冒険者達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 17:33 UTC 版)
特定の国に属していない冒険者などで、その目的は様々。 冒険初期でのPT加入が早かったり、各スタート地点では初期メンバーに加入していたりする者もいる。 ヴァン・アユテラン★ テラネの宿屋の息子でナッジの親友。強気で熱い性格でダジャレが好き(但し、周りの人間は決して笑わない)。ガルドランに大怪我を負わされるが、ストーリーの進め方によっては復活して仲間になる。しかし、終盤ではナッジを殺害する事によって闇に落ちてしまう事もある。男主人公限定スタートである「穏やかな田舎町」では主人公の親友ともなる。エンディングはナッジとペアのもののみ。 ナッジ★ コーンス族の少年。ネモからも評される純粋で穏やかな人のいい性格。親友ヴァンの仇・ガルドランを追って旅に出る。祖父はエンシャントの魔道アカデミーで教鞭をとっていた高名な学者で、ジラークはその教え子だった。その関係で、現在もジラークを敬っている。男主人公限定スタートである「穏やかな田舎町」では初期メンバー兼主人公の親友となる。その他のスタートではガルドランに返り討ちに遭っている所を主人公に助けられ、仲間になる。当初はガルドランへの復讐に取り憑かれ、強さを渇望していたが徐々に考えを変え、コーンスの青年を助けたガルドランを救う事で本当の強さに気付く。その後、ガルドランと対峙した際に決断を下す(選択で変化)。ストーリーの進め方によってはジラークと命運を共にする事もある。「穏やかな田舎町」の初期メンバーだが、エンディング(ヴァンとペアのエンディング)は他のスタートでも可能。 ガルドラン・イムタック☆ 元はエンシャントの鼻つまみ者。何をトチ狂ったか、ある日突然世界を救う伝説の勇者になるべく旅にでる。自称「未来の勇者」。ロストールやエンシャントの酒場で主人公達に絡んでくる。ヴァンとナッジには因縁の相手だが、本人はその自覚がない。執念深い所もあり、フェルムに付きまとった所を妨害した主人公にも因縁を吹っ掛ける事も。思い込みが激しく他人は無視という困った性格だが、弱者には優しいどこか憎めないおとぼけキャラクター。なぜかギターを背負っており、詩作の才はあったのか、彼の作った歌は後年有名になったとのことである。とどめを刺す選択肢が出る事もあるが、刺さなかった場合は改心してヴァンからも認められるようになる。しかし男性主人公の場合、後にリューガの変の最中に空気を読まずフェルムを賭けた戦いを挑んで来る(タイムロスの原因になる)。 インフィニット以降で専用エンディングも追加されたが、その為には前述の戦いに負ける必要がある。 セラ★ 姉シェスターを取り戻すため旅をする冒険者の青年。尊大で無愛想だが姉と親友ロイには心を開いている。女主人公限定スタートである「地図にもない村」では、兄ロイの親友として最初の仲間となる。それ以外のスタートではアーギルシャイアと敵対するうちに遭遇し、共通の目的を持つ者として仲間になる。最初はそっけない態度だが、次第に主人公に心を開いていく。ぶっきらぼうな口調故、冷徹に見えるが激昂しやすい部分があり、その一方で情に厚い一面も持つ。精神を斬るという妖刀「月光」と胸当てを装備し、腹部を露出した独特の服装をしている。エンディングは「地図にもない村」スタート限定。 姉(正確には姉に憑依したアーギルシャイア)を追う関係から、禁断の聖杯を得るためのキーパーソンである。親密度が低いとアーギルシャイアとの決着時に永久離脱してしまう。 ロイ・ミイス★ セラの親友で、セラの姉シェスターの恋人。女主人公限定スタート「地図にもない村」では主人公の兄となる。