインテッド・ワンに行った儀式に適応できず、大きく変異してしまった失敗作である。外見は灰色や黄緑色をした爬虫類人で、腐った肉のような体臭を放っている。知性はほとんど失われている。ユアンティはこれらの怪物を自らの孵化室などの警備に当てている。 ホーリィ・ガーディアン(Holy guardians)/メイジスレイヤー(Mageslayers) いずれも『Serpent Kingdoms』に登場する珍しい階級。ホーリィ・ガーディアン(「聖なる守護者」)は寺院を警護し、アボミネーションの司祭が求める物品(生贄など)を探しに出る。メイジスレイヤー(「魔術師殺し」)は人間の魔術師の元で戦いや狩りに従事する魔術使いである。ともに外見はアボミネーションに似ている。 アナテマ(Anathema) 「蛇神に捧げられし者」ほどの意。蛇神の権現として極めて強力なユアンティであり、一族の王として敵にも臣下にも等しく恐れられている。その外見は、巨大なキングコブラの頭部に、何百もの蛇が合体し胴体、手足を形成して一体のユアンティを成している。アナテマはいかなる理由か、いずれは狂気に陥り、臣下のユアンティが廃位し幽閉するまで見境なく虐殺をするようになる。幽閉されたアナテマは聖なる存在として崇められる一方、封印が解け災厄を引き起こすことを恐れられており、生贄を欠かさず供養されている。 イグナン(Ignan) イグナン(「火界」ほどの意)は火の元素界もしくは火山などの最も熱い場所に生息するサラマンダーのような珍しいユアンティ。火の呪文を使う強力な個体である。 レッチリング(Wretchling) レッチリングは人間から作られた惨めな雑魚で、ユアンティの命で警護や雑兵として用いられる。レッチリングは改造された時に知性を失い、ゼンドリックのジャングルをうろついている。外見は鱗に覆われ鋭い爪を持った人間である。 マリズン(Malison) 「呪われし者」ほどの意。第4版になって一般的なユアンティの構成員を現す階級として、それまでの版のハーフブラッドを引き継いでいる。
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