名探偵・金田一耕助シリーズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 名探偵・金田一耕助シリーズの意味・解説 

古谷一行の金田一耕助シリーズ

(名探偵・金田一耕助シリーズ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 07:26 UTC 版)

古谷一行の金田一耕助シリーズ(ふるやいっこうのきんだいちこうすけシリーズ)では、横溝正史の推理小説「金田一耕助シリーズ」を原作とする、古谷一行主演のテレビドラマシリーズについて説明する。いずれもTBS系で放送された、以下のシリーズがある。




「古谷一行の金田一耕助シリーズ」の続きの解説一覧

名探偵・金田一耕助シリーズ(概要)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:42 UTC 版)

古谷一行の金田一耕助シリーズ」の記事における「名探偵・金田一耕助シリーズ(概要)」の解説

1983年からTBS系2時間ドラマザ・サスペンス」にて放映開始された。同番組終了後は、映画番組(「月曜ロードショー」、「水曜ロードショー」)や改編期特別番組として「横溝正史スペシャル」と銘打って放送された。映画番組廃止に伴う「水曜ロードショー」の終了により、再び「月曜ドラマスペシャル」、「月曜ミステリー劇場」などの2時間ドラマ放映されるようになり、2005年まで続いた当時金田一人気肖って好評得て息の長いシリーズになったといえる当初は「名探偵金田一耕助の傑作推理」というシリーズ名であったが、ビデオソフト化された際に「名探偵・金田一耕助シリーズ」と付けられ以降はこちらが使用されている。2008年に、BS-i(現:BS-TBS)で再放送されタイトルには「金田一耕助の傑作推理」と表記されていた。 他では映像化されることの少な短編戦前作品原作多く仰いだのが大きな特徴である。特に初期には、第1作として代表作1つである『本陣殺人事件』を取り上げたあと第2作から第10作まで、それまで映像化されていなかった(ただし第7作不死蝶』のみは1回きり映像化された)作品である。中期第11作から第19作までは劇場映画も含む映像化がされている代表的な長編が主となるが、その間にも映像化されたことのない作品が3作取り上げられている。後期第20作以降は再び映像化されたことのない作品が主となり、例外は『黒猫亭事件』が第28作『トランプ台上の首』の原作1つになっていることを含めて4作である。 結果的には、金田一もの全長28作を上回る32本が製作されたにもかかわらず半数近い13長編摘み残された形になった意欲作に属すとされる長編のうち『犬神家の一族』『夜歩く』『迷路荘の惨劇』『白と黒』『仮面舞踏会』は取り上げられなかった。また、戦後倶楽部雑誌など発表され金田一物の通俗長編映画化されたことのある『幽霊男』『吸血蛾』をはじめ、『悪魔の寵児』『夜の黒豹』など)は一切取り上げられていない毎日放送版15作については、そのうち10作がリメイクされた結果になっている金田一登場しない作品転用多くみられ、由利麟太郎のである木乃伊花嫁』を原作とする第2作など5作品原作金田一が全く登場しない原作設定部分的に踏襲するのみでストーリー新たに創作した作品多くそのうち第4作霧の山荘』、第12作魔女旋律』(『空蝉処女』が原作)、第19作女王蜂』、第24作『幽霊座』、第32作『神隠し真珠郎』(『真珠郎』が原作)では原作人物設定少なからず残しているが、第17作三つ首塔』、第26作『悪魔仮面』(『薔薇別荘』が主な原作)では人物設定もほとんど残っていない。その一方で、第28作『トランプ台上の首』(実質的には『黒猫亭事件』が原作)、第29作『水神村伝説殺人事件』(『車井戸はなぜ軋る』が原作)のように、状況設定大きく変えながらも、ストーリー大きな流れや主要トリック原作通り踏襲している作品もある。後期には第31作『白蝋の死美人』など、複数短編組み合わせた事例もある。 毎日放送版と同じネット、同じ古谷主演オリジナルキャラクターであった日和警部の名でハナ肇毎日放送版第1作署長役)の助演と、続編的なイメージ始まったシリーズだが、実際制作局制作会社プロデューサー全て一新され体制となっている。共通する主要スタッフ脚本岡本克己毎日放送版1回TBS版3回)、安倍徹郎毎日放送版2回、TBS版1回)、監督斎藤光正(各1回)のみ。製作会社東阪企画だが、第3作までは毎日放送版多くをてがけた映像京都製作協力として孫請け(ただしスタジオ毎日放送版大映京都替り京都映画)、第4作はこれが東京にっかつ撮影所替わり以降両社が何本かおきに孫請け分担している。メイン監督となったのは東映京都撮影所出身関本郁夫監督で、本数が多いだけでなく、劇場映画化されたことのあるメジャー原作9本のうち6本を独占的に手掛けている。前半期には関本含めロマンポルノ経験者監督登板目立った16本中9本。後半16本中関本のみの4本。毎日放送版では15作品中ゼロ)。 金田一相棒役は「横溝正史シリーズI」の第1作犬神家の一族』で署長演じていたハナ肇等々力警部第3作までは「日和警部」)役を演じていた(第7作不死蝶』のみ矢崎滋神崎警部原作神崎署長)を演じた)が、1993年9月ハナ亡くなったため、第19作女王蜂』では中継ぎ的に名古屋章亀山警部演じ第20作悪魔の唇』よりハナと同じクレージーキャッツメンバーであった谷啓河合警部役で引き継いでいる。なお、第11作『悪魔の手毬唄』には等々力警部登場するが、むしろ藤岡琢也演じ磯川警部メイン相棒役である。 等々力警部日和警部)や河合警部第1作本陣殺人事件』を除く各作品冒頭金田一とすでに親しい関係であり、それまで作品でのやりとり前提とした科白なども少なくない。しかし、各作品事件発生地に応じて所属警視庁岡山県警長野県警京都府警大阪府警神奈川県警変化しており、その矛盾解消しようとする演出見られない。ただし、各作品における所属管轄外出かける設定多々見られる。 第22作まではフィルム制作(ただし第5作からはビデオ編集施されており、画質テロップなど差異がある)。第23作からビデオ制作で第31作と第32作はHD制作全作品ビデオ化されDVDマガジンとして発売された。

