格とは? わかりやすく解説

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かく【格】

読み方:かく

[音]カク(漢) コウカウ)(慣) ゴウガウ)(慣) キャク(呉) [訓]いたる いたす ただす

学習漢字5年

[一]カク

組成され物事本質をなすもの。「骨格人格・性格・体格

そのもののかもし出すすぐれた個性。「格調品格風格

がちっとはめこまれ一定の規則基準地位等級など。「格外格式格別家格規格厳格資格失格昇格正格適格同格破格別格本格

本質までつきつめる。いたす。「格物致知

止める固定する。「格納

(「挌(かく)」と通用取っくみ合う。うつ。「格技格闘

文法で、自立語の関係を表す語。「主格賓格目的格

[二]キャク法令。「格式

[三]コウ・ゴウ〉細い木を方形組み合わせてつくったもの。「格子(こうし)・格天井(ごうてんじょう)」

名のりきわめ・ただ・ただし・つとむ・のり・まさ


かく【格】

読み方:かく

地位身分また、等級。「—が上がる」「—が違う」「グループのリーダー—」

物事仕方流儀

「その—で行くと川へ落ちれば必ず死ぬ事になる」〈漱石吾輩は猫である

決まり規則法則

「—ニハズレル」〈和英語林集成

case文法で、名詞・代名詞形容詞などが文中においてもつ他の語との関係。主格所有格目的格など。いくつの格が立てられるかは言語によって異なる。

論理学で、三段論法形式大前提小前提に共通の媒概念中概念)の位置によって定まる


きゃく【格】

読み方:きゃく

⇒かく


きゃく【格】


こ【格】

読み方:こ

障子や格(ごう)天井などの骨組みのように、縦横組んだもの。

階段やはしごなどの、足を掛けて上り下りするための横木

碁盤将棋盤縦横引いてある線。


こう【格/較】

読み方:こう

〈格〉⇒かく

〈較〉⇒かく


読み方:キャク(kyaku)

律令不備補い部分的に修正するため、詔・勅太政官符によって発布されたもの。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 04:56 UTC 版)

(かく、英語: Case)とは、名詞代名詞形容詞分詞などに付与されて、その語を含む句が持つ意味的・統語的な関係を示す標識の体系で[1]:1、語形を決める文法範疇・素性の一つである[2]:200


  1. ^ なお、これら5言語にも次のように優勢な語順というものは存在する。ドゴン語ジャマサイ方言とマバ語: SOV型; シルク語: SVO型; ナンディ語とマサイ語: VSO型[3]
  2. ^ ギリシア語 aitiatikē には複数の意味があり、ディオニュシオスは「影響された」という意味で用いたのだが、レンミウスは「訴えられた」という意味と誤解して、accusativus「告訴の」を訳語として選んでしまった[5]:14
  1. ^ a b Blake, Barry J. (2001). Case. Cambridge: Cambridge University Press 
  2. ^ a b 亀井, 孝、千野, 栄一、河野, 六郎『言語学大辞典〈第6巻〉術語編』三省堂、東京、1995年。 
  3. ^ Dryer, Matthew S. (2013) "Order of Subject, Object and Verb". In: Dryer, Matthew S.; Haspelmath, Martin, eds. The World Atlas of Language Structures Online. Leipzig: Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology. http://wals.info/ 
  4. ^ a b c Creider, Chet A.; Creider, Jane Tapsubei (1989). A Grammar of Nandi. Hamburg: Helmut Buske Verlag 
  5. ^ a b Butt, Miriam (2006). Theories of Case. Cambridge: Cambridge University Press 
  6. ^ 宮岡, 伯人『北の言語 : 類型と歴史』三省堂、東京、1992年。 
  7. ^ WALS Online - Chapter Alignment of Case Marking of Full Noun Phrases”. wals.info. 2022年12月24日閲覧。
  8. ^ Verhagen, Pieter Cornelis (1994). A History of Sanskrit Grammatical Literature in Tibet, Volume 2 Assimilation into Indigenous Scholarship. Handbook of Oriental Studies. Section 2 South Asia. 8/2. BRILL 
  9. ^ 秋山, 学「慈雲『南海寄帰内法伝解纜鈔』の現代的意義 -「動詞語根からの古典古代学」に向けて-」『テクストたちの旅程-移動と変容の中の文学-』2008年、146-166頁、ISBN 9784903554273 
  10. ^ 漢語八囀聲學則 カンゴ ハッテンジョウ ガクソク
  11. ^ a b 服部紀子「江戸期蘭語学における日本語の格理解」『日本語の研究』13巻1号、日本語学会、2017年。NAID 130007051084。18f頁。



出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:43 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (カク) そのもの値打ちによってできた段階身分等級など。品格格式
  2. (カク) 文法において、名詞又は名詞相当語句が文の中で他の要素と結ぶ関係。ケース
  3. (キャク) 律令制において、律令規定補足改正するもの。
  4. コウ)木を縦横組み合わせて組んだもの。

熟語


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