変格

デジタル大辞泉

へん‐かく【変格】

読み方：へんかく

１ 本来の規則や形式に合っていないこと。変則。

２ 「変格活用」の略。

ウィキペディア

変格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/10/21 04:56 UTC 版)

変格（へんかく）は、変化を示す表現で、変化した後の状態を表す格である。「になる」「に変わる」という場合の「に」に当たる。独立の格としてはウラル語族に存在する。

概要

フィンランド語では様格と対をなす格と考えられており、変化の表現に用いられるほか、「（ある言語）で」、「･･･としては」などの意味を表現する。語尾は-ksiを用いる。

• pitkä「長い」→ venyi pitkäksi「長くなる」
• englanti「英語」→ englanniksi「英語で」
• pentu「(動物の)子供」→ Se on pennuksi iso「子供にしては大きい」
• musta aukko「黒い穴」→ (muuttui/muuntautui) mustaksi aukoksi「黒い穴に（なる）」
• kello kuusi「6時(に)」→ kello kuudeksi「6時までには」

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

変格

出典:『Wiktionary』 (2021/07/25 05:38 UTC 版)

名詞

変格 (へんかく)

1. 本来の形式・規則から外れた様式。
2. (文法) ハンガリー語やフィンランド語の格の一つ。変化を示したり「～で」「～としては」等の意を表す。
3. (文法) 「変格活用」の略。

発音^(?)

へ↗んかく

翻訳

• アイルランド語: áhrifsfall ^(is) 中性
• 英語: translative ^(en), translative case ^(en)
• エストニア語: saav ^(et), translatiiv ^(et)
• 中国語: 變格 ^(cmn), 变格 ^(cmn) (biàngé)
• ドイツ語: Translativ ^(de) 男性
• フィンランド語: translatiivi ^(fi)
• ロシア語: транслативный падеж ^(ru) 男性, транслатив ^(ru) 男性

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「変格」の例文・使い方・用例・文例

• 彼が大変格好良いので私は彼が大好きです。
• カ行変格活用という,動詞の活用
• ナ行変格活用という,動詞の活用
• 変格活用という,動詞の活用
• カ行変格活用という,動詞の活用形式
• ラ行変格活用という,動詞の活用
• サ行変格活用という,動詞の活用