強さと優しさを併せ持つ好青年で、「地図にもない村」の主人公にとっては良き兄であり(初期親密度も非常に高い)、セラが「唯一認めた男」と呼ぶほどである。女性主人公チュートリアルでは主人公に戦い方の手ほどきをする。闇の神器の守護者で、魔人アーギルシャイアの襲撃により行方不明となる。セラの月光と対になる聖剣「日光」を装備。インフィニット以降で仲間に出来る。但し、セラの加入状況や親密度次第では死亡して仲間にならない。サイフォス 主人公達の前に現れる謎の仮面の剣士。「ティラの娘」を討伐しようとする主人公達に協力する。サイフォスとは古代語で「日蝕」を意味する。その正体は闇の神器「忘却の仮面」によって記憶を奪われ、アーギルシャイアの手先となったロイ。 フェティ★ 弱冠1600歳の若いエルフ。エルフ以外の種族を下等生物と蔑む高飛車な性格で傲慢と偏見の塊で、特にドワーフ族を完全に嫌悪している。そして自分の気持ちを素直に認めようとしないわがまま娘。捻くれ者なので何を見ても「つまらない」としか言わないが、しぶきの群島の景色を見た際には思わず「綺麗…」と呟いていた。主人公が「世界は驚きに満ちている」と説くとやはり当初は罵倒するも、「責任を取って驚きの世界を見せてもらう」という名目で強引に付いてくる。博識だと言っているが自称しているだけで実際は殆ど無知なので、意見を聞いても全く参考にならない。が、いくつかのイベントでは必要なキャラクターとなっている。インフィニット以降ではその誰だろうと等しく見下す(良く言えば分け隔て無い)傲慢さがトラブル解決の役に立つ事があり、特にオイフェに深く関わる。シルフィードという槍(槍限定で交換可能)と胸当てを装備。 ユーリス★ 魔道アカデミー史上最凶の劣等生。追試の準備中にやっていた実験でアカデミーの校舎を爆破してしまった為にアカデミーを追放され、逃げるようにアミラルへ出ていた。更に潜伏先であったアミラルの宿屋を実験の失敗で爆破したりと何かと問題を起こすトラブルメーカー。研究熱心なのはいいのだが、爆破に留まらず、その責任を取る形で働いていた宿屋で料理をこぼしたり、皿を割るなど恐ろしく不器用――に見えるが、実際は視力が悪いのに人前では眼鏡を掛けないせいである。その人となりはネモをして「バカ女」と言わしめるほど。無邪気であっけらかんとした性格で口調こそは丁寧だが、意見を聞くと空気を読まなかったり楽をしたがる発言が多い。一方、発言そのものは妙にシビアだったりと中々に現実的な性格である。尚、丁寧な口調は意識してのもので、シリアスなシーンや個別エンディングでは砕けた素の口調になり、主人公の事も呼び捨てにする。トラブルの数々で宿屋への借金をどんどん膨らませていたが、主人公が彼女の借金を肩代わりして完済すると仲間になる。VITに+、INTに-という独自のLvUP補正値を持つ。固有武器である「マジカルステッキ」を装備している。ユニオンスペルを取得するとアカデミーへの復学が可能だが、これはエンディング条件ではない。 ルルアンタ★ リルビー族(小人族)の踊り子の少女。幼い頃に両親を無くし、現在はフリントの世話になっている。男女共通スタート「旅先の小さな町」では初期PT加入メンバーであり、本編開始の10年前から主人公の義妹として共に過ごす。それ以外のスタートではフリントの死後にロストールのスラムで野盗に襲われていた所を主人公に助けられ、仲間になる。不幸な過去にもめげず、いつも笑顔を絶やさない、明るく健気な性格。 どのスタートでも初期から仲間にすることが可能だが、「旅先の小さな町」でのスタート以外ではエンディングを見る事が出来ない。 フリント 表向きは行商人だが、長年にわたってロストール王妃エリス直属の密偵を務めている。ルルアンタの養父であり、男女共通スタート「旅先の小さな町」では主人公の父親となる。密偵として裏仕事の数々に手を染めていたが、子供達の前では良き父親だった。