パーン一行とは? わかりやすく解説

パーン一行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 03:59 UTC 版)

ロードス島戦記の登場人物」の記事における「パーン一行」の解説

パーンロードス島戦記1-5巻、及び7巻の主人公自由騎士として活躍し、後に「ロードスの騎士」の称号与えられる風の精霊王が封じられた塔に残されていた魔法の武器防具一式装備しており、それは対精霊王用の武具鎮めるものサプレッサー)」であったことが『魔法戦士リウイシリーズ明かされる。 元は「TRPGリプレイ第1部」のプレイヤーキャラクター。『コンプティーク連載時プレイヤー北川直。名前の由来は明らかではないが、他のプレイヤーからは、アン・マキャフリイ小説パーン竜騎士』との関連問われていた。通称「無理・無無謀暴走戦士」。 ディードリットロードス島戦記」のヒロイン存在帰らずの森出身ハイエルフで、人間から見ると不老不死等しいほど長命なことから「永遠乙女」とも呼ばれる閉ざされエルフ世界の外を見るため帰らずの森を出、パーン達の旅に同行しその後絶えパーン行動を共にしている。 ハイエルフであるため精霊との親和性が非常に高く、「炎の魔神事件では古の契約縛られていた風の精霊王「ジン」と「破壊の炎」を司る精霊王「エフリート」を解放しハイエルフの間でも伝説化していた「再生の炎」を司る上位精霊フェニックス」を目の当たりにすることになる。 「ロードスの騎士」に寄り添うエルフ美姫として、自身もまた伝説的な存在となっていく。 元は「TRPGリプレイ第1部」のプレイヤーキャラクター。『コンプティーク連載時プレイヤー山本弘トラップトリック見破るのが巧み出渕裕イラスト紅一点だったことにより人気票が集まったエト パーン友人至高神ファリス神官カーラとの対決後は、仲間別れてヴァリスファリス教団復興尽力し、後にヴァリス国王となる。神官王とも呼ばれる。 元は「TRPGリプレイ第1部」のプレイヤーキャラクタースレイン パーン故郷ザクソン隠遁生活送っていたアラニアの「賢者学院出身魔術師スターシーカー(星を探す者)を名乗り魔術師ならではの奇行癖もあり周囲からは変人見られていた。 無謀とも言えるパーン達の行動を心配して旅に同行カーラとの対決後はレイリア保護のため共にアラニア帰還、後にレイリア結婚する英雄戦争時のヴァリスにてフレイム宮廷魔術師招かれ一旦は固辞ザクソン相談役として自治指導していたが、火竜山での戦いハイランド公国紛争尽力した後、パーンカノン自由軍に参加するのを見届けて、ついにその座に就く。 元は「TRPGリプレイ第1部」のプレイヤーキャラクタープレイヤー連載版・文庫版ともに吉岡太郎薀蓄好きはそのプレイスタイルに由来する。「ですよお〜」という間伸びした口調。非常にのんびりした性格で、連載時欄外キャラ紹介GMイライラさせると書かれるほど。他のプレイヤーからは「腐れ魔法使い」と呼ばれていた。名前の由来RPG小説ドラゴンランス』の登場人物レイストリン・マジェーレから[要出典]。 ウッド・チャック アラニア首都アラン盗賊ウッド・チャック通り名であり、ジェイ・ランカードという本名を持つが、本名の姓は虚栄心から自分付けた物である。 若い頃盗みにより逮捕され22年牢獄生活を送っていた。アラニア王子誕生恩赦により出所したところでパーン達と出会い以後の旅に同行するブランクはあるもののパーティでは一番世俗的な知識経験長けており、情に厚い一面もある。しかし自分将来対す危機感からか金銭野心などに固執する面もある。 後に、カーラ力を得ようとした(OVAではカーラ魔力残っていたサークレットギムの死を嘆いた隙を突かれ無理矢理はめられた)が失敗しカーラに体を支配されてしまう(ウッド・チャック宿主とした状態のカーラは、便宜上「ウッド・カーラ」と呼ばれている)が、パーンたちの活躍により解放された。 元は「TRPGリプレイ第1部」のプレイヤーキャラクターカーラサークレット奪ってその力を得ようとする結末は、プレイヤー行動よるものらしい(雑誌掲載はされなかった)。 ギム 北のドワーフ族出身で大ニースとは幼なじみ歴戦戦士レイリア失踪時出来事に関して強い責任感じており、ついに捜索の旅に出る。 途中でパーン達と同行することになったが、常にレイリア捜索優先していた。パーティ主戦力として力を発揮していたが、静寂の湖におけるカーラとの対決死亡したドワーフらしく細工の腕が巧みであり、その最後作品となった髪飾りスレインの手からレイリアへと贈られた。 