まぼろしの人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 13:10 UTC 版)
「まぼろしの人」 | ||||
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茶木みやこ の シングル | ||||
初出アルバム『レインボウ・チェイサー』 | ||||
B面 | 風の橋 | |||
リリース | ||||
規格 | シングルレコード | |||
ジャンル | ポップス 歌謡曲 |
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レーベル | ハーベスト・レコード | |||
作詞 | 寺山寿和 | |||
作曲 | 茶木みやこ | |||
チャート最高順位 | ||||
茶木みやこ シングル 年表 | ||||
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「まぼろしの人」(まぼろしのひと)は、茶木みやこの通算6作目となるシングル。1977年5月1日にハーベスト・レコードから発売された。
概要
表題曲「まぼろしの人」は、1977年4月から放送が開始されたTBS・MBS系テレビ『横溝正史シリーズ[注 1]』の主題歌として使用された[2]。
茶木によると、外部(ミリカ音楽出版)からの依頼があって初めて作った曲だといい、3作目のシングル「泪橋」の作詞を手掛けた山本勣と、大学の音楽仲間であった寺山寿和に作詞の協力を仰ぎ2曲を制作した[3]。結果的に、番組のプロデューサーの意向により「まぼろしの人」が主題歌(A面)となり、「風の橋」がB面となった。寺山には作詞を依頼する際「金田一耕助のイメージで」と伝え、横溝正史の作品を想起させるようなおどろおどろしい感じで、今迄なかったような奇を衒ったメロディーを意識して曲を作ったという[3]。
編曲及び演奏で参加している″グッド・グリーフ″とは、ロック・バンド 四人囃子のメンバーで構成されたグループ[4]。四人囃子はメンバーの入れ替わりが多かったことに加えて、当時は所属するレコード会社が違うと元の名称を使用できない風潮が強かったため、このグループ名が用いられた[3]。
初回盤と再発盤とではタイトルの表記が異なる。初回盤が「まぼろしの人[5]」、再発盤は「幻の人[6]」と、″まぼろし″の部分が漢字表記に改められている。
収録曲
- SIDE A
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まぼろしの人(2:45)
- 作詞: 寺山寿和 / 作曲: 茶木みやこ / 編曲: グッド・グリーフ
- SIDE B
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風の橋(3:40)
- 作詞: 山本勣 / 作曲: 茶木みやこ / 編曲: グッド・グリーフ
演奏
- グッド・グリーフ
脚注
注釈
- ^ レコードジャケットには"MBS系放映「横溝正史アワー」主題歌"と表記されている。
出典
- ^ “茶木みやこのシングル売上TOP1作品”. ORICON NEWS. oricon ME. 2025年6月7日閲覧。
- ^ “「横溝正史シリーズ」でのドラマデータベース検索結果”. テレビドラマデータベース. 2025年6月7日閲覧。
- ^ a b c 金田一 2014, p. 108,109
- ^ “茶木みやこ CHAKI MIYAKO / 幻の人 / 風の橋 (7")”. HIP TANK RECORDS. 2025年6月7日閲覧。
- ^ “茶木みやこ – まぼろしの人 – Vinyl (1st Pressing, 7", Single, Stereo), 1977”. Discogs. 2025年6月7日閲覧。
- ^ “茶木みやこ = Chaki Miyako – 幻の人 = Maboroshi No Hito - Vinyl (2nd Pressing, 7", 45 RPM + 2 more), 1977”. Discogs. 2025年6月8日閲覧。
参考資料
- 映画秘宝編集部『金田一耕助映像読本』洋泉社、2014年6月30日。ISBN 978-4-8003-0288-5。
外部リンク
- まぼろしの人の歌詞|茶木みやこ - ORICON NEWS
- まぼろしの人のページへのリンク