※この「名探偵・金田一耕助シリーズ(概要)」の解説は、「古谷一行の金田一耕助シリーズ」の解説の一部です。
「名探偵・金田一耕助シリーズ(概要)」を含む「古谷一行の金田一耕助シリーズ」の記事については、「古谷一行の金田一耕助シリーズ」の概要を参照ください。


名探偵・金田一耕助シリーズ(主題歌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:42 UTC 版)

古谷一行の金田一耕助シリーズ」の記事における「名探偵・金田一耕助シリーズ(主題歌)」の解説

糸電話」※『本陣殺人事件』、『獄門岩の首』〜『香水心中』、『殺人鬼』〜『魔女旋律』、『水神村伝説殺人事件』〜『白蠟の死美人』。 「見えないの降る街を」※『ミイラ花嫁』のみ。 唄:古谷一行作詞山川啓介作曲伊勢正三編曲青木望発売VAPレコード1983年) A・B面カップリングシングル盤三色幻燈」唄:内田あかり作詞多夢星人作曲堀内孝雄 ※『悪魔が来りて笛を吹く』、『女怪』のみ。

※この「名探偵・金田一耕助シリーズ(主題歌)」の解説は、「古谷一行の金田一耕助シリーズ」の解説の一部です。
「名探偵・金田一耕助シリーズ(主題歌)」を含む「古谷一行の金田一耕助シリーズ」の記事については、「古谷一行の金田一耕助シリーズ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「名探偵・金田一耕助シリーズ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「名探偵・金田一耕助シリーズ」の関連用語

名探偵・金田一耕助シリーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



名探偵・金田一耕助シリーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの古谷一行の金田一耕助シリーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの古谷一行の金田一耕助シリーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS