鰐淵晴子とは? わかりやすく解説

鰐淵 晴子

鰐淵晴子の画像 鰐淵晴子の画像
芸名鰐淵 晴子
芸名フリガナわにぶち はるこ
性別女性
生年月日1945/4/22
星座おうし座
干支酉年
出身地東京都
身長165 cm
URLhttp://www.art-promotion.jp/prof_female02_wanibuchi.html
デビュー年1955
プロフィール1945年4月22日生まれ東京都出身女優1955年、映画『ノンちゃん雲に乗る』にてノンちゃん役でデビュー。第50回毎日映画コンクール 女優助演賞受賞主な出演作は、映画『平成無責任一家 東京デラックス』『遙かな時代の階段を』『眠れる美女』『伊豆の踊子』など他多数。趣味・特技は、園芸料理創作舞踊
デビュー作映画『ノンちゃん雲に乗る主演(ノンちゃん役)
代表作品1年20152016
代表作品1東海テレビ新・牡丹と薔薇
代表作品2年2009
代表作品2NHKゴーストフレンズ
代表作品3年2007
代表作品3NHK Eテレ夕陽ヶ丘の探偵団
職種俳優・女優タレント/音楽
趣味・特技園芸/料理/創作舞踊

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鰐淵晴子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 05:22 UTC 版)

わにぶち はるこ
鰐淵 晴子
1960年
生年月日 (1945-04-22) 1945年4月22日(80歳)
出生地 東京都
身長 165 cm[1]
職業 女優歌手バイオリニスト
ジャンル 映画テレビドラマ
配偶者 服部歊(1968年 - 1969年[2]
タッド若松(1972年 - 1986年[2]
著名な家族 鰐淵理沙(娘)
鰐淵賢舟(父・バイオリニスト)
事務所 アートプロモーション
公式サイト 鰐淵晴子プロフィール ホームページ
主な作品
映画
ノンちゃん雲に乗る
伊豆の踊子
悪魔が来りて笛を吹く
受賞
毎日映画コンクール 女優助演賞
1995年
平成無責任一家 東京デラックス
遙かな時代の階段を
『眠れる美女』
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鰐淵 晴子(わにぶち はるこ、1945年4月22日 ‐ )は、日本の女優歌手ヴァイオリニスト。身長165cm、体重48kg[1]。アートプロモーション所属。2007年まではアクターズプロモーションに所属していた[3]

東京都生まれ。大西学園高校卒業[1]1995年、『眠れる美女』などで毎日映画コンクール女優助演賞受賞。

来歴

新潟県長岡市出身のヴァイオリニスト・鰐淵賢舟とハプスブルク家の末裔の1人であるオーストリア人の母・ベルタの間に出生[4][2]。防空壕の中での出産であった[5]大ドイツ主義的な解釈から日独ハーフ、ドイツ系と記述されることもある[要出典][注 1]

父の指導のもと、3歳からヴァイオリンの英才教育を受けて8歳で全国を演奏旅行し、当時は「天才少女ヴァイオリニスト」と騒がれた[2]

1952年、『母子鶴』で映子(配役:若尾文子)の少女時代を演じて映画初出演[6]

ノンちゃん雲に乗る』(1955年)。鰐淵晴子と原節子

1955年、『ノンちゃん雲に乗る』に主演した[7]。正統派美人として「原節子の再来」と評された[2]

1956年コルチナ・ダンペッツオオリンピックでアルペン3冠王になったオーストリアトニー・ザイラーが来日して主演した映画『銀嶺の王者』(松竹、1960年)では英語・ドイツ語の能力を認められ相手役に選ばれた[2][8]

私生活では、夏になると家族で長野県軽井沢町避暑滞在、その美しい晴子・朗子姉妹の姿は周囲の目をひく存在であったという(最初の結婚相手である服部時計店の御曹司・服部歊とは夏の軽井沢で出会う[9][10]。趣味について、中学時代の彼女へのインタビューでは、スポーツは何をやりますか、という問いに「テニス乗馬ピンポン」と答えている[4]

1960年

1960年代前半は松竹看板スターのひとりとして多数の作品に出演、1965年には松竹を退社してフリーとなり、東映大映の映画に出演した[2]

1968年にアメリカへ渡る[11]1970年、アメリカで出会った”恋人”タッド若松(のちに結婚)が撮影したヌード写真集『Ipy Girl Ipy / イッピー・ガール・イッピー』を発表[11]。そのアート性の高い内容は非常に高い評価を受け歴史に残っている[12]

1971年には歌手として、荒木一郎の提供曲を含むLP「イッピー・ガール・イッピー」を発表した[13]。鰐淵はその後も女優として多くの映画に出演、1980年代には、舞台作品にも積極的になり、一方で林海象監督作品の常連としても活躍するようになる[2]

1995年には『平成無責任一家 東京デラックス』、『遙かな時代の階段を』、『眠れる美女』の3作品などで個性的な役柄を演じ分け、その年の毎日映画コンクール女優助演賞を受賞している。