子供達の為にもノーブルでの仕事を最後に暇を貰おうと考えていたが、オープニングイベント中政敵の放った刺客によって死亡。女主人公限定スタート「黄金色に輝く畑」のオープニングイベントにも登場するが、以後登場しないので同じ末路を辿ったと思われる。 レーグ★ かつてネメアとともに魔王バロルを倒したボルダンの戦士。「剣聖」と称えられており、リベルダム闘技場で無敗を誇る王者。非常にストイックな性格をした二刀流の使い手。愛用している二振りの剣「剛刃」「閃刃」はかつてリベルダムを建国した英雄イグザクスが使用していたもの。作中でも屈指の強力なキャラクターであり、闘技場に出てくる彼の二刀流は、プレイヤーを苦しめる。しかし見事倒せば、その二刀流をスキルとして習得する事が出来る。 レルラ=ロントン★ キレイ探しをしているリルピー族の吟遊詩人。本当はクリスピーという名だが、本名が美しくないという理由から詩人レルラと楽聖ロントンの名前を取って名乗っている。見た目は子供のようだが実年齢はけっこう高く、妻子を放ったらかして旅に出ているという放蕩親父。ルルアンタの実父だが互いにそのことは知らない。アミラルの酒場には彼の弟子がいる。弓使いで、「インフィニット」以降では2周目限定スタート「始まりの地」の初期メンバーとなるが、エンディングはどのスタートでも到達可能。 ツェラシェル 神官くずれの冒険者で、ヴァイライラとヴィアリアリの兄。。傲慢不遜で金に汚い性格。「悪く思うな」が口癖で、主人公とは多くの場面で敵対する。元は施文院の最強の暗殺者であり、自我が目覚めた事で妹達の解放をエルファスに要求するが、不遜な態度でエルファスを怒らせ、呪いを掛けられる。その後、ゼネテスに拾われた事で彼ともう一人の仲間と共にパーティーを組んでいた。しかしある事件をきっかけに疎遠となり、それ以来、元々金に汚かった性格が手伝って、金ずくでどんな仕事でも引き受けるようになった。呪いによって余命は数年と無く、本来なら指一本動かすことも出来ない容態であるが、魔法で無理やり動かして健常であるかのように振舞っている。双子の妹を何よりも大切に思っており、自分の死後残される彼女らを気遣ってあえて突き放した態度をとっている。終盤、ヴァイ・ヴィア姉妹を突き放して失踪し、いつの間にかその存在が無かった事になっていた(人物列伝もヴィア・ヴァイ姉妹には他に家族がいないという内容に変わっている)。 女性主人公のみ、彼の消失の真相やその過去と本心を知るイベント群が用意されている。イベントを進めると徐々に主人公と打ち解け、妹達にすら明かさない胸中を語るようになるが、最期はヴァシュタールの襲撃から主人公と妹達を救うために虚無の剣を使ってしまい、主人公ともっと生きたかったという本心を叫びながら消滅する。更に虚無の剣の代償により人々の彼に関する記憶も消え、主人公やヴァイ・ヴィア姉妹にも忘れられてしまった(理由の分からない悲しさだけが残った)。このイベントを起こさずヴァイ・ヴィア姉妹を仲間にした場合や男性主人公の場合でもツェラシェルの存在が無くなっている為、いずれにせよ最期は虚無の剣を使った事が伺える。尚、このイベントで語られる彼の過去は『トリニティ ジルオール ゼロ』で詳細が明かされる。 ノエル・シルヴァ☆ 主人公同様無限のソウルを持ち、控えめで礼儀正しい少女。勇者のみが引き抜けるという「天動地鳴」を抜いた際、人の魂を喰らうソウルイーターが現れ、故郷であるシルヴァ村の人々が消える。誤解されがちだが、剣を引き抜くタイミングに合わせて告死天使(施文院に所属する暗殺者)がソウルイーターの封印を解いたのが事の真相であり、天動地鳴を抜いたこととソウルイーターの復活に因果関係は無い。自らがソウルイーターの封印を解いてしまったと思い込んだ彼女は、その罪を清算するためにレイヴン、カフィンらと共に旅をしている。