精霊王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:31 UTC 版)
イセリア・シーウォード 〈精霊剣舞祭〉決勝の舞台である廃都〈メギドア〉の地下通路でリンスレットが出会った、レスティアやエストと同じ高位精霊の少女。 正体は〈水の精霊王〉イセリア・シーウォード本来の人格を持つ写し身で、本来の力はほとんど持っていないが、11巻で〈封破の儀〉によって解放され記憶を取り戻した時点でも、一瞬でクレアとエリスの神威を回復させるほどの力がある。 3年前にカミトによって〈この世ならざるもの〉から解放された後から、対象を限定して封印する固有結界によって廃都〈メドギア〉の地下通路に閉じ込められており、記憶を失った状態で過ごしていた。ただし、地下通路の壁に刻まれている歴史を暇つぶしに読んでいたため、知識は豊富。 記憶と本来の力を失ってはいたが、自身の名である〈水の精霊王〉の真名〈イセリア・シーウォード〉の名前を覚えていたため、自分の宝物として大事にしている。 カミトのことを〈魔王の後継者〉と呼んでいる。 アレクサンドロス 〈聖の精霊王〉。人間界に最も影響力を持つ精霊王で、〈五大精霊王〉の盟主。 3年前にカミトが精霊王の暗殺を試みた際に、居るはずの玉座に存在しなかったが、長らく詳細は不明だった。しかし、本編の千年前にゾルディア王国の英雄だったスライマン・イェルシオンが処刑される間際に語りかけ、この世ならざる〈奇跡〉の力を用いれば、スライマンの愛した少女イリスを蘇らせることが出来ると告げ、その力を与える代償としてスライマンに世界に破滅と混沌をもたらす〈魔王〉となれと告げて、契約に応じたスライマンに〈奇跡〉の力を与えて、大陸に破滅と混沌をもたらした。 そして本編の24年前に〈精霊剣舞祭〉に優勝し真宰殿にやって来たグレイワースに語り掛けて、戦乱のない世界を願うグレイワースの心の隙をついて盟約を交わし、〈精霊王〉の奇跡の力の正体である〈異界の闇〉をグレイワースに埋め込んだ。そして、15年前に〈精霊剣舞祭〉に優勝し〈精霊王〉の真宰殿にやって来たユグドレア(後のルーリエ)に語りかけ、ユグドレアに自身の本体を解放させた模様。以降は神聖ルギア王国を陰から操って、千年前と同じく大陸に混沌と破滅をもたらそうとしていたが、その真意は世界の安定を司る〈精霊王〉を不安定な状態にした上で、千年前に自身の魂を埋め込んだ〈聖女〉アレイシア・イドリースの肉体を〈魔王の墳墓〉の巨大な〈精霊鉱石〉のクリスタルから解放し、自分以外の四人の〈精霊王〉を贄として〈異界〉の〈門〉を開いて、〈天使〉たちが守っている〈根源〉の力を手に入れて、人間界と〈元素精霊界〉を滅ぼして争いの無い新たな世界を創造するというものであった。 〈聖王宮〉の頂上に到着したカミトと交戦し彼を追い詰めるが、レイハたちが大陸中の姫巫女たちに呼びかけて〈精霊王〉を安定させる祈祷を行ったことで、一時的に〈精霊王〉たちが安定した隙にカミトがエストとレスティアの魔装融合を行って出現させた〈魔王の聖魔剣(デモン・ブリンガー)〉を見て初めて驚愕し、破滅の光〈輝く星、天より堕ち(グラン・ネメシス)〉を浴びせるが両断された上に、カミトの〈魔王の聖魔剣〉の攻撃に自身の聖剣〈テルミヌス・エスト〉に亀裂が生じて、それでも〈天使〉の力でカミトを消し去ろうとするが、クレアの〈異界〉の焔の援護でカミトが繰り出した〈絶剣技〉の神域ノ型〈烈華螺旋剣舞・無限解放(アンリミテッド)〉を喰らって敗北し、消滅する間際に自身が間違っていたことを悟って消滅した。 ヴォルカニクス 〈火の精霊王〉。 11巻で〈五大精霊王〉の中で最も異界の闇に汚染させていることが、イセリアの口から語られた。11巻終盤まで活動停止状態にあった。 この精霊王がクレアを供物に求めたことが、ルビアに精霊王の殺害を踏み切らせた原因である。 17巻では頭に二本の角が生えた少女の姿で登場し、ミレニアが主と呼ぶ存在との盟約によって縛られていた。最終決戦ではミレニアの一体に武器として使役されるが、ルビアの決死の呼び掛けてルビアとの記憶を取り戻し、倒れたルビアを抱き起してフィアナとエリスに治療を頼むが、〈聖王〉アレクサンドロスからの攻撃に晒されて、ルビアと共に〈元素精霊界〉の森に落下する。そして、ルビアが目覚めると自分と再契約して共に罪を償おうと告げられて、ルビアと再契約する。そして、〈聖王宮〉の手前で立ちはだかった〈風の精霊王〉ベルファール・シルフィードの化身をクレアたちと共に倒した。しかし、カミトたちが〈聖王〉アレクサンドロスを消滅させても、本体が〈門〉にされて消滅したことで大幅に弱体化して、強大な火の精霊の一体でしかなくなった。 ロッド・ギア 〈地の精霊王〉。数千年前の〈精霊戦争〉終結後、〈闇の精霊王〉の重臣だったバハムートに呪いをかけてケルブレス山脈に封じた。 最終決戦では、本体が〈門〉にされたことで理性を失った岩の巨人の姿の化身としてアレクサンドロスの命令のままにカミトたちの前に立ちふさがって、〈レヴァナント〉を破壊した。しかし、グレイワースたちと交戦中に駆け付けた〈竜王〉バハムートがグレイワースたちに加勢したことで形勢が逆転し、グレイワースとレオノーラの〈絶剣技〉で倒された。その後、カミトたちが〈聖王〉アレクサンドロスを倒した後に正気に戻ったが、本体が〈門〉にされて消滅したことで大幅に弱体化して、強大な地の精霊の一体でしかなくなった。 ベルファール・シルフィード 〈風の精霊王〉。