元は「TRPGリプレイ第1部」のプレイヤーキャラクタープレイヤー安田均。名前は『指輪物語』のギムリから。 レイリア ニース養女マーファ神官であったが、神殿侵入した灰色魔女カーラ倒したため憑依される。パーンらの活躍解放され、その縁で魔術師スレイン結婚し、娘ニースをもうける。 ある冒険者達破壊神カーディス教団最高司祭にして「亡者女王」と呼ばれたナニール復活阻止した際、その魂を宿し冒険者友人である騎士ピートの娘として生まれたのがレイリアである。彼女は大ニース元に預けられ養母信仰の力によって本来の魂はナニールの魂に喰われることなくナニールの魂は眠ったまま娘ニースの魂として受け継がれ生まれる。 憑依伴ってカーラの持つ古代魔法王国時代からの記憶知識解放後保持しており、普段封印しているが必要に応じてその一端のぞかせるウッド・チャック解放された後、彼女は自らの意思カーラの額冠を再び身に着ける今度支配されることはなく、カーラ眠りにつくこととなった。彼女はいずれ自らが最期迎え時にマーファ降臨願いカーラの魂を解放するつもりでいる。 フォース ライデン盗賊ギルドギルドマスター養子で、養父裏切り殺害して新たなギルドマスターとなった男の追っ手から逃れるためにシュードと名乗り義兄サーディーデニとともにフレイム傭兵隊身を隠していた盗賊吟遊詩人。「優男」という二つ名を持つ美男子。後に裏切り者の男を殺害しライデン盗賊ギルド再興しギルドマスターになる。過去体験から「女は毒使いだ」という偏見を持つ極度女嫌いで、女性に近づかれることさえ嫌がる。 デニの他に2人の兄がいたらしく、名前の由来は「4番目」から(ただし、これは小説版作られ後付け設定)。 アシュラム一行との戦いでは、スメディ倒されシーリスに気を取られた事が、無二の親友マーシュ死につながったフォースは「やはり女は疫病神だ」と激しく後悔した。 「TRPGリプレイ第2部」では、プレイヤーキャラクター一員プレイヤースレインと同じ吉岡太郎女嫌いという設定魅力 (Charisma)の数値高かった事をプレイヤーネタしたものデニ 本名サーディー義弟フォースとともにフレイム傭兵隊身を隠していた盗賊両手に2本の小剣持って戦い、「両腕落とし」という二つ名を持つ。小柄で醜い容貌。「砂塵の塔」探索途上砂漠怪物砂走り」に襲われ命を落とすマーシュ フレイム傭兵隊所属する巨体戦士。「斧使い」の二つ名を持つが、「砂塵の塔」の探索以後は、塔の武器庫見つけた魔法大剣武器とする。 後にフォース補佐役としてライデン盗賊ギルド幹部になるが、フォース庇ってスメディ殺されるセシル フルネームセシル・ファーレンススレインザクソン自治活動指導していた時、押しかけ弟子となった魔術師。元々はアラニア貴族家系生まれた美し金髪持ち女性的な容貌男性だが、そのコンプレックスから男性であることを必要以上に強調する言動を取る。短気かつ直情的な性格で、スレインからは「昔のパーンにそっくり」と言われている。パーンから剣を教わり、並の戦士充分渡り合えるほどの技量を持つため、戦いの際には魔法使わず白兵戦挑むことが多い。スレインザクソン去った後は、彼の後を引き継いで相談役となった。 「魔獣使い」と呼ばれる女性エレーナ知り合い心惹かれるが、彼女とは「最も親し友人」以上の関係には進まず最終的にエレーナ別の男性結ばれるなど、女性関係では不器用報われない側面描かれている。 アラニア内戦終結後ザクソン自治領扱いについて、併合しようとするロベス王に最初反発するものの、スレイン勧め受け入れザクソン伯爵叙爵されて(後に侯爵へ陞爵)、実質的に従来通り自治継続させるまた、アラニア宮廷魔術師兼任することになる。しかし後に王都アラン不可解な死遂げ以降50年以上に亘ってザクソン始めとする北部アラニアは新領主拒否し、再び完全な自治状態になる。 元は「TRPGリプレイ第2部」のプレイヤーキャラクター耐久力 (Constitution)の能力値最大値であり、魔術師ありながら戦士並みヒットポイントを誇るため、魔法よりも殴り合いを好むプレイスタイルとなり、それが上記性格の基となった文庫版では「クレバー」をモットーにしているが、結局その行動原理はほとんど変わっていない。 オルソン シーリス相棒傭兵優秀な精霊使いとしての素養があったが、幼い頃妖魔たちに最愛の姉を惨殺された事で、怒り精霊フューリーとりつかれた狂戦士バーサーカー)となる。アシュラムに魂砕きで斬られた事と水竜エイブラの咆哮受けた事によりフューリー支配逃れ一時的に狂戦士ではなくなるが、シーリス危機を救う為自ら望んで再び狂戦士化し女戦士スメディ精霊使いアスタール道連れにして死亡。