親族

受賞

第50回(1995年)毎日映画コンクール 女優助演賞

出演

映画

テレビドラマ

NHK
日本テレビ
TBS
フジテレビ
テレビ朝日
テレビ東京

舞台

吹き替え

プロモーションビデオ

  • HEART of GOLD(EXILE

教養番組

ディスコグラフィ

シングル

  1. 丘の上から
  2. 小鳥とあんみつ(1961年1月5日臨発、コロムビア、SA-515)
    (c/w 夕やけ雲よなぜ赤い)
  3. 軽井沢物語(1963年、ビクター、VS-1110)
    (c/w 雨をあなたに)
  4. めざめ(1965年5月、ビクター、SV-198)
    (c/w さぼてんの唄)
  5. 愛を謳おう(1965年5月、ビクター、SV-218)
    (c/w ふたり)
  6. 素敵な明日(1965年、ビクター、SV-342)
    (c/w 青春の素顔)
  7. ともだち(1966年、ビクター、SV-394)
    • 作詞:岩谷時子 / 作曲:いずみたく / 編曲:いずみたく
    • TBS系ドラマ「ともだち」主題歌
    (c/w 涙はあとで)
  8. 春うらら(1967年)
  9. 黒いらんたん(1976年10月、キング、GK-44)
    (c/w らしゃめん)

オリジナル・アルバム

  1. Ipy Girl Ipy~愛の世界(1971年、MCA、JMC-5018)
  2. らしゃめん(1976年、キング、SKA-152)

書籍

紀行書

  • 鰐淵晴子『晴子の世界一周空の旅』集英社、1960年。 

写真集

  • タッド若松『Ipy Girl Ipy / イッピー・ガール・イッピー』平凡社、1970年。 
  • タッド若松『FIRST & LAST: 鰐淵晴子RE写真集』竹書房、1998年4月22日。ISBN 978-4-8124-0389-1 

脚注

注釈

  1. ^ 鰐淵の生まれたころはオーストリアはドイツ併合下(誕生1週間前には連合軍によって陥落)にあり、この併合やオーストリア人であるヒトラードイツ首相就任には、両国が元々同言語同民族(オーストリア人は南独バイエルン州と同じくドイツ諸族の中のバイエルン族といわれる)でもあるという大ドイツ主義が影響していた。ちなみにハプスブルク家はスイス起源のドイツ人であり、現当主はドイツ国籍である。

出典

  1. ^ a b c 鰐淵 晴子”. 日本タレント名鑑. 2016年10月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 鰐淵晴子、天才美少女から妖艶なる美女、そして演技派女優へ”. シネマズ. 松竹 (2016年9月4日). 2016年10月17日閲覧。
  3. ^ アクターズプロモーション所属当時のプロフィール - ウェイバックマシン(2007年4月3日アーカイブ分)
  4. ^ a b c 「朝日ジャーナル 第2巻 第1~9号」(朝日新聞社、1960年)27頁
  5. ^ テレ朝POST » 鰐淵晴子、異国の地で育ててくれた母への感謝。出産は東京大空襲の約1カ月後、防空壕の中で 2023年12月19日閲覧
  6. ^ 母子鶴 - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE(キネノート). 2016年10月16日閲覧。
  7. ^ アート・プロモーション 鰐淵春子 2022年11月26日閲覧
  8. ^ 銀嶺の王者 - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE(キネノート). 2016年10月16日閲覧。
  9. ^ 『昭和・平成の華麗なる結婚 週刊女性2000号記念特別編集』(週刊女性, 1998年)42頁
  10. ^ 『軽井沢ヴィネットVol.129』(軽井沢新聞社、2021年)22頁
  11. ^ a b c d e 「フォーカス 第265-280巻」(新潮社)17頁
  12. ^ 【元祖セレブ女優・鰐淵晴子はドイツにいたセミリタイア・香山美子が明かす「私の毎日」】”. 週刊現代 (2016年5月22日). 2016年10月17日閲覧。
  13. ^ 「まわり舞台の上で」p.479
  14. ^ 鰐淵 賢舟20世紀日本人名事典
  15. ^ a b c d プロフィール – 鰐淵理沙” (2014年8月14日). 2016年10月16日閲覧。
  16. ^ 鰐淵賢舟掃苔録
  17. ^ 「大宅壮一文庫 雑誌記事索引総目録」(大宅壮一文庫、1985年)254頁
  18. ^ 魔性の香り : 作品情報”. 映画.com. 2025年2月5日閲覧。
  19. ^ “アリサの肖像”. スチール・スター劇場. Episode 9. 1960年4月1日. KRテレビ. 2024年5月10日閲覧.

関連書籍

  • 今村つとむ『おもちゃの兵隊 : 鰐渕晴子の歌』きんらん社〈まんが物語〉、1954年。 
  • 富永一朗『私のバイオリン : 鰐渕晴子の歌』きんらん社〈まんが物語〉、1954年。 
  • 山根赤鬼『野菊の唄 : 鰐淵晴子の歌』きんらん社〈まんが物語〉、1956年。 
  • 山根赤鬼『ノンちゃん : 鰐淵晴子の歌』きんらん社〈まんが物語〉、1957年。 

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