絶剣技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:31 UTC 版)
カミト、グレイワースが使用する剣技。いくつかの型があり、現在ではレン・アッシュベル(カミト)の剣技として知られているが、元々はグレイワースの剣技である。強力だが肉体にかかる負担も大きく、現在のカミトも満足に使いこなせていない。カミトはグレイワースから伝授されたが、その修行内容はかなり理不尽だったらしく、その時のことはあまり思い出したくない模様。 剣術と神威を組み合わせた剣技だが、中には精霊魔術を組み込んだものも存在する。その為、神威を大量に消費するので、神威の消耗によって闇の精霊王に肉体を蝕まれてしまうカミトにとっては諸刃の剣である。 8巻終盤で精霊使いの力を失ったグレイワースは使用できなくなったが、14巻終盤で全盛期の力を取り戻したことで再び使用できるようになった。 最終決戦後はグレイワースの指導でレオノーラも教わっている。初(はつ)ノ型〈紫電〉 部位破壊剣技。実際はただの突き技だが、極めれば別次元の技になる。 カミトが初めて受けた絶剣技であり、3年前の〈精霊剣舞祭〉でヴェルサリア・イーヴァを倒した技でもある。 漫画版では、狂乱した魔精霊に使用した。初(はつ)ノ型〈紫電・覇竜ノ爪〉 レオノーラの<竜の血>によって強化された紫電。地の精霊王との戦闘中に即興で教わった絶剣技。 二ノ型〈流星〉 紫電の派生系剣技。絶剣技の中でも随一の威力をほこる。 神威に下向きの指向性を持たせて一気に解放して放つ技。 三ノ型〈影月円舞〉 片足を軸にして旋風のような回転切りを放つ対集団戦用の広域殲滅剣技。 〈嵐の如き乱舞(テンペスト)〉では〈四神(スーシン)〉のラオとリオンの精霊魔装を破壊し、シェーラ・カーンが召喚した大量の魔精霊相手に使用された。三ノ型・甲種〈影月円舞・大双輪〉 カミトがグレイワースとの戦いを経て編み出した二刀流アレンジ技。双剣による無数の斬撃で攻撃する。 〈ゾハール〉内でのネペンテス・ロアとの戦いで使用。 三ノ型・乙種〈影月円舞・燕返し〉 カミトがグレイワースとの戦いを経て編み出した二刀流アレンジ技。瞬時に刃を返し、一閃する。 〈ゾハール〉内でのネペンテス・ロアとの戦いで使用。 四ノ型〈焔切り〉 斬撃の旋風に炎を巻き込み吸収し、精霊魔装に炎属性を付与する対炎属性の特殊剣技。 クレアやルビアの使用する「エルステインの焔」には通用しなかった。 六ノ型〈砕破の牙〉 刃を通じて衝撃を貫通させる邪剣に属する武器破壊剣技。 〈嵐の如き乱舞(テンペスト)〉では、〈四神〉のハクアの精霊魔装を破壊した。 七ノ型〈咬竜(こうりゅう)〉 対空絶剣技。 紫電の発展形で、敵を真上に斬り上げる。 グレイワースの〈流星〉に対して使用したが、不完全に発動したため押し負けてしまった。 破ノ型〈烈華螺旋剣舞〉 対精霊用の破壊剣技。○○連と連撃で繰り出されている。本来は二刀流の技だが、カミトは一刀で使用する。 グレイワースに「森にキノコ狩りに行く」とだまされて連れて行かれ、魔神級精霊と戦った時に会得したらしい(カミト曰く「会得していなければ死んでいた」とのこと)。 絶剣技の中でも肉体にかかる負担が多大で、カミトも連続で出すのは2回ぐらいが限度である。 絶剣技の最終奥義は後述の天絶閃衝だが、カミトが最後の決め技とするのはこの剣技であり、ネペンテス・ロア、シェーラ・カーン、ヴァララカール、レーヴァティンと言った強敵を倒した。 12巻では、闇属性の雷撃とともに放つ〈烈華螺旋剣舞・十八連・雷火〉を使用した。 最終決戦では無限に等しい斬撃を放つ神威ノ型〈烈華螺旋剣舞・無限解放(アンリミテッド〉で決着をつけた。序ノ型 〈桜乱烈華〉 破ノ型に連なる番外の技。〈烈華螺旋剣舞〉の修得の要となる対人用バージョン。 異ノ型〈氷雨羅刹〉 グレイワースが使用した精霊魔術を組み合わせた剣技で、カミトには素質が無かったため継承されていない剣技。 氷の蔦を這わせ、そこから鋭い棘に変化させ攻撃する。 霞ノ型〈水影鏡〉 神威の残滓を作り、回避をする。 閃ノ型〈死蝶閃舞〉 神速の反撃(カウンター)を放つ剣技。 カミトは幼少のころに何度も見ていたため、致命的な一撃は回避することができた。 終(つい)ノ型〈天絶閃衝(ラスト・ストライク)〉 絶剣技の最後の奥義で対精霊使い用の剣技。相手の攻撃を防御しつつ儀式神楽によって神威に干渉、吸収しカウンターとして相手に叩き込む技。未熟なものが使えば使い手の肉体を破壊してしまうらしい。 精霊剣舞祭決勝戦前にグレイワースからカミトに伝授された。10巻で、カミトはレオノーラとの戦いで初めて使用し、ルビアとの戦いでは〈魔王殺しの聖剣(デモン・スレイヤー)〉と〈真実を貫く剣(ヴォーパル・ソード)〉を使用した〈天双絶閃衝(ラスト・ストライク・デュアル)〉を使用し、ルビアの〈神殺しの焔〉を粉砕した。 双剣ノ型〈紫電・改〉 レスティアを取り戻したカミトが使用した。 双剣を交叉させ、2本分の紫電を放つ。 虚(うつろ)ノ型〈破魂絶壊〉 精霊使いにとって最も重要な神威の循環を司る経路を完全に破壊し、精霊使いとしての再起を完全に絶つ。グレイワースによって禁じられた技。
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