カミトが〈闇の精霊王〉に魂を侵食され始めたことで夢として体験した〈闇の精霊王〉の記憶の中では、風を纏う魔槍を構えた、二十歳くらいの碧玉の髪の女性として登場している。 最終決戦では、本体を〈門〉にされたことで、理性を保ちながらもアレクサンドロスの命令のままに翡翠色の髪の少女の姿で〈聖王宮〉の前に立ちはだかってクレアたちと交戦し追い詰めるが、クレアたちの加勢に現れたイセリアとヴォルカニクスの助力で形勢が逆転し、クレアたちに倒された。その後、カミトたちが〈聖王〉アレクサンドロスを倒したことで正気に戻ったが、本体が〈門〉にされて消滅したことで大幅に弱体化して、強大な風の精霊の一体でしかなくなった。 レン・アッシュドール 歴史から存在を抹消された〈闇の精霊王〉。外見は、玻璃細工のように華奢な手足に童女のように小柄な体格をした、レスティアと同じく美しい夜色の髪に金色の瞳に漆黒の翼の生えた少女。 かつて他の五柱の〈精霊王〉と共に〈根源〉への〈門〉を開き、真なる〈闇〉の元素を盗み出して自身の力としたが、それ故に最初に狂乱し始めた。それが原因で勃発した数千年前の〈精霊戦争〉で、〈五大精霊王〉に戦いを挑むが敗れ、死の間際に最後の理性で狂乱した自身を解放させる為に、自身の力を人間の男性に転生させる魔術を使用した。転生体のことを〈魔王〉と呼び、カミトが該当する。 〈元素精霊界〉での最終決戦で、カミトが〈星の天使〉によって具現化された〈魔王〉スライマンに重傷を負わされると、遂にカミトの魂を支配し、精神世界でカミトと対面する。しかし、実はカミトと対面したのはレン・アッシュドールの化身である最後の意志の残滓であり、〈異界の闇〉に関する一連の過去の真実を伝えた後、〈異界の闇〉に侵蝕され狂乱した〈闇の精霊王〉の本体を解放して〈闇の精霊王〉の力と意志を継承してほしいとカミトとレスティアに頼み込む。そして、クレアの助けで狂乱した〈闇の精霊王〉を滅ぼしたカミトに〈闇の精霊王〉の力と意志を、レスティアに〈闇の精霊王〉の知識を受け継がせることに成功し、カミトの〈神威〉の一部となった。そして、宿敵アレクサンドロスが滅びるのを見届ける為に最後の力でカミトの〈神威〉に縋り付いていたが、カミトが〈聖王〉アレクサンドロスに追い詰められたことで、エストとレスティアの魔装融合をカミトたちに提案し、〈精霊王〉の秘奥である魔装融合の業をカミトとレスティアとエストに伝授すると、力を使い果たして消滅した。
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精霊王
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「劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える」の記事における「精霊王」の解説
ガオナイト ガオイーグル、ガオシャーク、ガオバイソン、ガオタイガー、ガオエレファント、ガオコングが合体した炎の精霊騎士。同じゴリラ型のガオゴリラを核としたガオマッスルが怪力と耐久力を活かした肉弾戦を主体としているのに対し、ガオナイトは騎士の名の通り、槍を主体としている。 必殺技はエレファントソードから光の剣を延ばし、敵を5回滅多斬りにする森羅万象!ビッグバンファイナル。居合い斬りも必殺技級の威力を持つ。必殺技は実際にスーツアクターの横山が剣を回している。
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精霊王(アルティメット)
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六属性それぞれの頂点に立つ人間。属性王とも呼ばれる。究極の魔力を持ち、人には許されないはずの「銃無しで魔法を撃つ」という行為を可能とする。各属性につき1人しか存在できず、王座は先代の死によって受け継がれる。その多くが「血の精製機関」において、血統操作により特定の属性の素養を徹底的に純化させられることで誕生している。また、完全な純血を持たない者であっても、後天的に血を濃くすることで精霊王とすることができる。しかし、血の濃さはそれが先天的なものであれ後天的なものであれ、心身に歪みをもたらすことがままある。水の精霊王は今も封印されているメルメットの王女であるため、新たに誕生することはないと言われている。なお、 精霊王はデスパニックを起こしても死なず、その時の記憶が欠落するだけである。
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精霊王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/14 16:10 UTC 版)
精霊たちの王。クレメイアと同じく頭に6枚の翼を持つ。クレメイアの創造者。
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精霊王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 02:25 UTC 版)
「ドラゴンクエスト モンスターパレード」の記事における「精霊王」の解説
ニエバの森に住んでいる王。闇の王とは対となる存在で、次代の精霊王の器として主人公を生み出した(そのため、主人公と精霊王は容姿が似ている)。闇の王の一件の後は次代の精霊王となる主人公に力を与え、消滅した。
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