その亡骸シーリスの手により火竜山の山肌埋葬された。OVA版では戦死せず、仲間達と共にパーンディードリットを見送る。 元は「TRPGリプレイ第2部」のプレイヤーキャラクター。『コンプティーク掲載時のリプレイでは、個性付けのため『ジョジョの奇妙な冒険』ディオ・ブランドー模した「ウリィィィ!」という雄叫びとともに剣を振るう小説版では狂戦士化した時のみに叫び、「リィィ」に変更されている)。シューティングスターとの戦い前にアシュラム配下戦士戦って死亡レイリア蘇生魔法ウィッシュ(神に祈願して望み通り奇跡起こす高レベル呪文)の魔法をかけるが、どちらも判定(独自の追加ルール)に失敗し死亡確定するオルソンプレイヤーは、その後しばらくパーンPCとして使用する)。その後「魂の水晶球」の力で復活したか否か不明、という結末だったが、「TRPG第3部」ではルード解放軍リーダーとして登場、シャイニングヒルでの戦いで戦死して真騎士」の称号得ている。口癖は「だよ〜ん」。後にプレイし直し文庫版第2部ではシューティングスター戦にパーンディードリットはおらずPC勢の戦士(オルソン・シーリス・マール)は全滅するが、レイリア魔法と魂の水晶球全員復活している。文庫版クラスウォリアーシーリス カノン貴族出身の女傭兵オルソン相棒としていた。後にレドリックの妻のハイランド王妃となり、火竜乗るうになる父親カノン近衛騎士隊長レオナーの剣の指南もしたウェイマー・ラカーサ伯爵。 元は「TRPGリプレイ第2部」のプレイヤーキャラクター文庫版クラスウォリアーホッブ フレイムマイリー神殿司祭。「勇者導き手」と呼ばれカシュー王信任厚く砂漠の民気性もありその神殿ロードス一の規模成長したその実力から将来マイリー教団次代大司祭最高司祭)と目されていたが、マーモ黒衣将軍アシュラム人柄に惹かれ彼の支配王錫探索の旅に付き従う。自らが勇者見込んだアシュラムが、カシューとの一騎打ち敗れた後に卑怯な行動取りそれを恥じて火竜山の火口身を投げたことで、自らの信仰信念大きく揺るがされ、改め「勇気」と「勇者」を考え直すために、パーン忠誠誓いその旅に同行してカノン自由軍によるカノン解放運動にも参加した邪神戦争終結時、パーン勧めによって、新天地目指すアシュラム再度勇者として従いロードス島離れたシャリー ホッブ弟子で、フレイムマイリー神殿侍祭妙齢女性。「太守秘宝探索の旅ではパーン側につき、アシュラム付き添うホッブとは敵同士の関係になった魔竜騒動の後、ホッブパーン冒険に従うことになったため、フレイム戻り彼の神殿引き継ぐことになる。シャリー本人は、ホッブ神殿戻ってくることを願っており、あくまで神殿留守を預かっているという考えであったため、その実力にもかかわらず司祭就任固辞し侍祭地位とどまり続けていた。だが邪神戦争終結後ホッブロードス島離れてしまったため、この願い叶えられず、最終的に司祭就任することを了承する。 「TRPGリプレイ第2部」では、NPCながらプレイヤーキャラクター達のパーティーメンバーであった文庫版では、途中でPC達がマーモ海賊船に捕まる中、マールひとりだけ逃亡成功したため、一時的にマールプレイヤーシャリーとして参加普通に話して語尾無理矢理「だわ」「わよ」「ですわ」などと付け口調になったマール アレクラスト大陸から渡ってきたグラスランナー本職吟遊詩人らしいが、盗賊業も得意としている。すでに成長した男性ではあるが、種族の特徴でもある人間から見れば子供のような容姿と性格が、詩人として盗賊としても仕事助けとなっている。ロードス島渡った噂される「大陸最強剣士剣匠ルーファス消息求め彼のサーガ完結させるため、ロードス島にやって来た。しかし、パーン一行と知り合い新し英雄伝説誕生に心惹かれパーン同行することになる。パーンのもとでカノン自由軍のカノン解放運動参加した邪神戦争終結時、新たな冒険興味惹かれホッブとともにアシュラム付き従いロードス島離れる性格グラスランナーらしく陽気で好奇心旺盛危険なことは嫌いであるが、新しい冒険興味がわいたらお構いなしについて行く。 元は「TRPGリプレイ第2部」のプレイヤーキャラクター。「ハーフリング・ソング」(小坂一也青春サイクリング」の替え歌)、「降伏勧告バラード」など数々の「持ち歌」を誇る(美声であるが音痴らしい)。連載版のクラスハーフリング文庫版では、フォースの他に2人目のスカウト要らないということで、クラスウォリアーになった

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