形態素の表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 00:32 UTC 版)
朝鮮語新綴字法では変格用言を含めて形態主義的な表記法がより徹底され、同一の形態素は常に同一の形で綴ることにした。新たに作られた6字母は、主に変格用言の表記に用いられた(第3章第4節)。朝鮮語綴字法統一案以降、南北の現行正書法では、変格用言の音韻変化を実際の発音のままに綴ることになっているが、朝鮮語新綴字法ではこれらを1つの字母で表記した。例えば、「걷다」(歩く)は「-어」形が「걸어」となり、語幹末の終声「ㄷ」が「ㄹ」に交替する。南北の現行正書法では交替した音の通りに綴るのに対して朝鮮語新綴字法では単一の子音音素を抽象し、それを「ㅿ」で表記し「다、어」とした。
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