主人公に対して抱く感情は、彼女の最初のイベントの選択肢で決まる。重装備である両手持ちの大剣「天動地鳴」と全身鎧のプレートアーマーを纏う。ラスト直前で主人公達に立ちはだかる事になるが、ストーリーの進め方次第では回避する事が可能。エンディングは主人公と共に旅立つものの他、竜王に体を明け渡すものがある。 レイヴン かつては施文院で「死の羽音」「黒い閃光」と呼ばれるほどの凄腕暗殺者だったが、ネメア暗殺の任務の際、ネメアに生まれて初めて恐怖を覚え、任務を失敗してしまった為に組織を脱走。追手によって重傷を負ったところをノエルに助けられた。戦闘機械として扱われてきた自分に対して人間として接してくれたノエルに報いるために彼女に同行する。漆黒の装束を纏い、両手には短刀を携える。展開次第ではソウルイーター戦で命を落とし、竜王の力で蘇るも、同時に竜王がノエルを従わせる為の脅迫材料になってしまう。しかし最後はノエルの重荷になる事を拒み、ナーシェスを殺害してノエルに感謝しつつカフィンと共に死亡した。別の展開ではカフィンと結託して、ノエルが主人公と旅立つように仕向けるエンディングもある(但し、このエンディングの為にはソウルイーター戦の応援に行ってはいけない。その上で竜王を最終決戦前に倒す必要がある)。 カフィン 露出過多な格好で色気を振りまく魔法戦士。今では珍しい純血のダルケニス(吸血種族)であり、そんな自分にも分隔てなく付き合ってくれたノエルを心配して彼女に同行する。派手な格好に反して慎重な性格。レムオンの母であるカミラの母であり、レムオンにとっては祖母に当たる(最後のノエル戦でレムオンがパーティ内で最も親密度が高い場合に判明)。また、過去にアンギルダンと公私にわたるパートナーであったことがあり、当時は二人一組で『紅の双星』の異名で呼ばれていた。 ナーシェス エルフには稀な竜教神官。竜王の意向に従って行動することを第一としており、ノエルを無限のソウルとして成長させるべく、その旅に同行する。ノエル一行の中でも浮いた存在で、彼の言動は温かみのある他メンバーとは一線を画した冷たさを見せる。その正体は何千年も前から歴史の裏で暗躍してきた竜王の忠実な従者。世界のバランスを覆しかねない主人公への対抗手段としてノエルを鍛えることが目的だった。展開次第では神となったエルファス(もしくはバロル)をも倒した主人公を抹殺する為、レイヴンとカフィンの命を盾にノエルに戦いを強要するが、レイヴンに反抗されて死亡した。 ゴブゴブ団☆ ロストールで聖杯を盗み出したゴブリン達。勢い任せな団長のガント、食いしん坊のオルナット、気弱なマルーンの3匹で構成されている。ゴブリンでありながら正式にギルド登録されているれっきとした冒険者。「聖杯が自分達を幸せにしてくれる」と思い込んでおり、聖杯強奪後、人間の言葉を話せるようになる。三人とも語尾に「ゴブ」を付ける他、ガントは「む」が口癖。「王城のある大都市」ではゲーム開始から間もなく主人公達と因縁を持ち、特に相方のアイリーンは「ガサツ女」と呼んで恐れる。また、マルーンは主人公に人質ならぬ「ゴブリン質」にされた事もある。主人公とは幾度も戦うことになり、序盤の強敵である。戦う度に強くなっていくが、負けてもゲームオーバーにはならない。聖杯を奪還するイベントが発生すると主人公達と和解して以後対峙しなくなる。ティアナが闇落ちした場合、何故かリューガ邸にいる。アイリーンEDではちゃっかりオッシの道場に居ついている。 インフィニット以降では彼らとのエンディングも作られているが、アトレイアがキーパーソンとして必要である関係上、ティアナが闇落ちする必要がある。
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