スライマン・イェルシオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:31 UTC 版)
「精霊使いの剣舞」の記事における「スライマン・イェルシオン」の解説
本編の千年前にゾルディア王国辺境の小さな村に生まれた精霊使いの少年で、カミトと同じく〈闇の精霊王〉の転生者。当初は善良な性格で、人間に仇をなす魔獣や精霊と戦って多くの武功を立てて、やがて英雄と称賛されゾルディア王の一人娘を妻に迎えるまでになる。しかしスライマンを妬む者たちが、王女と結婚した数年後にスライマンがゾルディア王国と敵対していたエルフの少女イリスと愛し合い、子供までなした事実をつきとめてゾルディア王に密告したことで、イリスの住むエルフの村は焼き払われ、イリスとその子供は殺されてしまう。激怒したスライマンはゾルディア王国に反旗を翻し、数ヶ月にわたる戦いの末に捕らえられて、拷問を受ける。そして、民たちの前に引き出されて、かつて自分を讃えていた民たちが一転して自分を罵る姿を見て絶望の淵に立った時、〈聖王〉アレクサンドロスが呼び掛けてきて、自分と契約してこの世ならざる〈奇跡〉の力を得られればイリスを蘇らせることが出来る上に自分に更なる力を与えるだろうと告げられて、その代償として自分がこの世に破滅と混沌をもたらす〈魔王〉となれという条件を受け入れた。そして、〈聖王〉と契約したスライマンは〈奇跡〉の力を得て、ゾルディア王国の王と妻であった王女と家臣たちと民たちを皆殺しにして、イリスを精霊として蘇生させた。
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